【Discussion!!】内燃機関の行く末は?2021年末版

2021年も12月になりました。もうコロナ禍に入って2年が経とうとしているんですね。学者さんが2年〜3年は収束にかかると言っておられましたが、まさか本当にかかるとは思っても見なかったし、まだまだ続くのかと思うとなんだか悲しい。このままつまらない年末を迎えるのでしょうか?

 

いいえ、そんなことはありません。monogressはあなたの心を暖かくする楽しい記事をバンバンと贈り続けます。誰がなんと言おうと、長期間休もうともmonogressの更新は続きます。明るい話題を振りまきます。きっとね!

 

今回は温かい冬を過ごすためにホットな振り返りをしてみたいと思いますよ(^^)ではご登場をお願いしましょう!

 

 


【monogress】 は、まこまちが執筆する”私が読みたい 旅と移住とカーライフメディア”を目指したブログ形式オリジナルメディアです。

モットーは”コダワリすぎて読みづらさ抜群の文章主体メディア”・・・日記とは違う、雑誌とも違う、オリジナルな読み物として、通勤中やお昼のお供に楽しんでいただければ嬉しいです。

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お久しぶりMeeting!!

マコ  こんにちわ!ボルボ大好き女子大生からプジョー娘になって、まあトータルでは輸入エステート好きを自負しているマコです!

エイジ 若いっていいですね(笑)皆様お久しぶりです。クルマといえばスウェーデン鋼板に穴が空くほど見つめるのが大好きなエイジです。

シンゴ 若いっていいね(泣)この先の人生設計が難しいと感じている、給料増えないサラリーマン、シンゴです。

マコ  シンゴさん、重たいです(。ŏ﹏ŏ)

シンゴ 本当なんだから仕方がない。政権が何度変わろうが給料が増えない。もう日本に飽きたよ(笑)

 

ーーーはい、年末恒例の 仮想座談会「Meeting!!」コーナーでございます。一部の方からは猛烈なプッシュを頂いておりまして、今回は久々に開催しようということになりました。女子大生、技術者、オッサンの3人で開く、自動車の楽しい座談会です。キャラクター紹介は以下でございます。

 

マコ

輸入車好きの女子大生。もう4年くらい女子大生している。愛車は Peugeot らしい。

 

エイジ

自動車部品メーカーの技術担当者。国内外様々な情報に精通している。テクニカルなことにあまり触れないのは筆者のじつry

 

 

シンゴ

某会社のいち部門の責任者。クルマは大好きだが、そろそろ自動運転に任せるのもいいとか考えているとか、いないとか。

 

エイジ  マコさん、自分の写真ですか?

マコ   高校時代のねっ★ エイジさんのつまらないですね〜

エイジ  シンゴさんみたいに、適当なのをつけるよりマシです(笑)

マコ   いますよね、わけわからない写真つけて満足している人(笑)

シンゴ  自画像主義に言われたくないわ!!

マコ   あと、なんですか自動運転って。夢見過ぎですよ。

シンゴ  実際、ステアリングに手を乗っけておけば自動運転って、結構つかれるんだよね。俺は足を組んで酒を呑みながら目的地を目指したい。

マコ   新幹線でも使ってください。

エイジ  クルマでしか行けないところもありますからね・・・

シンゴ  そのとおりだよ、エイジ君!君も随分オジサンの気持ちがわかるようになってきたね!

エイジ  嬉しくないです(^^;)

 

ーーーでは、始めましょう。ひとつの話題でとことん盛り上がってください!今回のお題はこちらです!

 

八ヶ岳とPeugeot308SW

お題1:エネルギーミックス時代の内燃機関の行方

ーーーとっても monogress 的な話題から始めさせていただきます。日本でも世界でも、自動車はEV派メーカーが主流になりつつあります。技術的課題はまだまだ克服するべきではあります。今後の内燃機関の行く先を占ってください。

 

マコ   私はボルボ、プジョーとどちらもディーゼル車を選びました。これは燃料代が安いというだけでなく、次世代燃料への道筋があるのかなという希望を持って購入しています。バイオ・ディーゼルとか。

エイジ  数年前、ユーグレナと横浜市が提携して実証プラントを作りました。今年は、プラントに目処がたったとして実際に使う道筋を作っています。JR西日本の観光船や、政府専用の小型機などで使用の実績を積みました。ただし、既存の燃料に混ぜているので100%バイオ燃料とは言えないし、廃棄油も使っています。

シンゴ  廃棄油はNGなの?

エイジ  輸送コスト・・・この場合、二酸化炭素排出量を言いますが、回収サイクルで二酸化炭素を出すので、正直にカーボンフリーと言えないのですよね。

シンゴ  そうか。カーボンフリーだけで考えると、そうなるよね。

 

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廃棄油を使うバイオ燃料はNGなのか

マコ   でも、そのまま廃棄すればもったいないですよね。固めるテンプル?みたいなもので捨てるんですよね?

エイジ  いいえ、廃油というのは沢山の種類があって、基本的には廃油回収業者が回収して回っています。それらは再精製されて別の燃料に変わっているんですね。

マコ   そうなんですか。エイジさんさっき、「回収サイクルの輸送コスト」って言ってましたけど、ゴミ収集車だって廃油回収業者だって、クルマは使いますよね。クルマがカーボンフリーになれば、輸送コストは少なくともCO2は出さないことになるんじゃないですか?

エイジ  もちろん、そうです。再精製するときのエネルギーをトータルでカーボンフリーになれば、廃棄油を使うことも問題はありません。そして今はバイオ燃料を一からつくるより、コストが低いのも事実です。

マコ   ほらぁ、あまりNGNG言っちゃだめですよ?

エイジ いくらカーボンフリーだと言っても、回収時にエネルギーを消費するのは間違い無いのですよ?そして現段階では、回収のエネルギーは原油由来なんです。

シンゴ  なるほど・・・エイジ君の言っていることはわかる。バイオ燃料プラントが完全に稼働していない時に、廃棄油を使ったバイオ燃料を混ぜることで作った「新しい燃料」が、本当にカーボンフリーだと言えるのかってところだね。

エイジ  はい。日本で期待できる数少ない実証プラントで出てきたバイオ・ディーゼルというポイントだけで話をしています。廃棄油が悪いと言っているわけではありません。

マコ   そうかあ。バイオ・ディーゼルをプラントで作ることができれば、廃棄油は別の所で使えるから助かりますよね。

 

目の前に突きつけられる「足らない」事実

シンゴ  そうだね。でも実際、エイジ君の言うことは大きな課題なんだよね。例えば航空業界は、バイオ燃料の義務化が始まる。航空機というのは各空港で燃料を補充するのだけれど、日本はバイオ燃料の絶対数が足りていないというんだ。

マコ   足りないと、どうなるんですか?

シンゴ  日本の空港では規定の燃料を入れることができないという事になるよね。

マコ   あれ・・・なら、日本で給油できなくなっちゃうってことですか。

エイジ  日本に海外の航空会社が飛んでこれないということですね(笑)

マコ   ええぇーーーー!

シンゴ  という反応が返ってくる事態ということは、すでに日本はバイオ燃料の分野でも世界に遅れをとっているということ。本当であれば、もっと国をあげて取り組むべきなんだよ。

エイジ  そもそも原油国でない日本は、新しいエネルギーの分野で最先端を行き、新燃料でリードすることもするべきでしたね。今から巻き返しができるのかどうか、不安ですよ。

 

安曇野公園からの景色

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内燃機関は自然由来発電に左右される?

マコ   なら、ディーゼル車は今後どうなるのでしょうね?

エイジ  バイオ燃料が余剰になれば、ディーゼル車だってガソリン車だって生きる道があるでしょうね。エンジンというのは燃料を力に即変換できるから、火力発電所で燃やして電気にして送電して、さらにバッテリーに充電するよりも、エネルギー効率は本来高いものなのです。

シンゴ  太陽光発電や風力発電とかの自然由来エネルギーがどこまで上向くかによっても変わってくるよね。今EVが持て囃されているのってさ、自然由来エネルギーが増加しているからだと思うんだよ。太陽光で発電した電気が、そのままクルマに来ているように感じるでしょ。でも、そうじゃないよね。

エイジ  はい、まだまだ火力発電に頼っています。日本では石炭も使っている。石炭はいい加減なんとかしないといけないけれど、電力が足りないから作らないといけない。

マコ   う〜〜ん、私、料理するときに。

エイジ  はい?

マコ   油、2回使うわ。

シンゴ  なんと(笑)つかってなかったのかい!

マコ   え!?一回で捨てていました!

シンゴ  2、3回は使えるからね!(笑)

エイジ  シンゴさんは油抜きというのも良いかもしれませんよ(笑)

シンゴ  それで内燃機関がいつまでも乗れるというのなら、そうさせていただくよ(笑)

 

ーーーえぇー、結果が出ないまま時間切れになりましたね。それでは次に・・・

 

エイジ  まった!私は全固体電池には日本の各社に期待しています。エネルギーでは負けるかもしれないけれど、EV技術で負けるわけはない!そう信じて仕事をしていますよ。

マコ   エイジさん、今回のお題は内燃機関ですから、それはまた今度にしましょう。そしてディーゼルのトルクフルな特性はEVに勝ると私は信じています!

エイジ  前向きな終わり方をしておきたかっただけです(笑)

 

ーーーええと、では今回は時間も無くなってまいりましたから、次回にいたしましょう。皆様、次回も引き続き宜しくおねがいします。

 

参考文献

日本経済新聞 ユーグレナのバイオ燃料 なお遠い「藻」で飛ぶ飛行機

GLOBAL NOTE 世界の原油(石油)生産量 国別ランキング・推移

日経ESG 航空の低炭素化 決め手となる燃料対策