ボルボCEO「コロナの影響で電動化に加速」

ボルボのグローバルCEOであるハカン・サミュエルソンは、コロナウイルスのパンデミックにより、電動化が進むと発信している。

 

Electrification will go faster. I think it would be naive to believe after some months, everything will return to normal, and our customers will come back into a showroom asking for diesel cars. They will ask even more for electric cars. And that is speeding up.

出典:electrek

翻訳:電動化は加速します。数カ月後、世界が平常に戻る時、お客様はショールームでディーゼル車を買おうとは思わないことでしょう。お客様は電気自動車を望み、その傾向は加速します。

 

これをどのように読み解くかは難しいところ。私はコロナウイルスの影響で、最悪EVに待ったがかかるんじゃないかって思っていた。

ボルボXC40 ヘッドライトのイラスト

 

電動化とコロナウイルス

世界のEVの動向は中国が握っている

その理由は、EV用バッテリーの中国依存は依然高く、武漢風で各国より賠償請求される中国は、最悪海外との貿易が赤信号になりかねないからだ。

 

生産されないのではなく、取引されない事態が起きるのである。

 

monogress中国産バッテリーを積む電動化自動車を、あなたは許して買えますか?

 

日本は道徳心の高い国だから、中国へのコロナ賠償はしないだろう。観光客の誘致も大事だし、争いごとも嫌いだし。大きな隣国の様子を伺い、見て見ぬ振りをするのだろうね。

 

しかし他国、例えば大きな被害にあっているアメリカやイタリアは、当然のように中国へ損害賠償請求する。あちらは、悪い事をしたなら罰する、という道徳心を持つから。

 

もちろん中国は、ウチのせいだもんなんて言わない。ミスを認める国じゃない。すると、コロナが沈静化しても、賠償請求の喧嘩が始まるわけだ。

 

コロナ喧嘩の行く末

喧嘩が始まれば、アメリカはまた貿易停止をするかもしれない。他の国もそうなるかも。するとEV用バッテリーが欧州へ届かなくなってしまう。とても困った事だけれども、随分な感染者数、死者数なのだ。普通の喧嘩では収まらない。最悪、中国製の部品を使わなくなる事だって考えられる。

 

自動車業界だって、ユーロ6.2の未達の理由が得られるなら、EVバッテリーの調達先を変えることも考える。

 

「中国という悪い国の作ったバッテリーを積むくらいであれば、我々はユーロ6の罰金をありがたく受け入れよう。」

 

なんて言い出し、資本提携解除とか、取引先変更の可能性もあるかもしれないね。日本や韓国も車載バッテリーの開発に力を入れているのだし。

 

中国の伝言板?

ボルボのCEOの発言には、「我々のような小さな自動車グループが、世界のEV市場でのイニシアチブを握るかも」と牽制を入れているようにも見える。

 

コロナ喧嘩とは別として、しっかり貿易をしよう。でないと、EV時代に乗り遅れるぞ、それでも良いのか?という中国メーカーのメッセージを代わりに言っているように聞こえなくもないよね。

 

ボルボにしても、ロードマップはEVありきだし、中国資本傘下にある。中国の息のかかったメーカーは、何があっても中国純正のバッテリーを積むしかない。

 

ディーゼルへもマイルドハイブリッドに頼るボルボは、今更新規ディーゼルを開発する余裕もない。今が正念場のボルボにとって、電動化のアピールをするのは当然なのだ。

 

感情は切り離せない

中国のバッテリーメーカーだって、世界規模で商売したい。もしも中国自動車産業が世界から切り離されるようであれば、コロナ蔓延については中国は否を認め、正常な経済に戻して欲しいと訴えるだろう。

 

しかし、間違いを認めない国なのだ。簡単には解決しない問題であるし、私たち消費者は、国民は国だと勘違いするけれど、中国の儲けは、中国を強くするのだから仕方がない。

 

その上で、今や中国産の部品が使われない車など無いとは思うけれど、バッテリーという大きな主要部品を乗せるEVが出た時に、その時武漢問題が解決していないとしたら、その車を買おうと思うかな?

 

買いたくない、と思わないように、世界はしっかり協力して、コロナ問題を解決して欲しい。

 

中国もドイツもフランスも、そして日本の自動車産業もまた、同じ人間が作るのだから。


補足

バッテリーシェアは、2019年は1位がCATL(23.4%・中国)、2位がPanasonic(22.9%・日本)、2位がBYD(15.1%・中国)、4位がLG化学(10.7%・韓国)。2020年はLG化学が1位を走っているが、コロナウイルスの影響による生産自粛の可能性も高い。

出典:Yahoo

 

スポンサー・広告