余暇を支えるひとつの椅子 スノーピーク ローチェア30

移動すること。モノを運ぶ事。100年前は自由に行う事すらできなかった、どこにでも行けるという贅沢。自動車という文明の利器がもたらした「移動する自由」は、旅を一変させ、経済という概念の世代を変えた。

 

それまでの経済といえば、基本は農業/林業/漁業であり、商人や武家がいたとしても大部分は第一次産業だ。

 

今の日本人のおよそ95%は、第二次産業、第三次産業についている。産業革命の後に生まれた我々は、過去何千年もの間に生き続けた人々に比べても特異な存在であることは間違いない。

 

ここで、第一次産業に再就職するのはどうか?という話をするのも良いけれど、せっかくエンジョイできるのであればトコトンエンジョイする、という方面で話をすすめる。

 


【monogress】 は、まこまちが執筆する”私が読みたい 旅と移住とカーライフメディア”を目指したブログ形式オリジナルメディアです。

モットーは”コダワリすぎて読みづらさ抜群の文章主体メディア”・・・日記とは違う、雑誌とも違う、オリジナルな読み物として、通勤中やお昼のお供に楽しんでいただければ嬉しいです。

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snowpeak ローチェア30

自然に包まれる醍醐味

緑いろの絨毯

 

キャンプの話だ。

 

このレジャーは楽しい。愛車を横に置いて、大自然の中で本を読み、食事をする。火の揺らぎとともに訪れる静寂を愉しみ、月明かりに追憶を見る。

 

とくに、朝一のコーヒーは格別。

 

自分で豆を挽いてつくるコーヒーでも良いし、インスタントコーヒーでも良い。子供らの寝静まった朝。光のコントラストの変化を否定しない、「景色」という芸術品を堪能し、鳥の声を聞く。コーヒーはさらに旨くなった。

 

高ソメキャンプ場の夜

 

無風の朝も好きだし、風の走り去る朝も好き。葉のぶつかり合う音は、身体の中の「毒」を流そうと全身に響き渡る。

 

そんな朝をいっそう素晴らしくしてくれるモノ。キャンプ用チェアである。

 

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Lowchair 30 monogress introduction

スノーピーク ローチェア30 カーキ

 

適度に高い背もたれは、身体の傾きをちょうど良い角度に保ってくれる。

 

手に馴染むアームレスト。自然に溶け込む竹素材。

 

張りのある座面。リラックスできる座り心地。しかし、主役は私では無いと主張した。

 

snowpeak ローチェア30

snowpeak ローチェア30

snowpeak ローチェア30

 

座面高さ 30 cm を基本とする、自然の中で生きる快適チェアが、スノーピーク ローチェア30。見た目の美しさもさることながら、その性能には目を見張る。

 

立ったり座ったりの多いキャンプで、中途半端な高さ設定、過剰なリラックス姿勢は疲れるだけ。座る時の衝撃を和らげるクッション。立ち上がる時に楽な角度。身体の望むすべての願いを叶えようとする。

 

キャンプでやりたいことは何?本を読むこと。食事をとること。風景に溶け込むこと。子供を眺めること、遊ぶこと。椅子に座ることを目的にキャンプに行く人は稀。けれども、座るというシチュエーションは必ず存在する。

 

スノーピーク ローチェア30は、ゆったり座る時も慌ただしく立つときも、ちょうど良い快適さであなたを支える。けして自分を主とするのではなく、あくまで人の動きが主。だから、触ると落ち着く。いつでもリラックスできる椅子がそこにある。だから、全力で遊べる。素晴らしいね。

 

保証書のないスノーピーク製品

スノーピークは、アウトドア商品の中では高い部類に入る。その価格を見て、リッチな印象を持つ人も居ることだろう。贅沢だ。インテリだ。と、後ろ向きな考えもあるかもしれない。

 

けれども、例えば私はこのチェアを8年所持している。1台 16,000 円だとしても、年間にすれば 2,000 円だ。良いモノを大事に使える人であれば、いつまでも贅沢な座り心地を楽しむことができる。

 

そしてスノーピーク製品には、保証が無い。メーカーは自社の製品品質に責任を持つのは当然、という考え方を持っており、製品のトラブルがあるようなら修理/交換に応じてくれる。

 

この安心感は、何よりも強い。スノーピークの価格の自信は、製品の品質の高さを裏付けるものに違いない。

ボルボV50とキャンプ

 

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屋外の楽しさを見出そう

キャンプ道具はお気に入りのメーカーが見つかれば、同じメーカーで揃えるのはひとつの選択肢だ。デザインやカラーの相性もよく、素材の特性もわかりやすいことだろう。

 

お気に入りになるアイテムを徹底的にチョイスするのも良い。価格のメリハリを利かすのも良い。キャンプとは自由な世界だ。大自然に飛び込み、自分のセンスであつめたギアを使いこなす。日によって変わる温度、日差し、空気、湿気。その変化に合わせて、自分の腕を試して愉しむ。

 

昔、そのほとんどの人生の中にあった、自然と共存するという生き方。今は強制ではない。でもレジャーとして自分で選ぶことができる。

 

家の中でも、ホテルでもない。その楽しさを、ひとつのチェアと共に見出そう。