2021年が始まって、3番めの記事を書いている途中、なんとなく天を仰いでしまった。
私がよく陥る、「あぁ、なんか書いている記事つまらないんじゃないの、読む人いるの?」って思っちゃう病だ。これは雑誌を読んだりする時に陥りやすく、一度ぬかるみに入ってしまうとなかなか出られない。
出る方法は、ひたすら記事を書いたり、他人の何かを真似たりすること。自分を取り戻すまで、ひたすら葛藤を繰り返す。繰り返した分だけ記事が面白くなる?そういう側面はあるかもしれない。
でも、素直に言えば、私は飽きっぽいのだと思う。自分のやることなすこと、火がついているときは良いけれど、消化されたら煙も出さない。つまりは上下の激しい人間なんだと感じる。飽きてしまえば、せっかく手に入れたゲーム機だってホコリをかぶる。
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ところが、飽きないものもしっかりあった。クルマだ。
とくに輸入車ライフときたら、国産車で感じていた「もう少し良いムードがほしい」という感情をしっかりと支えてくれた。8年乗ったボルボV50は、本当に愉快なクルマだった。エクステリアのファニーな出で立ち、インテリアのザクザクとした触り心地。もう味わえないのが残念でたまらない。
その、一世代限りだった 50 シリーズに、どうやら後継車がでるようだ・・・噂だけではあるのだが、VOLVO XC50 というクルマがでる・・・今の所信じがたいが、たしかに 50 番台は欠番だから、入ってきても無理はない。
その予想CGを見て、私は正直、「ないわこれ」って思うのだった。
出典:motors.es
VOLVO XC40 のプラットフォームを用いて、クーペルックに仕上げられる VOLVO XC50。同じジーリーグループのLink & Co のデザインと、XC40のデザインを足して2で割るようなデザイン。いやいや、絶対ないでしょう。
ボルボは、2021年9月に 電動SUVを発表する。その名前が、商標登録されている XC50 にされるのでは。そのように海外メディアは考えているようだ。しかし、このデザインは安直である。なにせ、そのベースデザインが XC40 そのままだからだ。
いくら XC40 がベースだからって、ボルボのデザイナーがこんな事をするはずがない・・・
その理由、とうぜん私の個人的な意見ではあるのだけれど、VOLVO XC40 はデザイン的に完全に「異端」であると思っている。ダメなデザインというわけでなく、むしろ良くできたデザインだ。
けれども、XC40 という少しファニーなブチャイク顔は、場合によっては乗る人を選ぶことになる。XC60 という、高級ピカピカ路線のクルマを望む人も多いからだ。
もしも XC50 が発売されて、そいつにはクーペルックが与えられるとしたところで、XC40 に似たデザインにはしてこない。車格が同じレベルであれば、デザインは大きく変えたほうが客層がかぶらなくって済む。むしろ、60シリーズに寄せたほうが否カジュアル路線の顧客を得ることができるだろう。
クーペルックにしてみても、以前言われていたクーペルックと言えば、先々代の S60 だ。実用とデザイン(と安全性能)を兼ね備えた、ルーフラインに斜めのアクセントが入っているSUV。これには絶対、60 フェイスが似合うはず。
それにしても、ボルボはやはりSUVメーカーになってしまうのかもしれないね。XC50 が 2021 年。もうひとつ、XC10 または XC20 と言われている小型SUV が 2021 年に出るという噂もある。SUVを優先的に出して、収益を強化していこうという腹づもりなのかな。
- XC10 or XC20 2021年4月発表?
- XC50 2021年8月発表?
- XC20 EV 2023年発表?
このあたりが海外メディアから聞こえてくる噂。リトル・ボルボを期待する人には XC20 は待ち遠しい。しかし、小型セダン、小型ワゴンを待つ人には辛いところ。
ボルボは、なんだかんだで後継車作りが下手なのだろうなと感じてしまう。V70 からの乗り換えの受け皿も、なんだか中途半端になってしまっていた。XC60 や XC90 は、大幅な車格アップ。V50 の廃止・・・
時代に対して、臨機応変に車種を変えなくてはならないのは、やはりメーカーが小さく台所事情が大変だからか。しかし、同じようなモデルを乗り継ぎたい人には難しい選択肢になってしまう。そう感じずにはいられない、年始のボルボ情報だったのでした。
いやぁ・・・もう、どうでも良いから早く新ボルボを見たい!チラ見せも見せないボルボの戦略。攻略の難しい彼女みたいだね(^^)