XC40 MY2021 プラグインハイブリッド情報を先取り!

以前コメントを頂いた、「日本にもうXC40 TwinEngineあるよ?」の件を確認。国土交通省の「改善対策」一覧に記載があります。どれどれ・・・

 

5LA-XB3154XCP」こいつだ!

 

クルマの型番は深く追求したことはないけれど、「B3154」は3気筒ガソリンエンジンを、「XC」はXCシリーズを、「P」はパワーアシスト的な何かを示している。たぶんプラグインハイブリッド。

 

こっそり入っていますが、当然ですよねー。だって広報に必要だもん!

 

コロナウイルスの影響が広報にどれほどの影響を与えているかわからない。しかし!このクルマをジャーナリストが乗り回して、ボルボのXC40 TwinEngine 発表日に一気にメディア展開するのは確実!楽しみじゃぁないですか!

 

せっかくなので、XC40 TwinEngine をオサライしておきましょう(・∀・)

 

 

monogress次世代コンパクトを占う新世代パワーソースの数々の実力は?

 

 

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待ち遠しいXC40 TwinEngineを先取り

XC40とはボルボを代表するSUV

XC40 は、日本カーオブザイヤーを受賞した北欧産のSUV。発売されて2年近く経とうというのに、値引きはほとんど無くて納期も半年。その人気ぶりにも関わらず、TwinEngine(プラグインハイブリッド)、Recharge(フルEV)とパワーソース戦略が攻めまくり。

 

海外に目を向ければ、2021年モデルにはマイルドハイブリッドも設定される予定。他の輸入車メーカーに先駆け、ガンガン電動化を突き進む。有言実行とはこのことか。

 

日本製ハイブリッドSUVに対抗できる、輸入車唯一の環境対応SUVとして君臨する予定。あ、プジョーなら3008がディーゼル積んだ環境対応SUVだ。どちらも欧州カーオブザイヤー取得カー。たぶん、雑誌メディアにはライバル車として出るでしょう。

 

〜〜 プラグインハイブリッド化されたXC40 と 環境対応SUV 比較対決 〜〜

 

完全環境型SUVへと変貌を遂げたボルボXC40。軽快さとクリーンディーゼルでロングランが得意なプジョー3008。そしてハイブリッド王国日本の代表人気SUV RAV4で 1,000 km 走破した!

 

市街地を得意とするのはRAV4だ。XC40もEV走行で応戦。しかし電池切れが怖いぞ?的な。

 

ロングランはディーゼル搭載 3008 が流石の性能。XC40 は電気を使い果たして燃費が悪くなり始める!的な。

 

山道は思った以上に小回りの効くXC40。バッテリーをセンタートンネルに搭載したことが功を奏した!的な。

 

TwinEngineがFFなわけ

脱線しましたが・・・XC40 TwinEngineは、センタートンネル内にバッテリーを搭載する。つまり、ドライブシャフトが通らなくなるのでAWDは実現不可。

 

V60 TwinEngineもそうでしょ?と言われればそうだけど、あちらはリアにもモーターを積んでいる。XC40はリアのモーターは付けない。つまり、前輪駆動のみ。FFちゃんです。ちなみにプジョー3008もFFちゃん。今の世の中、電子デバイスで結構どうにでもなるの。それでもAWDが必要な地域もあるけどね。

 

その他の目立った仕様はどうかな?

ボルボXC40 コックピット

XC40 MY2021 エンジン系詳細

B4 T4 TW T5 TW
ENGINE B420T6 B3154T10 B3154T5
タイプ 直列4気筒 直列3気筒 直列3気筒
駆動方式 AWD FF FF
出力(kW/rpm) 145 / 4800 95 / 5000 132 / 5800
トルク(Nm) 300 245 265
バッテリー リチウム リチウム
モーター出力(kW) 10 60 60
トルク 40 160 160
トータル出力(kW) 145 95 + 60 132 + 60
トータルトルク(Nm) 300 245 + 160 265 + 160

XC40 MY2021には、マイルドハイブリッドのB4、TwinEngineのT4、T5が用意されている。このうち日本に入ってくる予定なのは、T5 TwinEngineと思われる・・・

 

マイルドハイブリッドもTwinEngineも、バッテリーを積んでいて。なんとなく、マイルドバッテリーはTwinEngineの縮小版のような雰囲気を感じてしまうが、そうでは無い。

 

マイルドハイブリッドはエンジンのアシストをするけれど、トータル出力の上乗せはしない。実際にはトルクのブーストとして働くことが、XC60のB5モデルの発表データからわかっているが(20Nmくらいのトルク増幅)、いつまでも続くわけではなく一瞬(バッテリーが続く限り)だけトルクを増幅する。

 

TwinEngineはモーターがエンジンを補う。いや、モーターはエンジンの代わりを務める。モーターだけで走ることができるから。これがマイルドハイブリッドとTwinEngineの差。価格差はここにあるんだね。

 

ボルボXC40 8AT

XC40 MY2021 トランスミッション他

B4 T4 TW T5 TW
トランスミッション AWF8G45 7DCTH 7DCTH
段数 8 7 7
100km到達(sec) 8.5 8.5 7.3
ガソリンタンク(L) 54 48 48

 

100km到達速度は、マイルドハイブリッドが 8.5秒、T5 TwinEngineが 7.3秒。どれくらい早いかって?

 

この夏に登場する予定の「P8」フルEVは、なんと4.9秒。もうひとつのマイルドハイブリッド「B5」は6.4秒。この2台はむっちゃ早い。そして日本導入されない「D4」は 7.9秒。なので、B4やT4 TwinEngineは、燃費を稼ぐ方面で際立つ存在になればいい。

 

トランスミッションはTwinEngineが7速。そしてツインクラッチ。直結感は8ATでも十分なのに、あえてDCTを使うのは、モーターが繋がる段数を決めたかったから。2、4、6速にのみモーターが接続され、電気のみの走行では3段のATとして動作するとか。先代ホンダハイブリッドと同じかな。

 

それにしても、XC40は力が入っている。沢山のエンジンバリエーション。今や最量販モデルとなったXC40があれば、他のコンパクトモデルは必要ないのでは?なんてコトにならないといいですね。

 

これらのパワーソースは、そのままXC20とかC40とかに搭載されてくるはず。XC40よりもコンパクトに仕上がる予定のこれらは、燃費もダッシュ性能も上になるはず。これらはこれらで楽しみですね。

 

しかし、ディーゼルのことは本当に考えない。これって茨の道なんじゃ?TwinEngineを大量生産しないと、ユーロ6.2なんてクリアできないんじゃ・・・ディーゼルカモンの私の立場は・・・アワアワアワ(*´Д`)

 

情報ソースはリコール情報

さて、今回TwinEngineが確実に入ってくることを教えてくれた、国土交通省のリコールページ。わかるのはリコールではなく、改善対策ということ。

 

皆さんへ質問です。クルマの改善対策はご存知ですか?

 

改善対策とは、リコール届出と異なり、道路運送車両の保安基準に規定はされていないが、不具合が発生した場合に安全の確保及び環境の保全上看過できない状態であって、かつ、その原因が設計又は製作過程にあると認められるときに、自動車メーカー等が、必要な改善措置を行うことをいいます。

 出典:国土交通省

 

看過できない = 見過ごせないこと。

 

2020年4月8日に、ボルボより 12,000 台規模の「改善対策」が出ています。リコールとは違うからか公式WEBには記載がないけど、案内が来ているはずなのでディーラーへ確認すると良いでしょう。自動ブレーキ絡みの改善になる。ボルボの真骨頂が・・・

 

ご自身のクルマを管理するのは、やはりご自身です。しっかりと確認しておきましょう。


ボルボXC40

撮影 まこまち

VOLVO XC40 T5 R-Design