自動車ニュースをフォローしている方ならお気づきでしょうけれど、Peugeot 308は欧州で「延命マイナーチェンジ」が施されました。
そのメイントピックスは、なんといっても「デジタルメーターの採用」でございます。つまりこれは、アナログメーター搭載のPeugeot の終わりを示しています。
いや!RIFTERがいた!(笑)まあそこはさて置き、208が新型にかわり、次は308だなって。自分のは随分と最終型だなって思って買った割に、次がでるなんて。なかなか複雑な気分ですが、日本導入はいつかわからないし、車は買おうと決めた時が買いですから・・・
Peugeot 308(T9)デジタルメーター採用
もともとは、Peugeot 親分こと「くるすぺ」さんからのツイッター発信から気づいたことで、いやいや、まさか本当の事になるとは思いもよりませんでした。
とりあえず、この写真を見ておいて。マイナーチェンジ後の308のコックピット。あぁーデジタル、羨ましい。
写真だけで見る限りは、以下の変更点を読み取ることができる。昔の写真の使いまわしだと、性格にはわかりませんが・・・
- 10 インチ ヘッドアップインストルメントパネル装備
- パネル手前にステッチが入る
- CDプレイヤー?DVDプレイヤー?スロットが空いている
そして・・・
- エアコンは今と同じくデジタルパネルで操作
- ドリンクホルダーの拡張はなし(笑)
Apple CarPlay などでお世話になるデジタルパネルは、光沢タイプに切り替わりそうです。
こいつがいつ、日本にやってくるか。現行308狙いの方は悩ましいところですね。
Peugeot 308(T9) アナログメーター大特集
とはいうものの、508も3008も乗った感触としては、我が308SWのアナログメーターは大変素晴らしいものです。いくらデジタルメーターが60フレーム出ようが、タコメーターのリアル感はアナログメーターには敵わない。
そこにアナログメーターがあればいい。30 km / h ・ 50 km / h と変則だろうが、少し小さめで見えにくかろうが、アナログで示された針がリアルに動くのが楽しいのだ。
特に、Peugeot 308 は Peugeotの中でも、デジタルメーターへの移行期のクルマにして、装備のデジタル化への挑戦を行った歴史あるクルマだ。チグハグ感のある中で、メーターはアナログで行くと決めた心意気、大事にしたい。
そこで、前置きが長くなりましたが、308(T9)のアナログメーターの魅力を、写真をたくさん使ってお届けしたいと思います!
速度計(スピードメーター)
左側はスピードメーター。0 km/h 〜 いきなり 30 km/h に飛ぶ辺りがお茶目、というか、かっこいいだろぉぉ!?
スポーティ感溢れるフォントは、なかなか素敵。輝く目盛りはデジタルメーターでは表せない。
20 km/h 刻みに慣れていると、ビクッとするかもしれない。それでもあまり気にする必要はない。すぐに慣れてしまうから。アナログメーターの良いところは、感覚で目盛りを読めること。この角度なら時速 40 km/h くらいだな・・・って凝視しなくても読み取れる。
流れに乗って運転する。これ、安全運転の基本です。
ちなみに、私の308SWは低速域が苦手な印象。Mモードで走ればギクシャクしないから解決済みだけど、時速 5 km/h 以下は認識できないようで、いつも表示しているデジタル速度計は 5 km/h → 0 km/h になってしまう。ま、それがどうした、ですがね(^^)
照度調整
スピードメーター右下には、照度をコントロールするボタンがある。小さくて使いにくいし夜になっても暗くならないけど、センターデジタルタッチスクリーンもブラックベースで青文字のデザインだし(茶色系にも変えられるぞ)あまり気にならない。
燃料計
燃料計が振り切れるくらい燃料を入れたいところだけど、入りません。完全にリアルに燃料タンク内の残量を示してくれる。お腹満杯状態をいつまでも続けていられないのは残念だけど、むしろそれがマヤカシだしね(^^)
タコメーター
クルマはやっぱりエンジンが主役。どれだけ働いているのかを、しっかり見てあげたい。
Peugeot の良いところは、タコメーターの実装を諦めないところです。横長のデジタルバーになってしまったり、妙な針になってしまうクルマが多い中、全モデルタコメーター装備。(e-208はそうはいかないだろうけど)
走行距離 3000 km 目前の我が308SWは、最近頻繁に 2,500 rpm まで回ってしまう。軽やかにフインフイン回ってしまう。ディーゼルのブルブルなんてまったくなくて、揺れもなくスッキリ回ってしまう。
その軽やかさを、音で愉しみ、加速感で愉しみ、タコメーターで楽しむんだ。やめられませんよ〜
デジタルディスプレイ
デジタル速度計 → 瞬間燃費計 → 燃費計トリップA → 燃費計トリップB → レーン逸脱確認 と切り替えられるディスプレイ。私は通常、速度計にしています。
フロントウインドウに映し出すタイプに比べれば豪華さは劣るけれど、ガラス面側に凝ったギミックを入れる必要がなくってスッキリするし、i-Cockpitはもともと視線移動が少ないから、問題ありません。
水温計
あまり気にされない水温計。夏のドライブでは必須だね。
サービスインジケーター
あまり使わない、タコメーター左下にあるスイッチ。定期点検が必要かどうかを表示してくれたり、アドブルーの残量(素行距離)を表示してくれる。点検後にはこのボタンでリセットするらしい。詳しくは取扱説明書で(^^)
やっぱりカッコいいアナログメーター
残りは写真で。308SWのアナログメーターは、やっぱりカッコいいぞ。マイナーチェンジ後にデジタルメーターモデルが日本に来るかはわからないけど、e-208の意気込みを見ると、あながち日本も軽視されていないことがわかります。
デジタル待ち?いいと思います。フランスには日本でいうTECH PACK EDITION相当のモデルも用意されているので、赤青ステッチの素敵なインテリアも健在なことも確認できてる。
貴方好みの308を待ちましょう(^^)
人馬一体を望むのなら、アナログメーターは最高の選択だ。
クルマがスポーツを名乗るとおり、移動するという行為には五感を研ぎ澄ます必要がある。
シートに押し付けられる背中の感触、ステアリングから伝わるタイヤの感触、脚にリンクする力の感触。
道に描かれた白線を意識しながら、大きな機械の状態を認識する。目の役割は大きなものだが、揺れと傾きで表現するアナログメーターは、クルマをコントロールするには至高なんだ。
「羽が開くように羽ばたいて見える」という表現。私も大好きである(とろろ様 CarPoke)。この希少になろうとしているメーターと、長く付き合える権利があることを喜びたい。