うわあ、やっちゃった・・・自慢のピアノブラック外装パーツに傷が・・・
愛車の洗車は、気分がルンルンになるレジャーです。お気に入りの自慢のシルエットがまばゆく輝き、まるで自分が格好良くなったような、誇らしい気分にさせてくれます。愛車の放つ人生のモチベーション効果、素晴らしいです。
ところが、そこに水を刺すのが小傷。よーく見ると、小さな傷があちらこちら・・・どんなに手洗い洗車で気をつかって作業しても、知らない間に増えていく。このストレス、解消したい。
ハセガワ・セラミックコンパウンドでピアノブラックパーツの輝きを取り戻す
HASEGAWA CERAMIC COMPOUND
そこで今回試すのは、ハセガワのプラモデル磨き用コンパウンド「ハセガワ セラミックコンパウンド」。クルマの外装パーツ、ピアノブラックはプラスチック。ならば、プラモデルのを使っても良いじゃないか。実際に色々検索すると、皆んな満足度高めです。
セラミックコンパウンド TT-25 商品仕様(JAN:4967834712256)
- 品名:模型用ツヤ出し材
- 成分:均一粒径セラミックス 乳化剤 精製水
- 種類:水性
- 用途:塗装及びプラスチックのツヤ出し
- 正味量:30ml
HASEGAWA SUPER POLISHING CLOTH
コンパウンドと一緒に、専用クロス「スーパー ポリッシング クロス」も購入。こいつを使って磨き込むぞ。手にとってみると、確かにスムーズな触り心地。メガネ用のクロスに似た感じ、と言えばわかりますかね?
スーパーポリッシングクロス TT-23(JAN:4967834712232)
サイズ:約 19cm x 27 cm
実際、小傷が修復できると思えば、洗車傷なんてストレスになりません。磨く労力はたしかにありますが、そのぶん愛車に触れていられるし、周りの車よりも自分の愛車の方がピカピカであれば気分上々。愛車は人生のパートナー。どんどん手入れをして、大事に乗ってあげましょう。
ハセガワのセラミックコンパウンドを使った実際の傷消し作業
作業の前提条件
説明書によれば、「乾いていること」が条件。洗車をしてしっかりと汚れを落とし、水分をとってしっかり乾かしてから作業しましょう。
洗車場で洗う時、水圧だけではとれない汚れがあります。傷がつかないように柔らかい素材で丁寧に汚れを落としておきましょう。水をかけながら洗えるホース洗車が一番良いのですけど、集合住宅暮らしには遠い夢・・・
ピアノブラックはデリケートな素材なので、過剰な擦り、拭きあげは逆効果。傷がついてしまいます。ディーラーの営業さん曰く「触らないで」と。そんな馬鹿なって感じ、ならば外装パーツに使うなよって言いたいですが、格好良いから仕方がない。
- 汚れはしっかりと落としておこう
- 強く擦るのは御法度
- よく乾かしてから作業に入ろう
コンパウンドを塗り込むように磨いていく
では、まずは傷とご対面・・・私の愛車 HONDA CIVIC e:HEV のリアドア部、ピアノブラック・ガーニッシュに、小さな傷が。洗車中についたのか、子供の乗り降りでついたのか、はたまたショッピングセンターの駐車場でつけられたのか・・・原因を特定したところで傷は治らない(対策にはなる)ので、涙を拭いながらやっつけてしまうことにしました。
クロスに小さくコンパウンドをのせます。約 0.5 cm 四方くらい。意外と伸びが良いので、全体を磨き込まないのであればこれくらいの量で良いです。
磨き上げ用のクロス「スーパーポリッシングクロス」は、何度も洗って再利用ができるとの事。自分の好きな寸法に切って使ってねと書いてあるので、クロスの3分の1くらいを切り取って、さらに3分の1をコンパウンド用に、もう3分の2はワックスの塗り込み用としてみました。残りは用途を考えながらね。
傷のあたりにつけて、磨き込んでいきます。車のパーツは、どこも基本的には傷はつきやすいです。素材の硬度が高いものが、硬度の低いものに傷をつけるのですが、車のボディ表面は大袈裟に言うと「鉄」と「プラスチック」で柔らかめ。これらが「石」や「砂」に勝てるわけありません。
コンパウンドも結果的には硬度が高いのですが、微小すぎてどんなに削っても人の目にはわからない。ですので、小傷の深さの分だけ削り取って、平滑にしてしまおうというのが傷とりの考え方。
ただ、実際に削っていることには変わらないので、多用は禁物。今回は傷が取れたら、ガラスコーティングで保護します。
乾いてきたら自然にコンパウンドも取れていく
ゴシゴシと、コンパウンドをつけたところを専用クロスで塗り込みます。そのうち、次第に乾いてきて、クロスで拭きあげされるのでカスも出ずにピカピカになります。カスが出ないのが自慢のクオリティらしいです・・・クロスのカスがでるのは、ご愛嬌ということで。
このコンパウンドとクロス、どうやら水分過多になると効果が薄くなる様子。私は乾き切らないうちに作業したのですが、ピアノブラック周辺の水を吸うといつまでもコンパウンドが乾かず、拭きあげもされません。
結果 傷はまろやかになり目立たなくなる
磨き込んだ結果はこちら・・・薄っすらと傷が見えなくもない・・・・
しかし、見た目にはほとんどわからないくらいには消えました! 完全に消え去るわけではなく、深めの傷はとれない様子。角を丸く滑らかにしたような小傷に進化(?)して、遠目にわからなくなっただけでした。
副次的効果で洗車の磨き傷も随分と取れたようで、どこから見てもツヤツヤ。これだけでも満足度は高い。
ちなみに、ドア一枚分の作業時間は、およそ1時間。私は一度目に広い範囲を一気に磨いてみたら、小傷が増えるという悲しい目に遭いました。少しずつ丁寧に磨き直して、事なきを得ましたが(笑)
これで良しとするかどうかは、あなた次第。私はひとまず、あとはガラスコーティングで誤魔化すかなっていう感じ。また傷が入るだろうしね・・・
愛車を磨いて大事にしよう
愛車を磨くのは楽しいですね! キレイなクルマと、キレイな景色を一緒に撮影するのが、私は大好きです。
私の人生の想い出は、だいたい愛車と共にあります。彼女(嫁さま)とのドライブも、子どもたちのギャン泣きも、車の中での楽しい会話も、ドライブスルーでの飲食も、大雨の立ち往生も良い想い出。
車と家族を撮るのも。
オフ会で皆んなでガヤガヤするのも。
ドライブ旅行に行くのも、全て幸せな経験、そして想い出になります。
楽しいレジャー、振り返ると、いつもピカピカに磨かれた愛車。世の中には汚されたままの可哀想な車も居ますが、私の元に来るクルマはいつも出来るだけピカピカに。クルマにとっても幸せなことに違いありません。
小さな傷もちょこちょこ治す後ろ姿、子供達もきっとクルマに大事に接してくれるに違いありません。楽しいクルマメンテナンス生活、体験しませんか?
結びの瞬景
というわけで、ツヤツヤになったピアノブラック・ガーニッシュでございます。
クルマをいつまでもピカピカに保ちたい・・・! クルマを大事にする人なら、当然湧いてくる感情でしょう。かくいう私は、前の愛車 Peugeot 308SW では諦めていたピアノブラックガーニッシュの傷、HONDA CIVIC では一生懸命に磨く所存です。
なにせね、308 は洗車機に入れることを前提でシュアラスターで磨いていましたから。小キズが沢山入ろうが、白い車なので目立たない! ところが CIVIC はブルー系。洗車機にも入れずセッセと手洗い洗車です。
大変だけれど、なんだか楽しい研磨ライフ(笑)。いつまでも幸せに愛車と付き合っていこうと思います〜