イタフラEVに物欲醸す…信州輸入車ショー2024に行ってみた(前編)

今回はちょっと趣向を変えて、モーターショーの模様をお伝えします。モーターショーと言っても、地元のディーラーが集まって開催する展示会なんですけどね。あるのとないのとでは、やっぱりあったほうが言い訳で。

 

我が家の息子くんの強い希望により、2024年7月6日、松本空港近くの「やまびこドーム」で開催の「信州輸入車ショー2024」へ突入!久々に輸入車に触れますが、どんな感情を抱くかな?

 

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信州輸入車ショー ようこそ!と中古車がお出迎え

信州輸入車ショー2024に並ぶ中古車達

 

到着してすぐにわかる、地元ディーラー感。なにせ、会場入り口には中古車の嵐!プジョー、ボルボ、フィアットにJeep、BMWも並んでる。それぞれに値札が付いて、これなら買えるなと物欲が騒ぎ出す。

 

いやいや、自分、新車しか買ったことありませんわホホホ(^。^)と、無理をして中古車ゾーンをスルー。しかし、やまびこドームに入ると心が踊らずにはいられない状況となりました。

 

信州輸入車ショー2024 やまびこドーム内

 

おおっと!思ってたよりも沢山の車が並んでいるじゃあないか!

 

写真からだとわかりづらいと思いますが、左右に広がるドームの中、輸入車、輸入バイクが目白押しだ!子供が楽しめるように、Nゲージ(しかも、運転できる)があるのも、わかってますねえ主催者様!

 

メルセデス・ベンツ E-Vlass All-terraaom
メルセデス・ベンツ E-Vlass All-terraaom 威風堂々。そんな言葉が脳裏をよぎる、迫力のイカフェイス。

 

 

入り口に佇む、王者の貫禄メルセデスベンツ Eクラス。白黒のコントラストが激しい、てか、フロントマスクがイカゲームだよね、でも凄みが良いねと感動して、運転席を覗き込もうとする私。

 

まこまち  いやあ、エグいねえベンツは?

 

と、嫁さまに話しかけたが答えがない。振り返ってみると、嫁さまは息子くんを連れルノー・ゾーンに。大蔵省のエスコートをサボるわけにはいくまいと、そそくさとメルセデスベンツ・ゾーンを後に。むう、仕方がない、仕方がないぞ…

 

ルノー・カングー EV発売は2026年以降らしい

ルノー 三代目カングー
ルノー カングー は3代目になって普通のデザインに…と思っていたが、実車はなかなかにファニー。これはアリですね!

 

ルノー・ゾーンの嫁さまを見ると、どうやら新型カングーに興味津々。そういや、プジョー308SWを選んだ時、嫁さまの推しはカングーだった。私がピッチングに弱いからと、プジョーにさせてもらったんだ。

 

まこまち  新型カングー、写真で見るより、ずっと可愛いね。

嫁さま   そうね〜。私的には、前のカングーよりもアリだなあ。

 

運転席に乗り込み、質感が上がったことを確認。リアシートに乗り込み、相変わらずの三席横並びに、こだわり強いねと笑い合う。

 

ルノー 三代目カングー コックピット

ルノー 三代目カングー リアのドア

 

そこに駆けつける、セールスさん。カングー談笑に花を咲かす。燃費が悪い?いえいえ、今はディーゼルありますので14km/Lは走りますよと。

 

まこまち  カングーは良いけれど、EV乗っちゃうとカングーもやっぱりEVが良いなあ。

ルノーさん 2026年頃から、ルーテシアを皮切りに日本でもEVを販売するみたいです。

嫁さま   へえ、ルーテシア。

 

なぜルーテシアに反応したのかはわからないけれど、コンパクトカーが好きな嫁さまだから、EVコンパクトが欲しいのかな?

 

最後のピュア・エンジン・スポーツか ルノー・メガーヌ

ルノー・メガーヌ R.S.
ルノー メガーヌR.S.。シビックTypeRのライバル。ライバルなのにオシャレ。別にTypeRをディスってるわけではない。

 

カングーの周りをウロウロしながらセールスさんとおしゃべり。すると、あの心に刺さるエロイエローが目に飛び込んだ。おお、メガーヌじゃないか。

 

あれ?でも、プジョーを買った当時と変わらないデザイン。フルモデルチェンジはしてないんだ?

 

ルノーさん  これが最終モデルですね。おそらく最後のピュアエンジン車です。お客さん、MTありますよ、MT。

 

ルノー メガーヌR.S. ヘッドライト

ルノー・メガーヌR.S. リアタイヤ

 

いつのまにやらお客様だが(笑)ピュアエンジンは最後の贅沢。ついこの前も、ピュアエンジンの記事を書いたばかり。うーん、乗ってみたいなあ。

 

それにしても、さすがは欧州車。デザインの圧力が半端ない。我が家のシビックもサクラも、アッサリと言えばアッサリ。それが良くて買ったというところもあるのだけれど、無い物ねだりか、エグいやつが欲しくなる。

 

最後に目に焼き付けるために、メガーヌももう一度、パシャリ!

 

ルノー メガーヌR.S. 全身

 

うんうん、スポーツハッチは荷物なんか載せる気ねーよ感が良いですよね。ミニバン大好き日本人には売れないとは思うものの、よくぞ輸入を続けてくれました!と褒めたいルノー。

 

残念ながらミニバンっぽい車が好きな息子くんは、相変わらずカングーを入念にチェック。ま、好きなカテゴリーを楽しむのは、悪くないか。自分もカングーは家にあっても良いなと思う一台だしね。

 

目線がイカすコンパクトEV フィアット・500e

FIAT 500e 全身
フィアット500e。小さいからか、悪な目つきも可愛く見える。こういうファニー感をどうしても出せない日本勢。ノリで作れるイタリア勢。

 

その近くにあった、フィアット・ゾーン。オシャレなコンパクトならフィアットもありでしょう。密かに小さなコンパクトに興味津々な嫁さまに(と、思い込んでいるだけかもしれないが)、これはEVだよーと説明する。

 

まこまち  目つきが変わったところがお気に入りポイント。

嫁さま   小さい車、興味あったっけ?

まこまち  これでも一応、一世を風靡済みのブロガーですよ…

 

個人的にも興味があって、そもそも、小さなボディにこれでもかと装飾を施す様は腕時計のようで好きだ。車はなんぼでも大きくできるが、小ささを維持する事は大変なはず。

 

FIAT 500e コックピット

FIAT 500e エンブレム

 

座り心地が良いとは言い難い白いシートも、優先すべきはデザインなわけで、この方向性はありでしょう。小さなディテールの詰め合わせのようなフィアット500eにハマったのは私の方で、パシャリパシャリと撮影に夢中。

 

うん、楽しい!車を眺めるのは楽しいな!

 

FIAT 500e サイドビュー

 

最後にサイドショットを納めて、何か見るものはないかなとキョロキョロ。すると、あったぞう…

 

デザインの怪人!?戦慄のプジョー・408

Peugeot 408 全身
泣く子も黙る、プジョー408。EVではないけれど、燃費的には注目のディーゼル仕様。実質的選択肢は、まだまだ内燃機関ですね。

 

プジョー408!初見だけれども、一発でわかる存在感。見たかったんだよね〜

 

しかし、何だかちょっとエグすぎやしないだろうか?美しいワゴンを作らせたら世界一とプジョーを推す私が見ても、プジョー408には若干のアンバランスさが。こういう不自然感、シトロエンに任せておけば良いのにさ。

 

プジョー408のフロントマスクは歌舞伎顔?

Peugeot ライオン・エンブレム

 

サイドにつくエンブレムも、結構大きく主張している。私の愛したプジョーは、どこへ行ったのやら。

 

嫁さま   すごい形してるね〜

まこまち  同じ青い車とは思えない存在感だよね

嫁さま   顔面凄い。牙と言うより顔のヒビ割れ。

まこまち  プジョーファンに噛まれるぞ…

 

それでも何かかがおかしいと、キョロキョロと周りを見回すと。

 

Peugeot 308SW
プジョー308SWは、ちゃんと整ったカタチだった!イタフラ車はなんだかイジりたくなるけれど、それは愛情表現だと思っています。オーナーさん、ごめんね。

 

まこまち  あぁ!うん、408ほどエグくなくて良い!

嫁さま   408を見た後だと、みんな普通に見えるんだけど(笑)

 

なるほど、牙が生えても優しい丸みを忘れないプジョー308と、アバンギャルドを目指さないとならない、プジョー408か。うんうんと、消費者の想像を超える元気なライオンを見せつけられて、なんだか目頭が熱くなる。ああ、気に入った車をとっておける経済力と土地があればなあ。

 

まあ、新しい車に乗りたいから、仕方がない。全ての願いを叶えることは難しいと、改めて思い直すプジョーゾーンでした。

 

嫌というほどどこまでも丸く!ALL ELECTRIC MINI COOPER

MINI EV
ミニ・クーパー。もうツルツルテカテカな感じで、オモチャ感へ猛ダッシュだ。インテリアとのギャップも楽しめる車に仕上がった。

 

今度はミニ・ゾーン。息子くんは、密かにMINI CROSSOVERがお気に入り。「背の低い車同盟」の血筋を継ぐかと思ったら、やれカングーだ、やれMINI CROSSOVERだと私に背中を向けている。

 

どうせMINIを見るのなら、やっぱりMINI COOPERだよね。この小ささでEVよ?クリーンなイメージでフロントマスクを整えたから、余計に目玉がクリクリに!(笑)

 

MINI EV ヘッドライト

MINI EV フロントエンブレム

 

それにしても、MINIは既にファッション優先よね。英国産MINIに比べたら、そのサイズの必然性を感じなくなってきた事に寂しさはあるものの、ファンにとって期待を裏切らないディテール大王は漢服。

 

ルックスの愛くるしさが、媚びたような可愛さでないのも、こだわりを強く感じる。でも本気でいつまでも同じようなデザインだから、時々街中で見れれば良いかなあ、と感じちゃうのは、私がMINIに乗るイメージを想像できないからかなあ?

 

MINI EV 丸いセンターディスプレイ

 

コックピットを覗き込んで、ワオ!と叫んでしまう。もう、そこまでこだわる必要、何がある?と言いたくなる、丸いディスプレイ。惜しみなく注ぎ込まれるテクノロジーは、果たして狭いフロントウインドウの視界を広げるためなのか、それともディテールの為なのか(笑)

 

とは言いつつ、隅々まで考え抜かれたセンスを読み取り、楽しさを覚えるミニ・ショー。と、夢中になっていたら嫁さまと息子くんを見失った。キョロキョロと探していると…

 

嫁さま 禁断のゾーンへ

信州輸入車ショー2024で並ぶEX30とiD4

 

おや?フォルクスワーゲン、iD4。期待の輸入電気自動車で、私もちょっと気になる存在。この際だからじっくり見ようと思った矢先、私の目に入ってきたのは、ボルボEX30と、そこでセールスさんと談笑する嫁さまの姿!

 

つづく!(明日更新します!)