ボルボを契約するとき、値引きの最後の押し込みに「自動車保険をあなたから契約する」と伝える手法をとった。
各種リペアサービスや新車入れ替え特約に惹かれたのもあったのだが、今は同様の保険にネットから入ることができる。自動車保険はやはり、ネットで入るのが一番安く済む。
今回、同じような待遇で保険を解約したい人の役に立つように、ディーラー契約の自動車保険を解約したやり取りを公開する。
ディーラー契約自動車保険の解約
ディーラー経由解約か 保険会社直接解約か
ディーラー契約の自動車保険は、自動車保険会社へ連絡すれば、解約が可能だ。
その際、ディーラーへの連絡をせずに解約することができる。今回私は、何も告げずに乗り換えようと、自動車保険の解約はボルボディーラーへ伝えずに行おうと考えた。
ディーラー契約=代理店契約の自動車保険の場合、その契約が解除されると、担当者へはペナルティがあると言う。つまり成績のことだと思うが、消費者から見ればどうでも良いこと。
もちろん将来もう一度、同じディーラーからクルマを買う可能性があるのなら、しっかり申し出たほうが良いことは想像に難くない。
今回私は、次のような条件で自動車保険を解約しようと考えた。
- 来週、クルマを買取店に手放す。
- 3週間後、新車が来るので、その時の保険の為「中断証明書」の発行を依頼。
- ディーラーへ連絡しないでほしい。
ディーラー契約の自動車保険の解約は、自動車保険の証券に書かれた連絡先へ電話するのが早道。
自動車保険会社へ直接連絡して解除の申し入れをする
まこまち もしもし、自動車保険の解約について伺いたいのですが。
オペレタ はい、それでは証券番号をうかがってもよろしいでしょうかーーーはい、ありがとございます。
(注意:オペレタ=自動車保険のオペレーター様 ドラ○エみたいに4文字制限にしてしまいました)
自動車保険の解約の旨と、中断証明書の発行をお願いをする。中断証明書とは、保険の等級を別の保険会社に引き継ぐための書類で、解約のときは必ず申請しよう。
オペレタ お客様の場合、代理店契約になっておりますので、こちらから代理店に伝えることになりますがよろしいですか。
まこまち 実は、今回はディーラーへ連絡したくない。直接保険会社との話で解決できませんか?
オペレタ 可能でございます。代理店様と何かトラブルがありましたか?
まこまち 直接的なトラブルは無いんだけれど(笑)まあ、連絡を取りたくないんですよ。
オペレタ かしこまりました。それでは弊社の最寄りの店舗より、お客様へ連絡さしあげるようにいたします。
ディーラーでの契約は、自動車保険会社経由ですんなりと解約できそう。よかった。
住所の変更が必要なら 変更と同時に解約手続きができる
オペレタ 保険解約の書類は、お客様のご自宅へ郵送させていただくようでよろしいですか?
まこまち はい、お願いします。
オペレタ では、ご住所の確認をいたします。お客様のご住所は、○○○でよろしいでしょうか。
まこまち あれ、それは古い住所ですね。1年前に住所変更の依頼をディーラーへお願いしていたのですが、変わっていませんか?
オペレタ えーと・・・はい、履歴がございませんね。
1年前に住所変更があり、ディーラーで手続きしていた。なんと、反映されていなかったとは。
「しっかり伝えておきますんで」と言っていたじゃないか。たしか住所を記入した書類を渡していたぞ?
保険料は月割清算
オペレタ では、今回の郵送で住所変更の書類も送付いたします。住所変更の手続きが終わり次第、解約の手続きをしますのでご安心ください。
まこまち わかりました。それと、支払いは日割りでしょうか?
オペレタ あいにく当社は、月割までになります。契約満了の○○日までの分を頂くかたちになります。
まこまち 残念。
オペレタ 申し訳ございません。
まこまち (謝るなら日割りにしてくれ! などという発言は、大人なのでしないぞ!)
と、ここまで契約の解除は簡単に話が済んだ。ディーラー保険は3年契約だったが、クルマの乗換えでも途中解約はできるようだ。そんな、安心したのはつかの間だった。
オペレタ それと、中断証明書の発行なのですが、約一ヶ月ほどかかります。
まこまち ….え?
中断証明書の発行は必須
まこまち い、一ヶ月!?それはあまりにも時間がかかるでしょう!?
オペレタ 申し訳ございませんが、事務手続きで時間がかかるので…
まこまち 保険加入は一瞬でできるのに!?
私は保険の解約後、2週間で新車の納車がスケジューリングされていた。ということは、新しい保険には2週間後には入っていなければならなくなる。
ところが、中断証明書の発行がなければ、新規の保険では安く加入できない。
私は20等級ゴールド免許なんだ!(2020年2月現在 笑)はやく証明書を発行してーーー!
と叫んでも仕方がない。そもそも保険加入は一瞬で入れると、つい口にだしてしまったが、一瞬で加入できなければ楽しいドライブもできない。反省。オペレーターさん、ごめんなさいね。
実は、もっとも簡単に新車に保険を引き継ぐには、今加入している保険会社で、新車に切り替え申請するのが良い。
私は今回、3年契約の保険に加入して3ヶ月しか経っておらず、差額を考えればネット保険に入るほうが安いと考えていた。実際、ボルボでもプジョーでも用意している自社ブランドの自動車保険には、まるで大きな強みであるかのように、事故時の新車交換がうたわれていた。
ところが、いざネット通販型自動車保険を見ると、こちらでも新車交換の特約を設定できるようになっている。(正しくは、新車交換相当の保険金額の支払い。)なら、安くて便利なネット通販型を使うのも良いことだろう。
ディーラー加入での付随オプション分多くかかる保険料。ディーラーとの付き合いをやめるのだから、オプション料金も無駄になってしまう。解約するのが必然というものだ。
なお、中断証明書の件については解決策があるので安心してほしい。
保険の解約は簡単にできる
まとめ
以上で保険の解約申請は終えることが出来た。あとは自動車保険会社の店舗から確認の電話が入り、送られてきた書類にサインし、返送するのみ。
自動車保険は、ひとつのクルマにはひとつの保険しか加入できない。クルマを一台しか所有しない大多数の人は、保険等級の引き継ぎをするには一度、現在の保険を解約する必要がある。
ネット通販型保険は、等級の引き継ぎを行うのは簡単なのだが、それは保険が満了を迎える場合のみだ。途中解約して保険を乗り換えると、ここまで話したとおり、結構面倒な手順を踏むことになる。
このあと保険等級を引き継いで新たに保険の加入になるが、それはまたあらためてお話する。