カー・ジャーナル

輸入車を所有し続ける意味を持とう

なぜ私は輸入車を選んだのだろう?趣味といえば話は早いのですが、趣味だと一言で表すのは寂しいものです。私がボルボ を選び、今プジョーに乗る意味は?そこには、家庭を守りつつクルマ好きでいたいという願いが込められています。

 

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人は皆、なりたい自分となれなかった自分のギャップに葛藤して、喜び、諦めて人生を過ごします。子供の時に溢れていた希望は形を変えるけど、重なる年輪と混ぜこぜになって、また新しい願いにかわる。

 

それは、いつまでも生きる力になる。

 

少しづつでも、目の前にある自分の希望を掴み取って、豊かな人生を歩みましょう。ひとつしかない物語を綴りましょう。

 

――― 🚙 ―――

 

今日は、輸入車を買う意味を持ち続けようというお話。

 

最近、情緒不安定(笑)交通網の再発達だとか、自分の好きなクルマは売れないでだとか書きましたが、クルマ文化を大事にしたいことの裏返しです。自分で言っちゃった。

 

新しいプジョー308、良いな〜そそるな〜なんて思う今日この頃ですが、どうして今、自分はプジョーに乗っているんだろう?なんて考えだして。その時よりで心境が変わるのは人間だから仕方がないけど、わざわざ異国のクルマにのる変態になる必要はなかったのに。

 

ボルボV50

 

クルマを買う!という事でいうと、もっとも凄いと思うのはドラヨスさん。クルマを買って経済を回そうを自ら積極的に行なっている、クルマを10台くらい持っている買う系車ブロガー&YOUTUBERです。

 

ドラヨスさんは脱サラして、買う系ブロガーとして明確なメッセージを残している。凄いと思う。行動することで沢山の人が幸せになる。また新しいクルマを買ってくれって言いたくなる。つまり、応援したくなる。

 

私はそこまではいけない。。と諦めているわけではないけれど、収入ハテナ円プラス売却費、経費毎月500万円(車代)の事業と考えると、ちょっと勇気が出ません。その先も思い浮かばないし。

 

それより、田舎カフェを目指しちゃう。好きなクルマを維持しながら、自然の豊かな地域に住むこと。これが私の願いですね。

 

 

この夢、もちろん子供の頃から抱いていたわけではありません。中学でも、高校でもない。結婚したあたりからです。

 

社会人になって、車に興味を持ちはじめた。どちらかと言うと、家内が車が好きだったから、その影響を受けたのでした。最初は160万円のトヨタレビンで。その後少しずつ価格を上げて、たどり着いたのが輸入車でした。夢は確か、ボルボ を買ったくらいでにわかに抱いたはず。

 

家内は比較的身体が弱く、それは結婚した後に分かったことで、空気の悪い都会にはいつまでも住んでいれないなと感じるようになりました。さらに子供にも先天性の病気があって。でも、田舎にドライブに出掛けて一泊すると、目に見えて調子が良くなる事がわかりました。

 

私が企業内でいつまでも頑張る事は、家内の負担が増えることに繋がります。当然、私が出世を諦めた、なんて言うと家内は悲しむ事でしょうし、自分のせいで会社を辞めるなんて考えでもしたら可哀想。

 

家庭を守るという責務は、何よりも優先すべき事だと私は考えています。それは収入の面だけでなく、居るべき場所、時間も含めて。仕事優先で家に帰らないとい時代ではないし、家庭を蔑ろにして仕事をするべきではない。

 

だから私は、自分の夢を再構築したんです。

 

カフェ パイとコーラ

 

家内は家のリフォームが好きだから、いじりがいのある古い家を田舎に買おう。壊れそうなところは、一緒になって改築して楽しもう。

 

自然の豊かなところに住もう。風が木々を揺らす音を楽しめる、そんな場所が私の好み。もともと田舎欲の強い私の希望を組み込んだ。

 

でも、これだと必ず失敗する。

 

MOAで虹に出会う

 

飲食店で働いたこともない私が、どうして人の少ない土地で成功するだろうか。真正面から始めたら、絶対に上手くいかないのは確かだった。

 

それに、好きなクルマには乗りたいんですよね。クルマを買うだけの収入は欲しいんです。ステアリングを握ると嬉しくなる。コックピットに座って、自分の好きな人を乗せると、楽しくなるんです。

 

クルマをいつまでも所有していたい。田舎に住みたい。家族の近くで過ごしたい。これらをひっくるめて、車好きの集まる田舎カフェをつくるという夢を追うことにしたんです。そして今までのカフェとは違う、インターネットでのメディア戦略をひとつの軸に組み入れる。これがブログを始めるきっかけのひとつです。

 

朝焼け

 

そして、クルマが好きな人間として所有していたいのが、輸入車です。わざわざ人と違うものを、積極的に選びにいく。趣味といえば趣味だけど、価格は日本車より高めだし、メンテナンスは受けづらい。変態ですよね(笑)でも、この選択が気持ちいいのです。

 

だから、ボルボを乗り続けていても良かったし、今回はたまたまプジョーにしたし。輸入車=ドイツ車だけど、あえてそこから外した選択をしておきたかった。将来、王道と言えるドイツ車だって選ぶかもしれません。

 

ブログというひとつのメディア戦略も、クルマが好きな人全ての人に届く必要はない。たくさんの人を満遍なく楽しませる技量は持っていないし、人に話を合わせるのも大変だし。ある程度、趣味の合う人とだけが集まるカフェにしたいんです。

 

相変わらず、少しだけエゴが出るけど。自分の信念を曲げてまで商売をするのは嫌ですからね。

 

山安

 

輸入車は豊かの象徴だけど、人生を豊かに変えるツールでもある。

 

生活のために、必ずしも必要なものではない。必要なら、安くて性能の良い車なんて沢山あります。けれども、趣味が「車好き」なのだとすれば、どこまでもとことん、車好きでいたい。選ぶ車にもこだわりを持ちたい。そんな希望を積み重ねられるから、人生を豊かに変えると言えるのです。

 

とうぜん、趣味はなんだって良いでしょう。私がたまたま、クルマが好きだったという話。でも、大事な話なのです。

 

少し暗い話も混ざってしまったけれど、何一つ後悔せずに、計画を進めています。私が輸入車に乗るのは、出来るだけ好きな事をしながら、将来、家族の生活環境を変えてあげたいという希望が込められています。

 

自分で言うのは照れ臭いですね(笑)

 

皆さんの、輸入車を所有し続ける意味とはなんですか?ぜひ、聞かせて欲しい。そして、このブログの一つの記事にさせてください。

コメントで応援してください!

  1. JUN より:

    はじめまして。

    ’94に初めての輸入車、プジョー405Mi16から輸入車ばかりを乗り継いでいます。ちなみにドイツ車は家のクルマとしてはありましたが、自分の意志で購入した事はありません。今は’20プジョー508SW GTに乗っています。

    国産車はマツダのロードスターはNA、NBと2台乗りました(プジョーと2台体制でした)。
    乗り続ける意味…フィールが合う、と言うしかないのですが(苦笑)やはり絶対数が多くない、と言うのはありますね。メルセデス、BMW、アウディなどのドイツ勢はやはり周りにも多いので、フランス車はそういう意味では性に合ってる気はします。
    故障は…もう慣れですね(苦笑)。窓が落ちるとかは故障に数えてません。リセールも良くないし。ただ、クルマが好きなのであまり合理的に選ぶ必要はないと考えていますね。何かあったらレンタカーでも借りればいいですしね。

  2. CorreggioParma より:

    私が輸入車に乗っているのは、一つは父の乗っていたVWのビートルの影響かもしれません。父は、留学先のドイツで確か1961年型を買って、それをわざわざ日本に持って帰ってきたのでした。夏休みには必ずこの車で、旅行にでかけたものでしたが、三角窓を開け、更に窓を全開にして走っていました。家族5人の荷物は、キャリアで屋根の上。たいてい一度は途中で、ヤナセによるはめになったのを覚えています。リアエンジンの空冷では日本の夏はしんどかったのかもしれません。70年の万博には千葉から、大阪にこの車で東名を走りました。案の定、途中で止まってエンジンを冷やしていたのを覚えています。しかし、信号での出足は、当時は国産の車よりずっと良かったと思います。今でもあの独特のフラット4の音は忘れません。内装もステアリングのWolfsburgのエンブレムとか、一輪挿しやら国産車にはない雰囲気があったのを思い出します。父はその後ももう一台1971年型の1302Sに乗り換えていました。私も一度運転しましたが、リバースへの操作はコツが要りました。私が輸入車を乗り換えているのは、国産にはない雰囲気をいつも求めているからかもしれません。もっとも自分では、VWを買うことは今までありませんでしたが。それと私はマッチボックス世代なのですよね。子供の頃に遊んだミニカーがみな輸入車で、刷り込まれたんだとおもいます。

  3. hiro3008 より:

    僕の場合、乗り続けている・・・と言っても、今の3008が初めての輸入車で、まだ1年少々ですから、輸入車を選んだ理由になりますが、「車作りのこだわりを感じたから」ですね。あくまで素人感覚ですが、輸入車には、インテリア、エスクステリアともに「らしさ」を感じました。それが所有する喜びでもあり、運転する楽しみにもなっています。
    それと、3008を買って次男が車に興味を持ちました。それは男親としては嬉しいところですね。まだ初心者マークですが、それがとれたら3008を運転するぞ!と日々、奥さんの軽で鍛錬してます。
    さて、今年はその奥さんの車の買い替えです。候補は、もちろん輸入車・・・しかもフランス車!我が家も変態ですねぇ。

  4. 森のクマさん より:

    本日308blueHDi が納車されました。
    国産を数台乗り継いだ後、ゴルフ5と7に通算13年乗って今回308に買い替えました。
    ゴルフの時は「一度はゴルフに乗ってみたい」でした。
    5は本当の大衆車で内装なんか今時の軽自動車より安っぽい感じでした。
    7になってプレミアム路線まっしぐらで高級になりました。
    どちらも走りは素晴らしいものでした。

    別に輸入車に拘っているわけではありません。
    もう年なので(現在67歳)最後の新車かなとは思っていますが、Cセグメントで乗ってみたい車を探していたらプジョーになっただけです。
    ゴルフ8が待ちきれなかったのもありますが、あの顔がどうも。
    国産車もいくつか試乗しましたが、マツダ3、インプレッサ、カローラクラスでも、ACC、ブラインドスポットモニターetc付けると軽く300万超えちゃうんですよ。モデル末期の308と大して変わらない。だったら面白そうなものに乗りたいです。

  5. まこまち より:

    JUN様

    はじめまして、コメントをありがとうございます。

    希少性はたしかに、気になりますね。希少というだけで魅力的に感じてしまう。自分の個性は、周りの人とはちょっと違うんだ、なんて感覚が芽生えるし、それがとても気持ちいい。

    窓が落ちるは故障ではない、はツワモノですね(笑)高速道路では起きないで欲しい(汗)フランス車に乗り始めた私としては、故障が多いという感覚はありませんが、やはり昔から言われていることは本当なんですね。慣れるくらいに壊れるなんて!

    いただきましたコメントは、新しい記事で引用させて頂く予定です。よろしくおねがいします。

  6. まこまち より:

    Corregio Parrma様

    時々、飾っているのを見るビートル。古いカローラやクラウンを飾る家はないけれど、ワーゲンにはありますよね。

    ボディが性能や性格を本気で表していた時代から、日本車は壊れない方面へ舵を切って、輸入車は自分達の個性を貫いた、そんなように思うことがあります。今は融合の時代?一時代しか見てない私には何とも言えませんが、そんな事を思い起こさせるエピソード。ありがとうございました。

    頂きましたコメントは、新しい記事で引用させて戴きます。よろしくお願いします(^ ^)

  7. まこまち より:

    hiro3008様

    インテリアもエクステリアも、輸入車には日本車以上のものがありますよね。誰も同じだなーという気分にはならない、積極的に選びに行く理由を感じます。

    興味を持てると言うのでしょうかね、遠くの誰かが作ったものを、自分の世界で愛用する。ここに特別なものを感じるような気がします。

    息子さんが興味を持たれたとは、子供の感性は敏感ですから、きっと響くものがあったのでしょう。嬉しいですね!

    そして奥様も。。フランス車2台持ちは、なかなかの変態っぷり(笑)期待していますよ!

  8. まこまち より:

    森のクマさん様

    コメントをありがとうございます。
    一度はゴルフ、私にもその感覚はあります。まだ達成されていませんが、いい車を選ぶならゴルフを一度は選んでみたい。
    ゴルフ8のデザインが・・・という声は聞きますね。個人的には、ゴルフ8は来たら迷いそうでしたが、現行308でも十分対抗できると思っていますよ。

    輸入車への拘りのご返信、ありがとうございます。今後の記事に引用させていただく予定です。
    確かに最近の和製Cセグメントも、高価になってきましたね。車格が同じだからとはいうものの、ベース価格を知っているから、どうしても高く感じます。
    輸入車だって、現地では安いベースモデルがあるんですけどね。全グレードいれる・・・わけにはいかないでしょうしね。

  9. 308も購入してちょうど1年が経ちました.
    購入時の直感が正しかったことを改めて確認できて,満足感に浸っているとことです.

    10年前に初代3008を購入した際は,単純に「他の人とは違うクルマ」との思いからでしたが,その次もフランス車を選んだのは,考え直してみると,国産メーカには無いそのカーライフに対する思想に共感したからかもしれません.

    プジョー以外の輸入車は所有したことがないので断言はできませんが,メーカは充実したカーライフを楽しむための手段を提供するだけで,実際にそれを実現するのは100%ユーザに任されている,という思想があるように感じています.
    クルマの運行に関しても,日本車以上にユーザがなすべきことが,あえて残されている気がするのです.
    プジョーの場合,それが運転手以外へのシートベルト警告灯であったり,不便なドリンクホルダであったり(笑

    こういう土壌があってこその,ブランド創生だと思います.
    ブランドとはユーザとメーカが協調して創り上げるもの,そんな思想がひしひしと感じられるところが,輸入車から離れられない所以でしょうか.

  10. まこまち より:

    暗黒卿@プジョー様

    コメントをありがとうございます。そうですね、クルマを愉しむのはユーザーに任されている、そのとおりだと思います。
    緩いところはゆるく、主張したいところは主張する。このメリハリが効くのが輸入車です。または、日本人にない感性がはいっているから、メリハリがあるように感じるのかも。
    でも、輸入車に乗ったときに感じる「こいつは良い」という感覚は、メーカー側がしっかり考えてデザインしていることなのだろうと感じますね。

    思えば、ブランドという概念自体が、日本人の不得意とするところです。20年くらい前から日本車もブランド創出に力を入れ始めましたが、経験の差が大きすぎて、なかなか埋まりませんね。

    そういえば、最近色の濃いクルマの写真を現像しました。難しですね。暗黒卿様が大変がっていたの、ようやくわかりました(^^)

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