ボルボはディーゼル廃止決行 私のパワーソース・ミックスの主張は変わらない

私の家の近くで花が咲きました!って前回書きましたが、するとやっぱりクルマとの写真が欲しくなります。

 

ところが桜というのは人がどうしても集まるもの。写真を撮ろうと訪れても、見物する人が多くって。そもそも、ご近所の皆さんが徒歩でお散歩がてらに見物に来ているものだから、クルマで撮影しようという私のほうがお邪魔だったり。

 

クルマは大自然の中で写真撮影するのが好きな私。田舎に行きたいっていうのは、そういう側面もちょっとあったり。都会よりも生活は大変なのは理解しますが、憧れは憧れなんですよね。

 

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今回はボルボのお話です。

 

私は今でこそ「ディーゼル信者」みたいなところがありますが、自動車と環境問題とを合わせて考えた場合の最適解が、いまのところクリーン・ディーゼルも含めたパワーソース・ミックスが良いのではないかという主張をしているだけで、ディーゼル・エンジンだけが良いと言っているわけではありません。

 

化石由来のエネルギーから脱する手段が、自然エネルギー主体になればEVは当然のことだし、バイオ燃料に目処が立てばディーゼル・エンジンがきっともてはやされる。CO2を出さないと見なされる燃料であれば、ハイブリッドにする必要も無いでしょう。

 

今後の技術発展によっては、様々な可能性があるのです。だからこそ、すべてのパワーソースを認めるべきで、その可能性を ”ブログという小さな発信源だとしても” 消し去りたくないのです。

 

けれども、私が最初からこのような考え方を持っていたわけではありません。特に、ディーゼル車をこれほど将来に残したいと思わせたのは、ボルボ V40 D4 を購入したからです。

 

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ボルボにディーゼルの良さを教えてもらった

VOLVO V40と川崎工業地帯
逸品のスタイルと環境対応ディーゼルエンジンが魅力だった、前の愛車 VOLVO V40 D4 momentum。私の考え方に大きな影響を与えた一台でした。

ディーゼルの燃料代半分神話は本当でした

購入した 2016 年当時は、自動車取得税の免税という大きなご利益がありました。それまで、「直列5気筒」という重くて燃費の悪い、けれども独特の回転フィーリングが楽しいクルマに乗っていたわけです。大気中に放出する二酸化炭素は、たしかに多かったことでしょう。

 

そう、ハイオクガソリン 8 km/L から、いきなり 13 km/L (いずれも市内実燃費)に変わったわけです。しかも高速道路を走ってみれば、20 km/L を軽く超えて走るんです。車重 1,500kg を超えるクルマで、この数値を叩き出す。

 

しかも、日本では軽油は優遇されていますから、月々の燃料代なんて半分です。おまけに 400Nm の大トルクつき。こんなに良いモノ、買わなきゃ損ってわけなんですよ。

 

環境に意識を向けることが重要だった

そして私はブログを始めて、ディーゼル・エンジンの良さを発信しつづけました。燃費が良いということは、二酸化炭素の排出が少ないということです。地球温暖化が叫ばれる今、少しでも燃費の良いモデルに乗り換えること、環境問題を真剣に考えることは正義です。

 

将来のエネルギーの展望が見えない中で、二酸化炭素排出量の削減だけが先走っているように見えなくもない昨今は、クルマを買おうという人たちが皆、何らかの環境的意識を持つことが重要です。だから私は、ディーゼル・エンジンという側面から、将来をEV一辺倒で考えてはいけないよ、と話を展開していました。

 

環境を考えてのディーゼル導入ではなかったか

ところが、ボルボは自らディーゼルを辞めようと決めました。実際にはラインナップはあるのですが、ボルボ・カー・ジャパンは世界に先行してディーゼル・エンジン車の導入を辞める方へ動き出した。XC40、V60という販売の主軸モデルには、ディーゼル搭載車の輸入はされませんでした。

 

重い車種はディーゼル搭載車を導入するという、ひとつの指標が出たときもありました。けれど、V90 のディーゼルモデルは輸入されるも、さらに車重のある V60 CrossCountry のディーゼルモデルは輸入しない。あぁ、本当に環境の事を考えているわけではないのだなと、私はこの時、残念に感じたものでした。

 

ボルボのディーゼル撤退はガムシャラだった

VOLVO V60 Inscription Interior
ボルボV60 Inscriptionのインテリア。デザインは今見ても、他メーカーの追従を許さない。とはいっても、企業の考え方で霞む可能性は高い。ディーゼル撤廃もその1つだ。

日本は世界よりも早くディーゼル撤廃テストが実施された?

今思うと、日本市場は世界市場のテストケースだったのかもしれません。日本での主要モデルのディーゼル・ラインナップの撤廃による販売動向を見て、ディーゼル・エンジンは将来的にも不要だと考えたのかもしれません。

 

もちろん、日本市場だけがテストケース、というわけではありません。海外も含めて、ディーゼル撤廃の流れは強い。特に、先進技術を持たない国家は、自分たちでなんとかできない分野は除外することでしょう。電気自動車分野であれば、市場参入することはできる。内燃機関の技術は、欧州や日本には敵わない。ならば電動化モデルを推奨するのは、当然かもしれません。

 

ボルボのディーゼルの幕は降りた

2020年8月、ボルボはXC40のラインナップより、ディーゼル・エンジンを廃止すると発表。英国において 35% の販売比率を持つディーゼルラインナップを撤廃します。

 

A Volvo UK spokesman claimed the decision “is part of Volvo Cars’ ambitious global electrification strategy, which includes our well-established commitment to the phasing out of diesel in the long term.

出典:AUTOCAR

Volvo UKの広報担当者は、「今回の決定は、ボルボ・カーズの野心的なグローバル電動化戦略の一環であり、長期的にディーゼルを段階的に廃止するという当社の確固たるコミットメントが含まれている」と主張している。

 

2021年初頭、ボルボといえば、マイルドハイブリッド車でガソリン車の燃費の悪さを多少は補いました。ディーゼルエンジンの動向を見てみると、海外においても、XC90はディーゼルのラインナップが完全消滅。XC60のディーゼルMHEVである「B4/B5」も、ラインナップから消えています。VOLVO GLOBAL NEWS ROOM – TechnicalDataより)

 

ここに、「ボルボ・ディーゼルの進化」の幕は完全に降ろされたのでした。

 

未だディーゼル・エンジンのラインナップが無いわけではありませんが、将来性のあるディーゼル&マイルド・ハイブリッドのラインナップ落ちを見る限りは、ディーゼル・エンジンを見限ったと捉えて良いでしょう。

 

勝手な裏切り感情とパワーソース・ミックスの決意

あまりにも素早かった ユーザー置き去りのディーゼル撤廃

では、冒頭の話に戻りましょう。私は「VOLVO V40 D4」というディーゼル・エンジン車に乗って、クリーン・ディーゼル・エンジンの良さに気づきました。

 

逆風が吹いていることも知りました。その分、ディーゼル・エンジンに将来があることも調べました。今後様々なエンジン・ラインナップが生まれていく中、ディーゼルという選択肢を示してくれたことには感謝しかありません。

 

けれども、そのボルボは、自ら「第3のディーゼル」などというキャッチコピーで大々的に販売をしたにも関わらず、ディーゼル・エンジンから撤収です。

 

次期 トピックス
2015年7月 第3のディーゼル発表
2017年7月 全モデル電動化宣言(ディーゼルあり)
2019年11月 S60発表 ディーゼルをラインナップから外した最初のモデルに

 

メーカーに信頼を寄せた人たちに、何のアナウンスもありません。リセールが悪くなるから、もう売らない。今、ボルボ・ディーゼルに乗っている人に、リセールが下がるよって言い放って、合計5年で、はい、終わり。

 

それで企業が、許されると思っているのだろうか。

 

プジョーに乗り換えた今でも、この心境は変わりません。裏切られた感情は、私の勝手なものですが、同様に思う人も多いはずです。

 

「将来の見通しが甘かった。今まで買っていただいたディーゼル・ユーザーには申し訳ありません。せめて、次にボルボに買い換える時は少しは優遇するので、許してください。」くらいの事は言ってほしかったわけですよ。それがウソでも、ホントでも。

 

VOLVO V50に座る子どもたち
最も安全なファミリーカーを捨て、企業としての信頼も投げ捨てたか。ボルボに11年乗った私の感情には、裏切られたの一言が強く残っていた。

 

私の考え パワーソース・ミックスの確定

そして私の考えは、整えられていきました。

 

ディーゼル・エンジン車は、二酸化炭素の排出量は少なくても、排ガス成分はガソリン車よりも悪くなる。一旦はラインナップから消えるかもしれない。しかし、バイオ燃料に対応しやすい素性がある。将来はあるはずだ。

 

ガソリン車も、ディーゼル同様燃料によるところが大きい。着火爆発エンジンとしての性能を上げることは、将来の未知の燃料を使う時に、きっと役に立つに違いない。

 

電気自動車、水素自動車は出たばかりで、国の発電計画に大きく揺さぶられる存在だ。だとしても、将来カーボン・フリーの世の中になれば、活躍する場は増えるだろう。

 

つまり、脱・石油を念頭に置いた世界の動きに同調し、真っ先にカーボンフリーを目指すなら、それぞれの国のエネルギー・ミックスに対応できる技術開発を目指すべきだ。パワーソース・ミックスこそが、将来の自動車メーカーのあるべき姿ではないだろうか、と。

 

そして、この考えが見えない自動車メーカーのクルマは、今後きっと買わないでしょう。

 

多様な考え方があるが 説明も必要だ

いつか、私の考え方が間違っているという世界がくるかもしれません。今でさえも、EVと内燃機関の同時開発なんて、小規模メーカーが体力を費やせるものではない、と言われれば、そのとおりなんです。

 

けれども、だからこそ、ひとつのパワーソースを切り捨てるのなら、今までのユーザーを蔑ろにするのなら、それなりの発表をするべきです。例えばディーゼルを諦めるのなら、「自分達の会社の考えでは、バイオ燃料は実現できない公算が高いから、切り捨ててEVに注力する。」とか、そういう事です。

 

皆、市場が縮んでいるからだとか、国の政策がEVに傾いているだとか言うけれど、それを覆せるほどのパワーソースを作ることができた時に、その分野の第一人者になれるという事を、情熱を、忘れているように思えてなりません。

 

VOLVO V40 と桜

VOLVO V40 と桜

 

お客様を置き去りにする企業に明日はあるか

北欧の覇者、スウェーデン発の企業であり、その国はSDGs(持続可能な開発目標)に熱心で、世界の最先端の環境企業と思われている。しかし、自国のSDGsは達成されても、世界のSDGsは達成されない。その時、自国のエネルギー政策を他国へ押し付けることはできないのです。

 

スウェーデンと中国のことだけを考えるのか? このままでは、ボルボが自社の事しか考えない企業としか思えなくなってしまいます。

 

いや、企業なんて、そんなもんなのかも?

 

長野ドライブ 川上村

 

私はお客様が喜んでくれる、カフェを作りたいんですけどね。お客様を置き去りにする会社は嫌いですよ。

 

営業をしろって言いながら、その手法もチェック機構も持たない企業も嫌いです。え?はい、私の会社がそうですね(笑)やることの決まりもないのに、全国からそれなりの人間を連れてきて、はい、やってみてって。乱暴ですよね〜。これ、愚痴です(笑)

 

カフェをやるならさ、春には桜の木と写真を撮れるスポット!秋には背景が紅葉に染まるスポット!そんな土地にも憧れます。

 

数年以内に田舎の不動産を見て回ろうって、家内と話しています。いつまでもボルボの事を言ってないで、また一歩、私も先に進まないとね!