360度ドライブレコーダー「yupiteru marumie Q-20」を購入し、プジョー308SW へ取り付けを完了。
このドライブレコーダー、基本的に販売店での取り付けを前提にしているのか、電源アダプターにシガーソケット用のものが付属しておらず、親切のような不親切のような・・・?
けれども、ちょっと遊び心で取り付けるには良いかも、という考えにいたりました。キーワードは「USB給電」です(^^)
※ご注意 この記事の内容では、USB電源での動作が不安定でしばしば動かなくなります。ドライブレコーダーの要求する電圧とモバイルバッテリーの出力が合わないからと思われます。ご留意の上、ひとまず動作したところまでを御覧ください。
Yupiteru ドライブレコーダー Q-20 を USB給電で使いたい
駐車監視機能という概念
ドライブレコーダーを選んでいると目にするのが「駐車監視機能」。クルマから離れているときも、何かあったら録画してくれる便利な機能ですが。クルマのバッテリーから直接電源をとると、かなりバッテリーの消耗が早くなるらしい。
ならば駐車監視なんて要らない・・・と思いたいけれど、その考え方には激しく同意で、やっぱり駐車場で監視したくなってくる。自宅はよいけれど、スーパーでドアパンされたところを記録したい。という人は多いのではないでしょうか。
- スーパー・ショッピングセンターの駐車場で監視したい
- 飲食店で食事中も監視したい
- ドライブレコーダーが動作している証拠の赤いランプをつけておきた
本来は自動車事故がおきた際の、自分と相手の関係性を正しく証明するものとして取り付けるドライブレコーダー。けれど、オーナーとしては大事なクルマに傷をつけるすべての相手を監視したいのは、当然の事。
そこでこの「Yupiteru marumie Q-20」を使って、クルマの正面〜サイドをしっかり見守れるか?を試してみたくなりました。しかも、ローコストで試してみたい・・・そこで考えたのが、「USB給電」と「モバイルバッテリー」。
ドライブレコーダーの標準的使い方でないところに注意
結果から言えば、Yupiteru Q-20 を「USB給電」で使用して、「モバイルバッテリー」で駐車中に監視することはできます。
今回の記事は、モバイルバッテリーで駆動すること、しかもクルマの配線知識のない人でもできる方法を解説します。
注意点は多く、Yupiteru が推奨している使い方でないところが一番大きい。
-
- ドライブレコーダーにUSB電源から給電を認めていない
- ドライブレコーダーとPCとの接続を認めていない
- 車体の揺れを検知できない
- 一晩中録画するならSDカードの容量を増やす必要がある
- USB給電用ケーブルは付属していない
- モバイルバッテリーは真夏の車内に放置できない
注意点は上記のとおり。Yupiteru が認めていないこと、常時録画になってしまうので、車体が揺れた時のイベント録画機能は使えないこと(走行中の揺れと比較すれば、駐車中の揺れは大したことがない)が痛い。
このあたりを踏まえて、参考にされる方は自己責任での取り付けをお願いします。私も実感として、モバイルバッテリーを使用しての駐車監視はできないなーと感じています。
USB給電できるように取り付けするYupiteru Q-20
内容物の確認
まず、Yupiteru marumie Q-20を箱からとりだします。内容物は以下の通り。
右下の黒い箱。こいつがDC-DCコンバータ。12Vから5Vへ電源を変換してくれる。
USBコネクターのは5Vで出力するものが多く、アンペア数(このACアダプターは1.5A)に注意すれば使用できそうだ。そもそも、USBコネクターで給電している時点で、USB給電されることはメーカーとしても想定していることだろう。
でなければ、こんなコネクターの形状をしているから消費者は間違ってUSBケーブルをさしてしまうのだ!と言われかねないしね。
ドライブレコーダー側コネクター
このとおり、USBマークがついております。
タイプは「mini USB Bタイプ」と言われるもの。家電量販店にもまだまだ、ケーブルが流通していますね。
車両側コネクター
こんな感じ。
色々しらべて、ヒューズボックスから電源を取る方法までは調べたけれど、なんだか面倒くさいしハンダごてとかテスターとか用意しなきゃだし、使えないことはない(なんて強がり言ってみる)けれど、もっとスマートにつなげたいもんね。
そこで購入したのが、こいつだ!
USB A と USB mini B をつなぐケーブル。3m のものを購入したけど、少し短かくってギリギリだった。4m があるなら、それがベターです。
クルマへ取り付ける
クルマへの取り付けは難しくありません。
取扱説明書の言うとおりにドライブレコーダーをフロントガラスへ取り付けて、目立たないように取り付けします。プジョー308SW はAピラーのカバーは簡単にはずれるけれど、ヒューズボックスまわりがトルクスドライバーが必要なので、今回は外回り。
USBケーブルの取り回しはセンス(笑)一旦Aピラー下端まで這わせて、Aピラーの素材にあわせて配線すれば目立たない。
あとは助手席側ドアを開けたところに這わせればオーケー。
もちろん、配線止め金具を使います。Yupiteru Q-20には付属していないので、こちらも家電量販店で購入しておきましょう。
Q-20の配線はきっと、Aピラー内を通すことを前提にしているんだろうね。
シガーソケットにUSB充電器を取り付ける
写真が埃っぽくて恥ずかしい(*´Д`)
最大 2.4 A 出力できるアダプターをとりつけ。最大出力が 1.5 Aよりも低いと、ドライブレコーダーは電源が入りません。
とりあえず一旦、この状態でクルマの電源を入れてみます。Yupiteru Q-20がしっかり動作することを確認しましょう。
モバイルバッテリーで駆動する Yupiteru Q-20
シガーソケットにつけたUSB給電アダプターで正しく動けば、モバイルバッテリーでも動作します。
モバイルバッテリー側も、給電するアンペア数に注意。出力が低いと動作しない。このへんも自己責任でお願いします。
とりあえず動作検証用で maxell 6700 をつないでみた。
Q-20にはオプションで、車載バッテリーが用意されている。4000 mAh の容量で、4時間の録画をしてくれるそうだ。そして重要なのが、そのオプション「OP-MB4000」は車載前提で作られているバッテリーだということ。
だいたいのモバイルバッテリーはリチウムイオン電池で作られていて、車載することを前提としていません。最悪発火する可能性があり、私も夏場は諦めようかな、というところ。
しかし、夏を超えれば大量量バッテリーで夜中の駆動も夢ではありません(^^)
試しに 3 時間ほど、夜のレストランで撮影。しっかり録画していてくれました!
3時間もレストランに居るの!?というツッコミは、両親と会食していたからだよって言っておきます(笑)
ところで、やはりモバイルバッテリーとの相性なのか、ドラレコが「しばらくお待ち下さい」の表示で止まってしまうことがしばしばあります。
シガーソケット変換を購入して使ってみると、しっかり動きます。USB電源ではダメなのか?色々検証したいと思います。
まとめ
ということで、Yupiteru Q-20 取り付け編でした。
本格的に車載バッテリーを選ぶときは、耐熱の要素だとか、給電中に充電できるパススルー機能の有無だとか、気にすることは沢山あります。ドライブレコーダー側で言えば、駐車中はタイムラプスモードにすればSDカードの容量も制限できそう。フレーム数を落とすという方法もあるね。
●録画時間目安(常時録画)
SDカード容量 | 28フレーム | 14フレーム |
---|---|---|
128GB | 800 分 | 1,600 分 |
64GB | 400 分 | 800 分 |
32GB(付属) | 200 分 | 400 分 |
16GB | 100 分 | 200 分 |
8GB | 50 分 | 100 分 |
●録画時間目安(タイムラプスモード)
SDカード容量 | 1フレーム/秒 |
---|---|
128GB | 373 時間 |
64GB | 186 時間 |
32GB(付属) | 93 時間 |
16GB | 46 時間 |
8GB | 23 時間 |
モバイルバッテリーの推奨は?というと、正直自己責任なので推奨は無いけれども・・・
- 6700 mAh で 3時間録画しても 75% 電気が残っていた
- パススルー機能搭載機でないと 車両内での充電と機器への給電を両立できない
このあたりを意識すれば良いのではないでしょうか。
何度も言いますが、モバイルバッテリーでのドラレコの使用は推奨されていないし、発火の原因にもなるので、私もオススメしません。あくまで自己責任で使いましょう。少なくとも夏場はNG。もちろん、耐熱仕様のものもあるので、夏場以外で使うとしても、しっかりPSEマークの取得と耐熱をアピールする機器を選びたいですね。
ということで、Yupiteru marumie Q-20編はここまでです。ひとまずモバイルバッテリーは外して、USB給電ドライブレコーダーをつけて、安心ドライブを楽しみたいと思います(^^)