HONDA CIVIC e:HEV限界値引き通信簿

monogressを「輸入車ブログ」から「日本車もあるよブログ」へと変貌させた立役者。それが、HONDA CIVIC e:HEVでした。あのとき、ディーラーさんが提示してくれた購入条件は——セールスさんいわく、「これは破格ですよ」とのこと。

 

……破格。うん、いい響きですよね。「そんなにすごいの!?」と気分が上がる一方で、実際にそれが“本当に破格”だったのかは、ちゃんと検証してみないとわかりません。というわけで今回は、巷の情報を集めつつ、CIVIC e:HEVの値引きがどの程度だったのか?そして、私が実際にどんな条件で手に入れたのか?を楽しく、ちょっぴり真剣に振り返ってみたいと思います。

 

「値引きなんて、タイミングと勢いでしょ!」という方も、「いやいや、冷静な分析こそが勝利の鍵です」という方も、ぜひ最後までお付き合いくださいね!

 

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HONDA CIVIC e:HEV 車両本体価格からの値引き額

HONDA CIVIC e:HEV リアサイドの造形
この、安定感抜群のリア回りのデザインにやられて、ハンコを押してしまいました・・・やるな、シビック!

 

まずご紹介したいのは、ディーラーさんがズバッと提示してくれた車両本体価格の値引き。あのとき私は、ZR-Vを待つべきか、それともCIVICに決めてしまうか——正直かなり悩んでいました。

 

そんな優柔不断な私の背中を、グィッと力強く押してくれたのが、この値引き。もう「しゃあない、ハンコ押そう!」と思わせるには、十分すぎるインパクトでした。

 

車両本体価格 4,000,700
-216,720
車両店頭引渡し価格 3,783,980

 

HONDA CIVIC e:HEV 付属品からの値引き額

HONDA CIVIC e:HEV ハッチゲートからの景色
フットライトがついていないなんて、ありえないでしょ?と、輸入車乗りは思ってしまう。そのぶん、車両価格を落としているといえば、そうなのですが・・・

 

付属品というのはディーラーさんの利益に直結すると言われています。だからといって悪いわけではありませんが、付ければ付けるほど、当然ながら総支払額は増えていくことになります。

 

ただし、これにはもう一つの側面があって——付属品をたくさん選べば選ぶほど、値引き額もそれに応じて大きくなりやすい。つまり、値引き大王を目指すのなら、最初は付属品をつけずに値引き交渉でしっかりと限界値引きを出させて、あとで付属品をつけて値引きの上乗せを交渉すればよいのです。

 

フロアマットプレミアムタイプ 50,600
ETCセットアップ 3,300
キャンペーンレス -550
ドライブレコーダー3カメラセット 96,800
ホイールロックナット 8,800
コーティング浸水タイプ 77,000
特別値引き -77,000
フットライト 30,800
オプション合計 266,750
オプションからの値引き 77,000
合計 189,750

 

ところで、この値引き実はちょっと迷いました。というのも、提示された条件は「コーティングを無料でお付けします!」というもの。一見お得に聞こえますが、私はもともとディーラーでのコーティングにはあまり魅力を感じていなかったんです。

 

なぜなら——私は根っからのシュアラスター信者。洗車を終えたあと、すかさず液体ワックスを塗りたくるというルーティンを、気がつけば4年間続けてきた人間です。なので、「コーティング無料」と言われても、正直それほど惹かれませんでした。

 

……が。「やってくれるなら、まあ楽でいいか」そう考えを切り替えたのは、セールスさんとの関係もこれから長く続けていきたいという思い、そして、自分の年齢(笑)ちゃんと自分の身体と向き合わないとね!

 

お得なの?ホンダの点検パック

CIVIC レーンキープとアダプティブクルーズコントロール
車に点検はつきもの。だからなるべく点検費用は押さえたい。しかし、私の場合はオイル交換費を毎度とられている・・・!

 

クルマを買うときに注意したいのが、自動車税や重量税といった諸費用。つい本体価格ばかりに目が行きがちですが、支払総額で見ると「えっ、こんなに?」となるのが、このあたりのコストです。

 

私がいつも心がけているのは、「カタログ価格 × 1.1」くらいを目安にすること。この範囲に収まっていれば、だいたい納得のいく買い物ができたと感じられます。ところが今回は、そううまくはいきませんでした。

 

というのも、値引きは“まずまず”で満足していたものの……気がつけば、付属品代がけっこう膨らんでいて、さらに点検パックの費用も加わり、目標よりも高い見積もりに。うーん、ちょっとやりすぎたかな。

 

でもまあ、納得して契約したので、後悔はしていません。たぶん。

 

点検パック 41,300
延長保証マモル 17,600
合計 58,900

 

点検パックについては、ホンダ流のおもしろいところがあって——内容も価格も、ディーラーごとにバラバラなんですよね。私が契約したプランは、車検前までの定期点検費用がセットになったもの。工賃的には個別に払うより安くなると説明を受け、納得して契約しました。

 

……ただ、ちょっと落とし穴もあって。オイル代は別途請求されるんです。つまり、点検に出すたびに地味〜にお金がかかる。一回一回の金額は1万円まではいかないけれど、「うん、まあまあするな……」という印象は拭えません。

 

でもこれ、意外と忘れがちなんですよね。というわけで、未来の自分、覚えておきましょう——オイル代、しっかり確認して契約しないと、別にとられますよ!(オイル交換込みの点検パックもあるみたいです)

 

HONDA CIVIC e:HEVの値引き合計は

ホンダシビック(FL4)とさくらが丘全貌

 

ということで、値引き合計は以下の通りとなります。

 

▲293,720

 

額面上は「おっ、なかなか立派な値引きだな」と見えるかもしれません。でも、先ほどもお話しした通り、実はそこまで単純な話でもないんです。というのも、今回の目玉は“無料で付けます!”と言われたボディコーティング。私にとっては、正直そこまで必要ではなかった装備。そのぶん、値引き額が大きく見えるだけとも言えるんですよね。

 

ホンダのディーラーでは、こうした値引き手法はけっこうよくある話のようで、コーティングは粗利幅が大きい分、割引に見せやすい“調整枠”として使われるケースも多いとか。

 

ただ見方を変えれば、オプション合計に対して約28%の値引きがなされていたとも言えます。どこに価値を置くか、考え方次第ですね。

 

……まあ本音を言えば、「コーティング要らないから、もっと素のオプションから値引いてくれたら、さらにお得だったのかも」なんて、今さら思ったりもします。でもそれも含めて、クルマ選びの醍醐味ってやつですね。

 

HONDA CIVIC 購入時の「満足点」と「不満点」

HONDA CIVIC and Girl この車は格好良いね
色付きの車がいい!という後押しは、家族からのもの。みんなが快適に乗れることが、一番の満足ですね~

 

満足点 やっぱり値引きって嬉しい

結論から言うと、それなりの値引きは、それなりの満足につながる。やっぱりね、嬉しいものは嬉しいんです。セールスさんとのお約束があるので具体的な金額は言えませんが、最終的な購入額は420万円を下回るラインで着地。

 

今振り返ると、この契約以降、車両価格はじわじわと上昇中。「ギリギリ間に合ったなあ……」と、ほんの少し勝者の気分を味わっております。

 

不満点 フットライトくらい標準にしようよ…

これは正直、驚きました。このクルマ、400万円ですよ?フットライトくらい、標準装備でもいいじゃないか! と、ちょっと思ってしまったわけです。かつて輸入車を買っていたときは、こういった装備は“全部入り”が当たり前。選ぶ手間もなくてラクだったなあ……と、つい昔を思い出してしまいました。

 

もちろん、日本車の魅力は「細かく選べる自由さ」にあるのですが、(Cセグメントだろっていうツッコミは置いておいて)せっかくの車格なんですから、それにふさわしいオプションセットくらい、もうちょっとお得にまとめてほしいなあというのが本音です。

 

HONDA CIVIC 29万円引きは破格の値引きだった?

霧ヶ峰を走るシビック

 

かつて私は、ボルボV40を71万円引き、プジョー308SWを58万円引きで購入したことがあります。その経験からすると、今回のシビック e:HEVの値引きは、“破格”とまでは言い切れないのが正直なところです。

 

ただし、状況が違います。発売間もない新型e:HEVモデルを、このタイミングでこの条件で契約できたこと——これはやっぱり、セールスさんの頑張りがあってこそ。その点については、心から感謝しています。

 

現在、ウェブで見られる値引き情報を見ても、「車両本体+付属品あわせて25万円が目標ライン」という、なかなかシビアな空気感。そう考えると、今回の契約は決して悪くない。むしろ、十分に良い条件だったのではないでしょうか。

 

価格だけで語れない部分も含めて、このCIVICとの出会いには、満足しています(^ ^)