シビック e:HEV 21,000km到達!今の調子は?

私のシビック e:HEVは走行距離21,000kmに達しました。春になってから、ペースが上がってきましたね。それにしても、最初の1000kmはドキドキで、5000kmを越えた頃にはだいぶ馴染み、10000kmを過ぎたあたりでようやく「この車、最高の相棒だぜ」と実感が湧いてきたものです。

 

今や我が家の一部となったこのシビック。買い物に、家族とのお出かけに、資材運びに、そして何よりもドライブという名の癒やしに。日々を共にするなかで感じたことを、順々に語ってみたいと思います。これから購入を検討している方にも、同じ車に乗っている方にも、なにか参考になれば嬉しいです。

 

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エンジン:315Nmの世界は想像よりサイコー

どんな道も軽快に走るシビック

 

エンジンの調子は、とにかく快調です。朝でも夜でも、エアコンON(OFFにしたことが無い)でも、坂道でも、思い通りに走ってくれます。リニアシフトコントロールの感触は、最初のころと比べてむしろ洗練されたようにすら感じます。ホンダの4気筒のビート、とっても心地いい!

 

高速道路でのモーターとエンジンの切り替わりも相変わらずスムーズで、ギクシャク感は一切なし。どの速度域からでもアクセルをグッと踏み込めば、応えるようにスーッと加速してくれる感覚には、毎回ちょっと感動してしまいます。

 

トルクは315Nm。正直、これだけあれば不満なんてありません。都市部の交通も、田舎の山坂道も、このパワーがあれば不安を感じることはまずありません。むしろ、これ以上はいらないと思うくらいです。燃費も変わらず20km/L台をキープ。とくに信州のような信号が少なく、アップダウンのある道では、このハイブリッドの特性が存分に活きていると感じます(^ ^)

 

バッテリー:まだまだ現役、むしろ伸び盛り?

春の松本平とシビック

 

バッテリーについては、今のところまったくヘタリを感じていません。エネルギーフローを眺めていても、モーターでの走行時間が極端に短くなることもなく、満充電からの減り方も変わっていないように見えます。

 

実際、燃費が落ちていないという事実が、何よりの証明です。ハイブリッドシステムが、まだまだ力強く動いてくれているという安心感があります。

 

最近では、EV走行を活かすコツも少しずつ掴めてきました。それは、「意識しないこと」。アクセルをやさしく操作するのは当然として、バッテリーに電力が溜まってるから平坦に走ろうとか、余計なことは考えない方が燃費はのびる。人の感覚より、ホンダのプログラムのほうが優っている!ということなのでしょうね。ちょっと寂しい。

 

ステアリング:思った通りに曲がる気持ちよさ

HONDA CIVIC ステアリングスイッチ(左)

 

ハンドルは、9,000kmの時点でステアリングアッセンブリを交換し、その後20,000km手前でリコールにも対応してもらいました。現在は異音や違和感などもなく、非常にスムーズで快適です。

 

切り始めの反応が素早く、そして戻しも自然。運転していて「気を使わなくていい」というのは、本当にありがたいことです。運転が楽であることは、安全にもつながります。なにより長距離運転がラックラク。

 

峠道?もちろん、まるで自分の手足のように車が動いてくれる感覚。もう少しクイックでも良かったなあと思うけれど、慣れました(汗)

 

乗り心地:慣れた?それとも良くなった?

 

正直なところ、乗り始めたころは「ちょっと硬いな」と思っていました。特に細かい段差では、ゴツゴツとした印象がありました。でも、これこそが絶妙なる「スポーティ」と捉えるようになっています。

 

むしろ高速道路では非常に安定しており、スピードを上げても不安感はありません。路面の継ぎ目もきれいに吸収してくれますし、長距離移動後の疲労感は今までの愛車の中でもピカイチに少なめです。

 

ただし、やはり田舎道や舗装の荒れた農道では少し硬さを感じることもあります。特に、疲れている時は辛い。ここは割り切りポイントですね。

 

シート:体を預けられる安心感

ホンダシビック(FL4)の助手席

 

2万キロを超えても、シートのへたりは感じません。座面のクッション性は維持されていますし、腰のサポートも変わらずしっかりとしています。

 

ヘッドレストの位置に最初は戸惑いました。座高の高い私…けっして足が短いわけではないと信じたい…でも、少し届かないと感じてしまっていたのでした。今では首を自然に支えてくれるちょうど良いポジションに感じられるようになりましたが…

 

嫁さま  ワタシは届かない。そもそも、髪型が崩れるからヘッドレストは使わないんだよ。

 

とのこと。女性は大変だ…しかし、包み込まれるようなシート設計で、ちょっとした“高級感”すら覚えるシビックのシートには、嫁さまも及第点をつけてくれました(笑)

 

ボディの傷:傷つきやい神話健在?

CIVICと富士山

 

洗車していると、ふと気がつくボディの小さな傷。どこかで擦った?それとも木の枝?思い当たる節がないことも多々あります。

 

やはり、ホンダの塗装は柔らかめなのかもしれません。都市伝説的に聞いたことがあったんだけど、どうやら本当のようです…今までの車に比べても、ちょっとした接触でも跡が残りやすく、雨染みや砂埃にも気を使う場面が増えました。

 

とはいえ、走れば傷なんてつくものだし、これも「使っている証し」と捉えれば、悪い気もしません。まるで革靴が足になじんでいくように、少しずつ自分の車になっていく感覚がありますよね〜…なんて上手いこと言っても、やはりボディはピカピカが好きですが(笑)

 

消耗品:オイル ワイパー エアフィルターを交換

BOSCH A380H リアワイパーとドライバー

 

交換した消耗品は、エアフィルターとリアワイパー、エンジンオイル。エアフィルターは点検のたびに交換していて、いつもきれいな空気で走ってくれるのが気持ち良いです。リアワイパーは、BOSCH製のものに交換しました。取り付けはとても簡単で、性能も申し分なし。拭きムラがなく、雨の日の後方視界も安心です。

 

こうした細かなメンテナンスを続けることが、車の良さを長く引き出していくコツなのだと思います。

 

BOSEサウンド:耳が喜ぶ移動時間

HONDA CIVIC ツイーター

 

年齢のせいか、最近は音に鈍感になりました。嫁さまの言うことに、何度も聞き直す始末。歳とってきたなあとしみじみ思いつつ、このシビックのBOSEサウンドは格別です。

 

高音は伸びやかに、低音は深くしっかりと響き、音の輪郭がとてもクリアです。エンジン音が静かだからこそ、音楽に集中できる環境があるのもポイント。ロードノイズまでは消し去れませんが…

 

ちょっと遠くのスーパーに行く時でさえ、好きな音楽を流しながら偶然にも美しい景色に出逢ったりすると、まるで映画のワンシーンのように感じることがあります。一度良いサウンド環境を手に入れると、戻れなくなる気がします…!

 

シビックには飽きたか?いいえ、むしろ惚れ直した!

飽きの来ない走りが魅力のシビック

 

ハイブリッド車というと「燃費はいいけど楽しくない」と思われがちですが、このシビックはその固定観念を打ち破ってくれました。

 

わたしはかつてレビンに乗っていました。当時、レビンの後継車はハイブリッドだ!と誌面を賑わせていましたが、レビンは結局お蔵入り。結局、スポーツできるハイブリッドはシビックe:HEVでやっと私の手元に来たのでした。

 

なので、結構思い入れがあったりします。だからレビンと同じブルーにしたし、40代に入っても気合いでシビックを選んだのです。おかげで、世界一とも言える、力強い電動走行を手に入れることができました!

 

目新しいが目白押しのシビック。飽きるどころか、日を追うごとに「もっとこの車で走りたい」と思うようになっています。

 

気になる点:もう一歩の進化に期待

秋の公園に佇むシビック(コックピット)

 

気になる点をあえて挙げるなら、バッテリーの制御ですね。たとえば、長い下り坂で充電が満タンになってしまい、それ以上回生できないことがあります。

 

純正ナビと連携して、事前に勾配を読み取ってバッテリーの空きを作っておく制御をする“先読みエコアシスト”は、搭載されているのに実感が湧きません。しっかり働けば、もっと効率的にエネルギーを使えるのに、と思うことがあります。

 

または、もう少しだけバッテリー容量を増やしてほしい。無い物ねだりだから仕方がないけれど。こういう時は、プラグインハイブリッドは良いですよね〜

 

総合評価:この車にしてよかった

シビックとまこまちの子供ら

 

シビックは高くなった、と言われがちです。でもわたしは、それだけの価値があると確信しています。走りの質感、乗り心地、静粛性、燃費、音響、すべてがしっかりと作り込まれていて、長く乗るほどに満足度が高まっていく車です。

 

私の車選びの根幹には、家族全員が快適に過ごすことと、走るのが楽しいことの二つが大きくて、背が低くてスポーティな走りが楽しめるのに、リアシートがしっかり広いシビックはドンピシャでした。広いだけ、スポーティなだけの車はあるけれど、どちらもと言われると選択肢は限られますし、ハイブリッドまで絡めると、たぶんシビックくらいなんですよね。

 

これほど素晴らしい車に出会えたことが嬉しいですし、これからもこの車とともに、いろんな場所へ行ってみたいと感じていますよ!