2023年3月納車の我が家のシビックさんは、走行距離6000km を突破。買い物からロングドライブまで、いつでもどこでも走りを楽しませてくれる嬉しいヤツです。
スポーツできるハイブリッドという触れ込みで現れたCIVIC e:HEVですから、ハイブリッド=低燃費は当然オーナーとしては期待したいところ。じゃんじゃんアクセル踏んでも低燃費、エコ走行すれば更に上振れが望めるのであれば、燃費競争というジャンルでも楽しめる、とても美味しいクルマです。
さて今回の記事は、山道走行体験も終わったということでシチュエーション別での燃費を発表。それぞれ、自慢の愛車写真とともにご覧ください。自慢の娘ちゃんとのツーショットも掲載です・・・!
まこまちの CIVIC e:HEV 生涯燃費
まずは生涯燃費から。燃費は使用する環境によって大きく変わるので参考ですが、我が家のシビックの燃費は 6,000km 走行時点でこのような結果になりました。
19.8 km/L
- 神奈川県から長野県松本市まで月に一度往復をする
- 乗車人数はほぼ大人サイズで4名
- 神奈川県内でのちょい乗りも多め
- ドライブモードはノーマルがほとんど
- エアコンは常にオン
ウェブ上に散らばっている燃費情報を見ると、私のシビックさんよりも良い人もいらっしゃいます。我が家の場合、常時大人4人かつ、家の周りが坂道とストップアンドゴーが多いというのも、燃費を落としている原因。すぐに信号で止められちゃうんだもん。
走行割合としては、長野往復が50%を、長野県内での移動が10%を、残りが神奈川県内での走行となっています。シビックで一番な燃費を叩くはずの郊外モード(27km/L)が割合として一番少ないのが痛いですね。
HONDA CIVIC e:HEV WLTCモード燃費
WLTCモード | 燃費 km/L |
---|---|
燃料消費率 | 24.2 |
市街地モード | 21.7 |
郊外モード | 27.6 |
高速道路モード | 23.4 |
カタログ値を掲載。私の実際の燃費との乖離をご確認ください。
CIVIC e:HEV は、2つのモーターを「発電」と「駆動」に分けています。また、燃費を良くするために高速走行中はエンジンの出力を駆動系へ直結します。各メディアで言われているとおり、その切替はまったくわからない。ただ、もう少し燃費は伸びて欲しいなぁというのが本音かも。
CIVIC e:HEV の高速道路実燃費 中央道
神奈川県→長野県 計測燃費
2023年8月 19.5km/L
(走行距離 311km 日中走行)
2023年9月 20.4km/L
(走行距離 232km 夜間走行)
長野県→神奈川県 計測燃費
2023年8月 22.4km/L
(走行距離 311km 夜間走行)
2023年9月 25.8km/L
(走行距離 205km 夜間走行)
中央自動車道 走行概要
中央自動車道は、東名高速道路や上信越自動車道と比べて、アップダウンとカーブの多い山岳高速道路です。神奈川県の出発地点の海抜は30 m、長野県富士見町あたりでの海抜が 1,015 m、到着地点は 600 m。いちど 1,000 m ほどを登り、400 m 下るルート。
8月・9月と連続で長野へ行きましたので、両方の結果を見ていただきました。8月は暑くて、エアコンガンガン。当然燃費も下がり気味。
8月と9月とで距離に乖離がある理由は、往路(神奈川県→長野県)はお盆の帰省ラッシュが始まってしまった後の出発だった為、中央道の相模湖インターまでが大渋滞になっており、これを避けるために一般道で御殿場まで行き、河口湖経由で走行したことが原因です。
復路(長野県→神奈川県)も同じく、8月は中央道の大月インターからの大渋滞を回避する為、河口湖〜御殿場経由で東名高速道路で帰ったことが距離を伸ばす大きな原因でした。
往復とも、渋滞に巻き込まれずに済んだ9月のデータが参考になると思いますが、8月の猛暑の中、渋滞を回避して往生際が悪く四苦八苦したとしても、1割程度の燃費減にしかならないというのもポイントですかね・・・
ちなみに、私は渋滞が大嫌いで(大好物な人なんていないと思います!)回避ルートが見つかれば遠回りしても良いし、所要時間が同じなら一般道を使いたがる人です。コンビニで休めますからね。
渋滞中のサービスエリアの大混雑ときたらね・・・イベントチックで楽しいという方もいらっしゃるかな?渋滞つきの燃費はどれくらいかなあ。
CIVIC e:HEV ワインディング(和田峠)での実燃費
長野県下諏訪町→長和町(和田峠) 計測燃費
2023年7月 20.5km/L
(走行距離 32.7km 夜間走行)
和田峠 走行概要
走りの楽しいシビック。ワインディングもしかりで、スポーツモードでアクセル・レスポンスを高くして、エンジンサウンドを満喫しながらカーブの先に期待する。気持ちの良いものですよね。
7月、長野県松本市からの帰り道。中央道が渋滞中であった為、上信越自動車道で帰ろうということになり、下諏訪から佐久平まで一般道を使用。そのルートにある「和田峠」での燃費がこちら。下諏訪町で海抜 840 m、新和田トンネル付近で 1,300 m 、長和町付近で 660 m 。アップダウンが続くというよりは、新和田トンネルを頂点に長い坂が続く感じ。
校外モードに近い走行速度、4名乗車、信号皆無ということで燃費は伸びそうなのですが、登り坂をスポーツモードで走行中にバッテリーに電気を蓄えてしまい、下り坂で充電ができなかったことが燃費を下げる要因になりました。
先読みエコアシスト(事前に電力を積極的に使用する機能)を使わなかったからなのかな? 長い下り坂で電気を多く回収できないのが、ハイブリッド車の弱点とも言えます。
CIVIC e:HEV 山道での実燃費
長野県塩尻市→高ボッチ高原 計測燃費
2023年9月 8.80 km/L
(走行距離 9.7km 日中走行)
高ボッチ高原 崖の湯ルート 走行概要
先日、せっかく松本に来たのだからと高ボッチ高原に向かいました。塩尻市の広丘地区からグイグイ登りが続くのですが、道幅が狭く補修の状況も悪い凸凹道。シビックの一番の苦手コース(泣)しかも、対向車とすれ違いができる場所も限られており、譲り合いでの交互通行を余儀なくされる狭い道。
すると・・・燃料がみるみる減っていくのがわかるんです。これは精神的にきつい。時速 20km/h くらいでトロトロ運転、なのに、エンジンは高回転なんですから。途中で引き返そうと何度思ったことやら・・・
ちなみに、復路での燃料消費は、ほとんどなし。ブレーキを踏めば踏むほど、バッテリーに電気が貯まる・・・
下りは常に満タン状態で、そのほとんどが電気デバイスに回されていたのが無念。車内では、「USBでスマホに充電するのだ!」と大号令。まさに悪あがき(笑)
良いところと言えば、ハイブリッド車らしく帰り道にアイドリングで消費される分が無くて済んだことくらい。純エンジン車も、エンジンブレーキを使うだろうからアイドリングも少ないだろうけど、多少は差がつくんじゃないかな。
帰り道だけプラグインハイブリッドだっらなと勝手に妄想していました(^ ^;)
CIVIC e:HEV 長野県松本市郊外での実燃費
長野県松本市 郊外燃費
2023年8月 17.8km/L(日中走行)
2023年9月 17.1km/L(日中走行)
長野県松本市郊外の走行概要
神奈川県内での走行に比べると、長野県内はとても走りやすいです。信号は1km以上ない事なんてザラだし、時速60km/hで走れる道も多い。クルマの台数だって10分の1くらい。
ところが、結果を見てみると意外や意外、延びません。市街地走行分も含まれているとはいえ、WLTC郊外モード燃費にまったく近づくこともできません(^ ^)
これはですね・・・分析すると理由はだいたい想像できます。夏場なのでエアコンを使う事、そして、シビック e:HEV に搭載の「リニアシフトコントロール=仮想シフトチェンジ」を楽しんでしまい、アクセルをついつい踏み込み気味になった事です。
9月はと言えば、いろいろな農産物直売所を大急ぎで走りまわり、優しい運転ができなかった事。だって、ぶどう美味しいんだもの(≧∀≦)
ワインディングの時のほうが延びたのは、夜間走行でエアコンがあまり強く働かなかったから・・・ではないかと想像します。もう少し伸びても良いんですけどね。
CIVIC e:HEV 神奈川県内 高速道路燃費
第三京浜道路〜首都高速道路〜産業道路の燃費
2023年9月 21.4km/L
(走行距離 20.9km 日中走行)
神奈川県内 高速道路走行概要
自宅近くからコストコへお買い物に行くルート。高速道路を使用し往復します。高速道路と言っても、第三京浜道路は最高時速 80km/h 、首都高速道路は最高時速 60km/h と、主な高速道路に比べると速度は控えめ。
その分(?)、WLTCモード燃費の郊外モードに近い速度域なのと、信号待ちが少ない事で良い結果をもたらしている様子です。子供と一緒に行動しない(夫婦2名)のも燃費が良くなる要因かも。あ、これは結構大きな理由かもですね。
おまけ 神奈川県内ちょいのり燃費
最後。参考値です。2023年8月の”ちょいのり”燃費を一覧でご覧ください。
日付 | ガソリン消費量 | 走行距離 | 平均燃費 |
---|---|---|---|
8/30 | 0.8L | 13.0km | 16.5km/L |
8/9 | 0.1L | 0.6km | 4.7km/L |
8/10 | 0.2L | 3.6km | 16.7km/L |
8/16 | 0.3L | 5.0km | 15.4km/L |
8/19 | 1.5L | 15.7km | 10.5km/L |
8/24 | 0.3L | 5.0km | 16.0km/L |
8/31 | 0.4L | 4.8km | 13.3km/L |
単純計算によれば、ちょい乗りをかき集めた燃費=市街地燃費と捉えれば、結果は 13.25km/L。
神奈川県内、私が良く走る横浜市北部と川崎市は、幹線道路であっても信号のタイミングが最適化されておらず、よく止まらせられます。速度の出し過ぎの抑制なのかもしれませんが、ストレスが溜まってくるんですよね。(エンジンをかけずにどれくらいスムーズに加速できるか・・・などで楽しんではおりますがね〜)
ちなみに都内を走行すると、信号は多いもののタイミングよく青になる事が体感的に多く、よく考えられているなと感心するほど。おかげで、かえってアクセルを踏まない穏やかな走行ができるんです。神奈川県も、もうちっと燃費に有利な信号タイミングに変えて欲しいな。
それでも 歴代燃費は最高のシビックさん
車を買い替える理由の一つに、燃費があります。私も出来る限り燃料は燃やしたくなくて、燃費の良い車を選ぼうと心がけています。
以前の愛車 Peugeot308SW は、ディーゼル・エンジン車でした。高速道路の燃費はかなり良く、シビックよりも良い数値をマークしていました(27〜28 km/L)が、真夏の市街地の燃費は悪め(13〜15 km/L)。ディーゼルはロングドライブ向きが実証されたということで。ちなみに、生涯燃費は16km/Lくらいだったかな。
エネルギー消費の正義は、燃費であったり、中古車を買ったり、人によって違うと思います。ハイブリッド車のバッテリーの製造に大量の二酸化炭素を出す話もあるし、EVもしかり、かつ重量増による路面の劣化もあります。それぞれの解決策が、全てを解決するわけではないのも悩ましいところです。
ですので、自分の愛車の特性を知り、燃費に良い運転を心がける。これがきっと簡単に出来る、消費者のエコ活動なのだと思います。
私のシビックさんの生涯燃費、あなたの車は上回っていますか?下回っていますか?
結びの瞬景
今回の燃費計測は、「HONDA Total Care」アプリを使用しました。目に見えて燃費情報が見えるが素晴らしいですね。
目が飛び出るほど燃費が良い、とはなりませんが、路面をしっかり掴むスポーティな特性なのにも関わらず、しっかりと燃費を稼ぐシビックさんには脱帽。ハイブリッド車の進化というのも、なかなかに興味深いジャンルですね。
さて、娘ちゃんはそろそろ受験モード。もう1、2回は出演して欲しいところですが、まずは大学に受からないことには・・・私は私で、移住先の改築プラン検討にてんてこ舞い。忙しい日が続きますが、週1更新を諦めずに頑張りたいと思います!