嫁ちゃんのブロンプトン 代官山に買いに行く

自転車である。移動を楽しむ大人の、クラシカル次世代パスタイム。クルマから一歩足を引くどころか、踏み込んで考えた時の私の最適解。それが自転車、正式名称「チャリ」である。

 

エステートをどのように活用しよう?と考えた時に、今の時代はオートキャンプは大混雑。キャンプはキャンプで楽しいけれど、車輪を回す楽しみは捨てがたい。何か良いものないかなあ?と目の前に現れたのが、プチ高級自転車だ。こいつで健康的にエンジョイしたいぞ!

 

などと言いつつ、自転車を先に買うのは私の嫁ちゃん。このシリーズは家内の自転車をチラ見したりコッソリ借りてプチエンジョイするお話ですよ。

 

代官山ブロンプトン・ジャンクション入り口

 

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心を撃ち抜くブロンプトン

 

うちの嫁ちゃん、すでにターゲットを絞っていた。私に負けず劣らずで、購入前にメチャメチャ調べて、自分に合う買い物をする。主婦であるから無駄遣いには敏感だ。だからこそ、長く使えるものを選ぶ。

 

そして出来るだけ見て触って実物を買う。消耗品はネット注文多用すれど、本当に欲しいものは人の手から買うようにする。大事にしたいものであるほど、顔の見える相手から買いたいのは私と一緒。

 

そんな嫁ちゃんが見染めたのが、イギリス製折りたたみ自転車ブロンプトン。

 

多摩川のサイクリングロードにて

 

もちろん私も興味津々。なにせこの自転車は、おおよそ諭吉20枚。けして安いものではない。それでいて、諭吉2枚の自転車と得られる実利は同じなのだ。私は確かに無知ではあるが、だいたいの人は、きっとそう思うでしょう?

 

ところがコイツは結構人気で、盗難にも遭いやすいという。んま、クルマも高いとそれなりの付加価値がついてくる。ブロンプトンとやらの実力、ワシが測ってしんぜよう。

 

なんてアグラをかいていたのだが!

 

 

 

ギオォオオオォオォオオー!

 

 

 

これはGOLF Rの過給音ではない、欲しいものが私の心を射抜く音!カッコいい、カワイイ、美しい!

クルマオフ会でのGOLF Rの体験記はこちらから。

 

いきなり興奮モードである!人の目を気にせずに、店内をパシャパシャ写真を撮る!家内はといえば、どの色にするか迷っている。2つの色のブロンプトンの前で座り込んだり、色々な角度から見てみたり。

 

家内   はぁぁ〜・・・どうしよう・・・

 

おお、瞳の中に星が見えるぜ(о´∀`о)

 

世にも美しいブロンプトンの造形美と性能美

 

ブロンプトンのクラシックボディ
ブロンプトンのクラシックモデル。すでに販売はされていない。フレームの曲がり具合が個性的。もう一度販売したら、売れるんじゃないかと素直に思う。

 

ブロンプトンのカラーバリエーション
ブロンプトンのフレーム・カラー・バリエーション(すでに販売終了も含む)。年によって限定色が発売されたり、カラーの組み合わせが変わることもあるそうだ。

 

折りたたみ途中のブロンプトン
一段回折りたたまれたブロンプトン。リアタイヤがぐるっと180度回転して、荷台がベースになり立ってくれる。ちなみに、荷台はオプション。

 

ブロンプトン 溶接のあと
美しい溶接跡。人の手による加工なのか、すこしのムラがあるのが面白い。聞けば、職人がひとつひとつ組み立てているという。だから高いのかなー(笑)

 

ああ、美しい。やっぱり、高いっていいな。高価っていいな!実用をこえるところに諭吉を投資したいのが我々夫婦。良いものを長くえ使ば、貧乏だって笑笑夫婦だ。

 

このディーラー・・・もとい、ブロンプトンショップでは、なんと試乗を勧められる。名前も書かずに貸してくれた。家内と一緒に代官山をプチサイクリング。ふむふむ、普通の自転車である。いや、車輪の経は小さめなのに、なんだかしっかり走るじゃん?

 

変速機構は6段だ。左手で2段、右手で3段の組み合わせ。左Low・右1、左Hight・右1、左Low・右2・・・左Hight・右3。一段ずつあげようとすれば、左手は億劫になってくる。とりあえず無視して問題なさそう。細かく段数を上下させたいシチュエーションなら重宝するかも。フレキシブルといえばフレキシブル?

 

ブレーキ、しっかり効く。いやいや、直進性能もなかなかのもの。折りたたみである事を忘れてしまう。20年前に乗った折りたたみ自転車は、重くて安定感がなくて疲れるだけの代物だった。ブロンプトンは、さすが洗練されているのか。苦しさなんて微塵もない。

 

・・・嘘だった。久々に乗った自転車だからか、お尻が少し痛くなった。バケットシートで運転したいや(笑)

 

エステートとの相性もばっちり

 

ブロンプトンが棚に沢山!

 

けれども、なかなか面白い体験をした。少しの距離で汗をかけるし、身体にダイレクトに伝わってくるスピード感は、車とは違う魅力がある。カワイイデザインも相まって、どんどん欲しくなってきた!

 

40代は働き盛り。下手すればいつでも仕事のことを考えている。会社の携帯電話はプライベートでも持っていく。ストレスは切り離せない悪友だ。その妻だって大変で。子供の世話、朝の弁当、炊事洗濯を一挙にこなす。当然ながら発散材料が欲しくなる。

 

そこへ、自転車なのである。程よい運動、心地よい風。マスクをとって高原を走ったら、さぞ気持ちの良いことだろう。折りたたみなら車に積める。エステートとの相性だってバッチリだ。

 

・・・おっと、ブロンプトンは嫁ちゃんのチャリだ。好きな色を選べたみたいで、ホクホク顔で車に積んだ。

 

ところで、ブロンプトンにはオプション装備が色々あって、選び始めるとクルマのようにベース価格から跳ね上がる。まさかライトまでオプションだとは。え?一万円?これも自転車文化の一つなのかなー?( ;∀;)