【写真コーナー】VOLVO V50 から V40 私をクルマ好きに戻した紅いクルマの記憶

クルマの記事を書くことの多い私は、やはりクルマは好きであります。プジョーもボルボも大事に乗ってるし、丁寧に車に乗るのは私の心がけていることの一つです。

 

輸入車なんて贅沢なんて言うけれど、長く乗れば問題ない。異国の文化に触れられる輸入車は、まったく人生を豊かにしてくれる代物だと思います。

 

そんな私が実は、3年前までクルマが嫌いだったという事実、知ってますか?

 

ボルボV50

 

いやいや知るわけないじゃんよ!というツッコミくらいのノリのほうが楽しく話せそうですね。

 

私が輸入車、ボルボV50を選んだ理由に、クルマの買い替えに疲れたという理由がありました。スズキエスクードを選んで半年で手放した私は、親から借りた軽自動車に乗っていました。

 

それまでは3年に一度クルマを買い替えていたけど、エスクードは完全に誤算でした。悪い車とは言わないけれど、ライフスタイルに完全に合っていなかった。実は、背の高い車に乗ってみたくて選んだところもあったけれど、どうしても慣れないし子供は酔うしで。

 

そして、自分のクルマのチョイスに嫌気がさして、長く乗る事を考えた車選びをしたのでした。

 

安全性が高く、そこそこトルクのある直列5気筒エンジン車。これに乗っていれば、他の車と背比べをして欲しがる事も無くなるだろう。満足できる車選びだった事とは裏腹に、車好きを諦める方向にシフトしたのでした。

 

あまりにもクルマへの興味を絶ったので、ボルボV50の写真は8年乗ったとは思えないくらい、無い。クルマが主役になるオートキャンプ上くらいしか、写真が残されなかったのは、今はとても寂しい気分になってしまいます。

 

ボルボV50と無印キャンプ場

ボルボV50と飯山

V50 and V40

 

クルマ好きをぶり返したのは、ボルボV40に乗り換えたあたりから。憧れだった400Nmの大トルクは、私をクルマの世界に引き戻す。

 

空力特性を考えて、少しエッジの効いたフロントバンパー。積載性のある、見せかけのハッチバック(笑)高い燃費のおかげで、どこまでも走り続ける性能も高かった。

 

アンダーステアを意識した。

 

コックピットも吟味した。

 

身体にかかるG、ステアリングから感じる路面の状態、アクセルレスポンス。家にこもっていては楽しめない、どこまでも続く世界、道。

 

触れば触るほどに、クルマを作った人の事を想うようになる。大事に乗ろう、楽しく乗ろう。家族を連れて、旅に出よう。

 

あまりにも楽しいボルボライフは、私にクルマブログを始めさせた。日本酒ブログも田舎ブログも失敗した私だったが、クルマブログは続けられたのだ。

 

VOLVO V40 パッションレッド

ボルボV40 マフラーカッター

ボルボV40 武蔵小杉にて

 

そして、ブログで繋がる人ができた。SNSも楽しくなった。

 

ある人とは、ブログの研究を色々試して話すようになった。むしろ彼がSNSへ引き込んだ。ある人は、ブログのデザインの参考にしてると言ってくれた。ある人には、文章の書き方を何度も考え直させられた。

 

顔こそ見えないけれど、新しくできた知り合いは、自分の世界を拡張させる力を持つ。ブログを通じてお互いを昇華する。SNSを通じて愉しさの幅を広げてくれる。友人の少ない私にとって、クルマとブログは新しい世界への入り口だ。

 

そう、情熱の赤色は、私を見たこともない宇宙への軌道へ投入する力を持っていた。

 

春夏秋冬、子育てに疲れて先の見えない私を誘導して光弾は、どこまでも力強く導いていく。その推力は、ボルボから降りた私を今でも支えている。

 

ボルボV40と桜

ボルボV40のフロントシートイメージ

ボルボV40インテリア エアコン

ボルボV40 タイヤ

 

10 月は、VOLVO V40 の購入を決めた月。安全のボルボの印象から、安全で走って愉しいボルボへと印象を変えた月。誤算は2つあって、ひとつはリアシートが狭くなってきてしまったこと。もうひとつは、ボルボが本当に好きになりすぎて、かなりディープにブログで語ったことでした。

 

今もボルボのネタを探すことはあるのですが、相変わらず新車情報は聞こえてこないし、魅力的な話題造りが本当に苦手な企業なんだなとつくづく思います。マイルドハイブリッドは今年のトピックではあるけれど、やはり地味なんですよね。

 

XC40 Recharged が入ってきたときに、少し盛り上がるかな?

 

けれども、そもそもボルボを選んだのって、珍しいけど目立たないクルマを選びたかったから、なのでした。良い車をいつまでも愛し続けるには、自分と向き合い、自分に最も合うクルマを選ぶこと。必要だという感覚を大事にすること。

 

今は色々なメーカーのクルマに乗りたいと思うけれど、VOLVO V50に乗る前の時期、レガシィを手放してしまいエスクードを失敗してしまったことで、本当にクルマを選ぶことが辛い時期だったことを覚えています。

 

原村とV40

VOLVO V40 D4

ボルボV40とグリーンカーペット

VOLVO V40 と信州ドライブ 大町温泉郷

VOLVO V40 と信州ドライブ 橋の上

 

悲しい思い出は「ゴールド・ライン」シリーズにしたためたけど、クルマというものをしっかりと思い出してみれば、ボルボはとても暖かみのある、乗る人を包み込むような優しさを感じる良い車でした。

 

その感覚は、試乗した V60 では随分希薄にはなった印象だったけれど、かわりに精度の高い洗練された乗り味に変わってきていた。少し寂しい感覚は、時代の要求だから仕方がない。

 

写真を見返してみると、ボルボ大好きだったんだなと思い出せる。ここに、ボルボ好きがいたことを、クルマ好きに戻してくれたクルマがあったことを、紅い車の記憶として残しておきたいと思います。

 

VOLVO V40 と朝日

 

2007 VOLVO V50 2.4 Aktiv

2016 VOLVO V40 D4 Momentum

 

愉しいカーライフを写真メインで綴るコーナー。仕事のペースが掴めていないので、今日は写真と想い出を書いてみました。プジョーも書いてみますよ(^^)