車乗り換えエトセトラ。今回は単純に、プジョー308swを選んだ理由を語る。
ベニヤ板が乗るクルマが欲しいというのは、本当。SUVでも良かったのだが、意外と奥行きが短い車種が多いのだ。荷物がたくさん詰めて、スポーティで、デザインが良い。そのようなクルマは数多くある。
そこで、先にクルマ選びの要素を決めておいた。
クルマの選定基準を決めておこう
クルマを選ぶ時は、目的をしっかり持つ必要があると思う。でなければ、見に行ったほとんどの車を欲しくなってしまう。
今回、ルノーメガーヌワゴンは試乗しなかったけど、これは明確に選ぶ基準を設けていたから。乗っていたらどうなったことやら。
私も家内も、走るクルマが好き。乗ったら最後、メガーヌ推し祭りになるところだったと簡単に予想がつく。レカロシートがとても気持ちよかったし、下手をすればイエローのメガーヌスポールに手を出していたかもしれない。
車選び選定ポイント
それを回避できたのは、乗り換えの基準を以下のように決めていたから。
| 項目 | |
|---|---|
| 支払い | ローンで月々 35,000円 ボーナス月加算 100,000円 |
| エンジン | 環境対応エンジン ディーゼルが最高 |
| サイズ | 問わず |
| スタイル | 絶品 |
| インテリア | できれば絶品 |
| 荷物 | ベニヤ板が積みたい |
| 安全装置 | バックモニター
速度追従式クルーズコントロール カーテンエアバック |
こうやって決めておくと、迷ったときにとても助かる。そもそも、クルマが大好きなんだから、試乗する度に迷う候補が増えていくわけだから(笑)
各項目について、少しだけ解説すると。
支払い
皆さん、他人の財布は気になるでしょ?(笑)
我が家の車へあてられる支払額は、35,000円だ。ボーナス支払いは追加 100,000万円。もしもこの価格よりも安いようなら、期間を詰めてでもこの価格に合わせる。
ローンは短く済めばそれに越したことないし、下取りの時に差額が頭金になるから。
また、少し良い車に乗るとしても、残価設定ローンで調整する。最後の支払いを増やすわけ。調整不可な車は乗らない。
頭金をしっかりと入れられれば、V60くらい( 500万円 )まで手に届く。今回は初めてのフランス車に乗る為、ほどよい価格の車に決めた。カングーならさらに安かっただろうね。
エンジン
エンジンは、最低ラインがハイブリッドカー。できればディーゼルエンジン。軽油の安さは、まだまだ捨てがたい。
MINIのプラグインハイブリッドを32時間借りた事があったけど、とても面白いが実用ではないと感じた。そもそもマンション暮らしだし、バッテリーの充電が切れた時、1.5リッター3気筒エンジンはガソリン大食いエンジンへと変貌してしまった。
エンジンの色気も重要。
事前にマツダのディーゼルエンジンに試乗していた。明らかにプジョーのそれには、色気があると感じた。
ボルボのD4と比べても、音に色気を感じる。ボルボはダイナミックな軽やかさを、プジョーは洗練された爽やかさを感じた。
マツダは、「ブフフフフフフ」
ボルボは「ドゥルルルルルル」
そしてプジョーは「クルルルルルル」。
プジョーの1.5L BlueHDi のトルク300Nmは、ボルボのT4エンジンと同じ実力。燃費は21.4km/L。空気力学でV40に劣るワゴンボディの308SWだが、ロングツーリングが楽しみなスペック。光り輝いた項目だった。

惚れたからだけど、世界最高のディーゼルエンジンなのでは?と思う、PSAグループ 1.5Lディーゼルエンジン。
サイズ
V40ですでに全幅 1,800mmだったから、これ以下はないだろうと考えていた。
もしも立体駐車場に入れば最高。プジョーは 1,805mm 。この 5mm で車庫証明が降りなかった。残念!
カングーも考えていたから、屋外駐車場は視野にいれていた。自動車選びでサイズを気にすると、欲しい車がかえなくなってしまうよね。
スタイル
なにせボルボV40が絶品スタイルだったから。これ以上は求めなかったけど、あまり低いのも嫌だ。
ルノー・カングーのスタイルには惚れ込んだ。丸みを帯びたキュートデザインは、それだけで欲しい逸品。
ルノー・メガーヌ。危なかった。ふぅ。
プジョー・308SW。結構好き。顔はアルティメットデザインなんていうけれど、全体的に丸みを帯びていてファミリー感があってよろしい。パノラマガラスサンルーフで、天井がブラックに仕上がるのが最高。508SWには無い強み。V60にも無い強み。
インテリア
なにせボルボV40も…と言いたいところだが、私の中の最高はV50。とてもシンプルで最高だった。あまり変なインテリアでなければ良いが、クルマというのはいつもインテリアを眺めているもの。ケチはつかないに越したことはない。

写真ではかっこよく見せているけど、やはりつまらないカングーのインテリア。バスみたいで面白いんだけどね!
荷物
荷物を運べることは大事。V40は大人サイズ4人だと、お土産が詰めない。旅行先で荷物のことを考えるのはとてもさみしい。
キャンプにも行けなかった。ここも改善ポイント。
そして実現したかったことは、「リアのゲートを開いたところに座って食事が取れること」と「ベニヤ板が乗ること」。リアゲートを開いて座る、というのは、サービスエリアや道の駅でリラックスできるから。積んでいた椅子を出せば、ちょっとしたパーティー会場の出来上がり。
せっかくの旅行先。同じコンビニおにぎりでも、車内で前を向いて食べるよりは、外を向いてみんなで食べたいよね。
ベニヤ板はDIYの為。ベニヤ板のサイズは、縦 1,820mm 、横 900mm が一般的。このサイズ、車中泊サイズなのである。
安全装備
バックモニターは欲しい。ナビがついていなくても、バックモニターは最高に欲しい。ガイド付きでないと嫌だ。これがないとバックできない(笑)
プジョー308SWは、アラウンドビュー(360度ビュー)も搭載していた。使ってみると、ものすごく便利。
カーテンエアバッグも欲しい。リアシートの命を守れるのは、カーテンエアバッグしか無いというのに、標準化はまだされていない。カングーにはついていて、カローラについていない不思議。新型カローラの車格は上がっているようで、上がっていない。
速度追従式クルーズコントロール。自動停止するタイプ。プジョーにもようやく搭載された。308SWを選んだのは、この装備がついたことが大きかった。まだしっかりと検証はしていないけれど、高速道路がとても楽になるこの装備は、かかせません。
各クルマの評価
こういう選定基準を決めておいて、迷ったときにはポイントの多いクルマを選べば、後悔しなはず!
まずは乗り換え前のV40を見ておいて、そこからポイントアップできるか確認をした。今欲しいポイントを抑えておくと、車選びは成功するはず。
ボルボ V40 D4
| 項目 | 採点 |
|---|---|
| ローン 35,000 円 | ○ |
| エンジン | ◎ 400Nm de 20km/L ディーゼル |
| スタイル | ◎ かっこいい |
| インテリア | × 最新ボルボよりオーソドックス |
| 荷物 | × サイズの割に詰めるけどね |
| バックモニター | ○ 普通 |
| 速度追従クルコン | ◎ 絶大なる信頼性 |
| カーテンエアバック | ○ |
| ポイント | 9 point |
はっきり言おう。エクステリア買い(笑)実は、今回の項目にはない「シートの出来の良さ」は世界最高峰だ。このポイントで評価すると、世界中のクルマ全てがポイントを落としてしまう(笑)
パッションレッドで華やかなV40。いままでありがとうございました!

プジョー・308SW
| 項目 | 採点 |
|---|---|
| ローン 35,000 円 | ○ |
| エンジン | ◎ ディーゼル |
| スタイル | ◎ かっこ可愛いと思う |
| インテリア | ○ とてもシンプル |
| 荷物 | ◎ ベニヤ板完全搭載 |
| バックモニター | ◎ 360度ビューつき搭載 |
| 速度追従クルコン | ○ |
| カーテンエアバック | ○ |
| ポイント | 12 point |
完全に自分の趣味に合った(笑)
V40ではあきらめたパノラマガラスサンルーフを積んでも、V40よりも頭が振られないのも良いポイント。天井が重くなるのでクルマの動きが雑になるのが常だが、プジョー308SWは足回りが良いからか、気にならなかった。
おかげで、ボディカラーが白でも天井が黒くてカッコいい!
最近はルーフ〜ピラーが黒いクルマが増えてきた。XC40もR-Deignがそう。ルーフだけ黒いのは若干古めかしいけれど、とてもカッコいいと思いますよ!

写真はいずれ貼り替えます!!
ルノー・カングー
| 項目 | 採点 |
|---|---|
| ローン 35,000 円 | ○ |
| エンジン | × 1.2L ハイオクガソリン |
| スタイル | ○ めちゃ可愛い |
| インテリア | × 営業車みたい |
| 荷物 | ◎ ベニヤ搭載状態で3名乗車 |
| バックモニター | × 要オプション |
| 速度追従クルコン | × |
| カーテンエアバック | ○ |
| ポイント | 5 point |
モデルの古さが目立ったカングー。ポイントで見れば低いのは一目瞭然だった。
しかし、色褪せると言われていても欲しくなるのもカングー。荷台に茶の間を作りたかった(笑)DIY精神をくすぐり過ぎるクルマで、諦めるのが大変だった。

以下、参考にどうぞ(笑)
ルノー・メガーヌ
| 項目 | 採点 |
|---|---|
| ローン 35,000 円 | × ちょっときつい |
| エンジン | × スポーツエンジン |
| スタイル | ◎ かっこ良すぎ |
| インテリア | ○ シンプル |
| 荷物 | × 考えてはいけない |
| バックモニター | ○ |
| 速度追従クルコン | × 気合 |
| カーテンエアバック | ○ |
| ポイント | 5 point |
ポイントを出しておいてよかった、状態のメガーヌ。クルマそのものを楽しむなら、フランス車では一番かも。ルーテシアも気になるけれどね!

MINI CrossOver ALL4
| 項目 | 採点 |
|---|---|
| ローン 35,000 円 | × ちょっときつい |
| エンジン | ○ プラーグ・イン☆ |
| スタイル | ◎ 可愛い |
| インテリア | ○ 丸すぎ |
| 荷物 | ○ ベニヤは無理だけど荷物は乗る |
| バックモニター | ○ |
| 速度追従クルコン | ○ |
| カーテンエアバック | ○ |
| ポイント | 8 point |
コンパクトサイズで最高の積載性と居住性。プラグインハイブリッドとしては破格の500万円切り!燃費は箱根ドライブで18.7km/Lで優秀。家に充電設備が無いと活かせない。

雑記
自分の求めていた車なので、ポイントが高いのは当然。
けれども、先にポイントを割り振っておけば、間違った車選びをせずに済みます。私の場合、V40はV50の後継にはなりませんでした。その代わりに、楽しいボルボライフを提供してくれたわけ。良い車でした。
車はインスピレーションで買うべきだと主張した私。でも、ポイントも割り振っておけば、そのインスピレーションは間違いではなかったと確信できます。
みんなも、参考にしてくださいね。
しかし、ポイント表にしたとしても、ボルボV40の実力はすごい。いい車だった(^o^)
さて、この車選びが本当に成功したのかは、2月8日の納車以降にわかります(笑)今からワクワク!
プジョー情報はしっかり伝えていきますから、お楽しみに!
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コメントで応援してください!
こんにちは。about Volvoの頃よりいつも拝見しております。
今回、新しいクルマのご購入にあたり、選択肢はminiを除きほぼフランス車で、と予めおおよそ決められていたのでしょうか?
VW等のドイツ車や日本車は外された理由があれば、お聞かせ頂けますか?(興味本位です)
Tat30様
いつもご覧いただき、ありがとうございます!
今回の選定について、ゴルフも良いかなと考えていました。
モデル末期中の末期でしたが、4年前の印象は良かったですし。ただ、インテリアが好みに合わなく、ボルボにした経緯もありました。
プジョー308は、ゴルフに最も印象が似ており、さらにインテリアが好みだったので選びました。
日本車はカローラやCX30を見ています。車としての実力の高い両車でしたが、やはりデザインが受け入れられずです。
他、スバルは好きですが燃費の悪さが思い出に残っており、家内からオーケーが出ませんでした。だいたい、これくらいですかね。
もう少し詳しく記事にした方が、面白いですかね?笑
今後もmonogressをよろしくお願いします。
ご返信ありがとうございました!
自分自身車(ボルボです)を所有するようになってから、ボルボに限らず様々なメーカーの自動車に関し調べたり記事を読んだりするようになり、特に輸入車を購入される方がどのような選定基準をお持ちなのか興味があり伺いました。
ドイツ車、日本車も検討されていたのですね。
例えばCX-30など、一般的には評価の高そうな車種について、デザインのどこがイマイチだったのか、逆に良い点など、記事にしていただいたら面白そうです!
今後も記事楽しみにしています。
Tat30様
かしこまりました!他車の情報はいくつかありますので、小出ししたいと思います!(^ ^)
ちなみにCX30は、ドライブの実力は高く、インテリアはやり過ぎのゴテゴテプラス三角基調が辛く、乗り換え候補には上がりませんでした。
今後もmonogressをよろしくお願いします。