別所温泉に後ろ髪を惹かれつつ、長野自動車道 麻績インターから松本へ帰ろうと試みる我々一行。途中、移住雑誌に必ず出る「青木村」に立ち寄った。実はあまり興味はなかったんだけど、あまりにもパワフルだったので記事に起こすことにいたしました(^-^)
道の駅あおき コンパラソフトクリームは「絶品の絶は気絶の絶」
上田で食事を済ませた後、時間も無くなったからと松本に戻るルートを検索。上田から高速道路を使うと遠回りになるということで、青木村から山間部を越えて麻績(おみ)から高速道路に乗るルートを選ぶ。せっかくのドライブ・トラベル。高速道路で駆け抜けるより、雄大な景色を吟味しながら巡りたい。
青木村では道の駅に一時駐車。ソフトクリームを食べてみる。旅といえばソフトクリーム。青木村、わかってる♪
店員さん オススメは「コンパラソフトクリーム」ですよ!
まこまち 聞いたことがない!それにします!
嫁ちゃん ムラサキは危険、私は普通のソフトクリームにするよ。
息子 白いほうが美味しいよね(^^)
みんな、まったくわかっていない。見たことがないのなら食べてみるのがチャレンジャー。危険を顧みずに試してみるのがチャレンジャー!店員さんいわく「とっても身体にいい、青木村の特産物です♪」と言うのである。気温は一桁だけれども、これを食べずにどこへ帰れと言うのだろうか。
嫁ちゃん あら、普通に美味しいよ♪白いの。
まこまち いただきます!む!むぅぅ!?
甘酸っぱいベリーのような味は美味しい。けれども、奥の方になんだかクセが混じっている。よく言えば「コク」。悪く言えば「イモ」。ベリーに紫芋をまぜて脂肪分タプーリの牛乳を混ぜたような味。
まこまち これは・・・アンダスターン℃!?
そのままスターンと踏ん反り返ってしまいそうな、健康を約束された薬を飲んでいるようなコンパラソフトクリームの味。よくぞこいつを商品化したものだ・・・
もしかすると青木村こそ、長野県でのやる気だったら一番の村かもしれない。「道の駅あおき」にはマスコットキャラクターが飾ってるが、そのたくましい背中には「義民」という2文字が背負わされている。
百姓一揆。小学校の社会科で学んだであろう、政治に対する不満を解消するために立ち上がることを言うのだが、その百姓一揆の発起人を5人も輩出しているというから驚きだ。これにちなんで、青木村では発起人を「義民(正義・人道のために一身をすててつくす民)」として祀ったというのである。
(参考:青木村義民資料館)
青木村の人であれば、「身体にいいコンパラだから、皆必ず食べるべきだ。」という勢いで作ったに違いない。危険を顧みずに気絶するほどのソフトクリームを作ってしまうその根性、素晴らしいではありませんか。
まあ、私なら「日本一健康的で日本一まずいソフトクリーム」とか看板たてて売っちゃうかもね。(実際にはそこまでひどくはありませんし、しっかりと食べきりました。失礼いたしました!)
雪景色のその先へ
とても健康的になった私達一行は、松本にむけて走り出す。気づけば、なんだか対向車が少なくなってきた気がする。道路の左右の積雪も、だんだんと道を狭めていっている。これはいよいよ、やばいのかも?
スタッドレスタイヤに履き替えているとは言え、アイスバーンや雪道の経験なんてスライム10匹分くらいしかないわけで、私としては引き返すべきかどうか悩むところ。しかし悩んでいてもクルマは進む。時間もすすむ。村境に到達して、筑北村に入った瞬間、私は息を呑んだのだった!
おおーーー!雪だーー!(子供っぽ・・・)
実は、長野ドライブの絶景はココからが本番だった!そのお話はまた次回(^^)