自動車選びのインスピレーションを大解剖する

あけまして、おめでとうございます。

お正月から monogress へ来ていただき、ありがとうございます(^^)。

 

今回の記事は、新年になったから新しいクルマを買うぞ!という貴方へ向けての、車選びはインスピレーションで決めるぜよ!というお話です。いいなあ、私も欲しいなあ、クルマ(笑)

 

2021年もまこまちは、ブログは更新をがんばります。1年間で書ける記事数は、およそ150。始めた当時は毎日 1 記事で頑張っていたけれど、記事の内容が薄くなるのが嫌なので、今は 2 日で 1 記事のペースですが。これくらいが丁度いいかな。

 

仕事も 3 月までビッシリで大変なのですが、このペースを維持したい。コンテンツの幅を増やして、できるだけ発信を続けたいと思います。また、改めて動画にもチャレンジしようとか考えていますよ。

 

今年も宜しくおねがいします!

 

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自動車選びのインスピレーションを解剖する

どうして輸入車が良いと言うのか

先日、「ボルボとかプジョーとか 輸入車ライフは楽しいのだ」でお話しましたが、私は今、Peugeot 308SW で輸入車ライフを満喫しています。しかし、私はなぜ「輸入車が良い」と薦めているのか。書き終わったあとに、この説明をしていないな、と思いまして。

 

「カローラ?ダメダメ、レヴォーグ?無理無理。デザイン悪いし希少性ないし。」なんて書いたけれど、果たしてこれはしっかり、伝わっているのだろうか。

 

  • スウェーデン車ボルボの5気筒エンジンの考え方に感銘を受けた。
  • ドイツ車の、精巧な作りかつムーディなクルマ作りと、コーディネートの上手さは日本車では再現不可能。
  • フランス車はプジョーを含めてとんでもない感覚でクルマを作るから面白い。
  • 唯一無二の希少性・存在感は別のオーナーとの共感を呼び起こす。

 

性能だけでクルマを薦めてほしい言われれば、私は今は間違いなく「トヨタ・カローラ」を推す。ハイブリッドで燃費は良いし、昔に比べてもシートは格段に良くなった。揺れも少なく快適だ。次点は「フォルクスワーゲン・ゴルフ」かな。

 

TOYOTA カローラ リア

 

でも、楽しいクルマは?と言われれば、カローラは欄外に出てしまう。ここで一気に輸入車を推す人間になる。私は「トヨタ」「スバル」「スズキ」のクルマを所有したことがあるし、「ダイハツ」は父が持っていたし、「マツダ」は長期レンタカーで使ったし、一時期は「日産・グロリア」が欲しいなあなんて考えていたこともありました。

 

これらのクルマは、どれも良いクルマだったなって思うんです。でも、クルマを買うという人生の限られた選択肢、今は輸入車を薦めてしまう。

 

車選びのインスピレーションとは「心理」

そもそも私は、自動車選びは「インスピレーション」だと何度も言っている。なら、インスピレーションてなんなのさ、という事になる・・・インスピレーションについては、以前もお話ししていますね。

 

なんとなく、「このクルマが良い!」と決めるクルマ。ハンドルを握ると、「ウンウン、これだよね!」となってしまうクルマ。深層心理の中で求めていたクルマに巡り合ったとき、人は「君に決めた!」となってしまいます。こいつが”インスピレーション”。

 

インスピレーションは、「瞬間的な思いつき」「直感的なひらめき」を表します。時間をかけて思いつくのではなく、触った瞬間に明確に意思がひらめく感覚。霊的な力の発揮を表す言葉としても、使われることがあるみたい。

 

しかし私は、クルマに対するインスピレーションは「霊的」や「神秘的」なものではないと考えている。一番表現しやすいのは「心理」です。

 

セクション画像

 

人は今までの人生経験の直積によって、性格をかたちづくったり、判断を繰り返しています。生まれ持った性格ももちろん、あるでしょう。自分の性格に、今まで人生で辛かったり、楽しかったりした経験が折り重なって、一人の人間が生まれます。貴方もきっと、沢山の経験をベースとして生きているはず。

 

その中で、自動車に関係する記憶が色々あるとする。私の場合、クルマなんて親は持っていなかった・・・実はバスが大好きだった・・・椅子のある生活にあこがれていた・・・そんな、クルマに関係していたり、しなかったり、ごちゃまぜになっている様々な経験が、クルマを選ぶ時には輸入車を選ぶという「心理」を作り上げた。

 

私の場合は様々な経験から、「輸入車のほうが日本車よりも良いと考える人間」の「心理」を持つようになったのです。

 

VOLVO V50 無印キャンプ場

まこまちの人生から探ってみる

試しに、私のインスピレーションに関わりそうな物事を綴ってみましょう。

 

私は小学生の頃に、ボンネットバンと言われる「スバル・レックス」を父が買い、はじめてマイカーというものに触れました。マイカー生活はとても楽しいものでしたが、忘れられない経験を積むことになります。

 

  • リア・シートは腰までしか無くて乗り心地が悪い
  • リア・シート用の扉がなくて急いで外に出られない
  • リア・シートのすぐ後ろはハッチゲート だから大型車が目の前まで迫ってきて怖かった

 

その後、身体の大きくなった子供の事を考えてか、クルマを買い換えることになったのですが、その時選ばれたクルマもバン。「スバル・サンバー」でした。このクルマ、大きくなったのは良いけれど、リア・シートは相変わらず腰までしかありません。でも、クルマって(とくに、軽自動車は)そういうものだと思っていた。

 

ところが、似たようなクルマ(たぶん、スズキのエブリイ)の中を覗いた瞬間、ショックを受けてしまう。リア・シートにもしっかりとした椅子がついている!!

 

  • リア・シートには格差があることを思い知らされる

 

SUBARU サンバー。写真は豪華仕様のAWDでルーフも高い。我が家のサンバーは、こんなに立派ではなかったなあ。

出典:Wikipedia

 

また、トヨタ・カリーナに乗っている時、信号無視のクルマに横から衝突されたことがありました。瞬間的に「アクセル」を踏んだのですが、キックダウンによるシフトダウンのラグタイムと、加速力の無さが手伝って、避けきれずに衝突はリアドアに。カリーナはこれで再起不能。

 

さらに、トヨタ・レビンで脇道から飛び出してきたメルセデス・ベンツに衝突したとき、レビンは衝突吸収GOAボディでグッシャリ。ところがベンツはピンピンしている。クルマづくりの違いを感じさせる出来事でした。

 

  • とっさに回避できる運動性能のあるクルマがほしい
  • 衝突しても子供を守りきれるクルマにしたい

 

一方、車と関係のないところで関係しそうなところをチョイスしてみると、やはり芸術系かなと思います。

 

私は中学生では美術部に所属していて、絵を描くことが基本好き。賞を頂いたこともありました。美術館で時間を過ごすのも大好きです。

 

皆さんは、「モネ」の「睡蓮」という絵画をご存知ですか? モネは沢山の睡蓮の絵を描いたのだけど、私が見た「睡蓮」は、縦 1300 mm x 横 2000 mm という大きなモノ。

 

この絵はディティールの細かさを観察するのではなくて、全体からうける印象を愉しむもの(だと思っています笑)で、絵画を描いた人が、一体何を伝えたかったのか・・・絵画を目の前にして、それを感じ取ります。

 

モネの「睡蓮」は 200 作品以上。その評価もわかれるが、没頭できるくらい楽しいことに違いはない。

出典:Wikipedia

 

絵画を見ていて、そこに日常とは違う世界が見えると、とても嬉しい気持ちになる。作り手と観客がひとつの絵画で結ばれるのです。

 

だからクルマも、全体のバランスだとか印象だとか、デザイナーの意思を大事にしたいのです。もちろん細かいディティールを見るのも好きですが、それはクルマの全体のデザインを構成する要素のひとつ。

 

クルマの総合的なデザイン評価は、目に飛び込んできた時の一瞬の印象で決めています。

 

確かに絵画だけで言うと、けっして日本画が劣っているわけではない。しかし彫刻だとか、工業デザインの世界では、日本が欧州にかなうものは「まだまだ」少ない。

 

そもそも日本では、デザインについての教育は発展してない。様々な眼の前の情報を感じ取ると、デザインでは日本車は輸入車には勝てない、そう私は考えてしまうのです。

 

だから、デザインで優れている(と私が信じてる)ボルボだとか、プジョーだとか、欧州車は日本車よりもデザインが優れている、そう感じてしまうんですね。

 

輸入車が良いのではなく 私が輸入車を良いと思っている

いかがでしょう。私の人生から車選びに繋がりそうなものは、以下の通りですね。

 

  • 幼少のときの危険なクルマの記憶(笑)
  • 他人と比べたときの劣等感
  • 事故にあったときの記憶
  • 絵画が好きというもともとの性格(幼稚園児の時にはすでに好き)

 

人それぞれの「車選びのインスピレーション」は、当然、人によって違います。そこに正解があるわけではなく、今までのあらゆる経験、知識、そして事実に基づいている。

 

だから、人が歩んだ沢山のストーリーが、その人の車選びのインスピレーションになっていると、私は考えています。

 

Peugeot 308SW TECH PACK EDITION

 

もし貴方が、クルマを選んだ理由がわからなくなった時、自分の経験を思い返してみると、意外と理由は見えてくるかもしれません。私が輸入車を選ぶのは、大きくまとめると「衝突回避能力」と「デザイン」です。

 

小さな子供を載せているときは、特にボルボの安全性能には惹かれました。ある程度大きくなった今となっては、子供も荷物も沢山載せられて、パワーもしっかりある Peugeot 308SW を選んだのだと感じます。

 

これらはきっと、輸入車を薦める私の根源です。だから、車=製品としての輸入車が素晴らしいから薦めているのではなくて、私の経験から輸入車は良いものだぞと薦めている。

 

そして、もう一度言います。貴方のクルマ選びには、貴方自信のインスピレーションが重要です。それに気づいてほしいです。こんな私の記事を読んで、貴方が貴方自信に似合った輸入車を手に入れられたなら、私は買いた甲斐がある。そんな想いが伝わるようなブログを書いていければ、幸せですね(^^)

 

セクション 原村

 

良い車の定義とは別のもの

さて、私自身を解剖してインスピレーションを説明したわけですが・・・実は、以前書いた記事「200記事記念 良いクルマの定義とは?」とは別のものとして考えねばなりません。今回はインスピレーションに焦点を宛てた記事になりましたが、これは選ぶ人をターゲットにした車選びの考え方です。

 

「良い車の定義」は、「乗る人へ世界観を明確に伝えるクルマ」で「現世で選んで正しいと言われるクルマ」と私は言いました。つまり、製品本位の考え方です。

 

これらは、どちらも欠かすことのできない要素です。

 

皆さんが、「良い車」の中で「インスピレーションを感じる車」を選べたなら、monogress としては最高の車選びをお伝えできたんじゃないかな。

 

こんなメッセージで、2021年最初の記事を終わりにしようと思います。

 

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お年玉

ひとまず、2021年お正月を迎えることができたということで、皆さんへお年玉をひとつ(笑)

 

ここから数枚の加工画像を並べておきます。いつもの写真よりも解像度を高く設定していますので、スマホの壁画などにご活用ください。

 

(フリー素材ではありません。著作権は monogress が所持しています。)

 

大サイズ Peugeot308SW

大サイズ Peugeot 308SW シフトレバー

大サイズ Peugeot 308SW 野尻湖

大サイズ Peugeot 308SW コックピット

ボルボV40 原村

VOLVO V40 ビーナスライン

あとがき

お正月で時間がありましたので、長めの記事。昼寝時間を加えれば 4 時間くらい書いています。いやぁ、書きすぎだわ。

 

インスピレーション・ネタは何度か書いているのですが、特に新年の車選びにおいては、気分の盛り上がることもあって慎重に選んでほしいと思います。流行っているからこのクルマにしよう、だとか、燃費が良いから・・・なんて選び方をすると、つまらない事になってしまう。

 

とは言っても、monogress の読者さんたちは輸入車選びの手練が多いと思います。心配はしないですけどね!(笑)

 

ということで、本年も宜しくおねがいします!