200記事記念 良いクルマの定義とは?

まずは、monogress 200記事を迎えたことを嬉しく思います。

 

ブログという趣味を持って、ツイッターやブログのコメント、閲覧数など、皆さんの応援があってこそ続けることができました。特にブログへいただける温かいコメントは、私の日々の糧になっています。だから、皆さんに会えるようにとカフェの夢も諦めずにいれるのです。

 

思えば、昨年の今頃は aboutVOLVO をまだ運営していて、丁度車検を通すところだったと記憶しています。そして、私の運命を変える情報を手に入れてしまいました。正義感だけで記事を書きましたが、結局はボルボからは突き放される、悲しい結果になりました。

 

VOLVO V40 と紅葉

 

しかし今、200記事目を書いていて、私は感謝しています。

 

monogress を書くことができるようになったこと。2020年を、自分を変える年と決めることができたこと。家を売り、クルマを変えて、子供は強く成長し、今まで無かった新しい繋がりもできようとしている。私も一歩先へ歩みを進めることができた。夢が叶おうが叶うまいが、時間がどんなにかかろうが、今年の変化はいつまでも良い思い出として、心に残ることでしょう。

 

まさか転勤があるとは思ってもみませんでしたが、なんとかなりそうな気がします。私はまだまだ、頑張れる。体調面でご心配をおかけしましたが、今日はとても元気です。

 

さあ、次の目標は、400 記事! なにせ、aboutVOLVOは 350 記事書いていました。こいつを超えます。さらに、車以外のネタも楽しく皆さんへ伝えられたらなと思いますよ。

 

長くなりましたが、私の感謝の言葉を読んでくれてありがとうございました。そろそろ本編へ行きたいと思います!

 

 

スポンサーリンク

良い車を考える

Cセグメントの実力派を比較して探し出す

私は、クルマのことを正しく伝えられているのだろうか?

 

記事構成の約半分は、車のことを書いている monogress 。しかし私は、自動車評論家でもなければ、有名ブロガーでもなく、SNSでブイブイ言わせる人でもない。YOUTUBERでもない、単なる活字に起こすのが好きな人間です。

 

ということは、単なる車好きのオッサンになってしまいます(笑)沢山の試乗を重ねた猛者でもないので、あくまで私の選んだクルマが主観になってしまう。そこで、前回お伝えしたとおりBMWを訪ねてきたわけです。

 

もちろん、BMWにまったく興味が無いわけではなく、Cセグメントサイズのクルマというのは大変興味のあるジャンル。日本での取り回しの良さ、適度な豪華さ。VOLVO V40、Volkswagen GOLF、Peugeot 308、そして試乗に行ったBMW 218などは私の好みなサイズ感なんですよね。

 

で、走るクルマの王者、BMWに乗ってわかったことがあります。私の自動車に対する目は悪くなかった!そして、まだまだ先があるという事を。

 

この体験をもって、monogress 流「良い車」を、突き詰めていこう。これが 200 記事記念のテーマです。VOLVOとPeugeotとBMWのクルマ作りを比較して、(GOLFは乗ってから時間が経っているので評価から外しています)良い車をしっかり捉えます。前置きが長くなってごめんなさいね。あと、結構各クルマをディスるので(平等にだけどね)覚悟してね。

 

BMW 218i M-Sport

 

BMW 218i と Peugeot 308 を比較 “こっちのエンジンが勝ち”

BMWって、走る人が好きなクルマという印象と、高級外車の代名詞という側面を持ち合わせます。BMW 1Seriesも 2Seriesも、無理しなくても買えるBMWが出たことは、とても嬉しいことである。

 

そもそも興味を持ったキッカケは、MINI CrossOver PHEVを1日借りたことと、Peugeot 508 のプリンスエンジンのデキが素晴らしく、やはり一度は触れてみたいという気分になったから。少ない時間の中で、BMWとメルセデスどちらにしようかと悩んだ挙げ句、まだ行ったこと無いBMWに決めました。

 

試乗車は BMW 218i M Sport。BMW臭がぷんぷんのM Sport。けれども、カタログスペックは大したことがない。つまり、スタイルを優先したクルマだと最初は思いました。

 

ところがサスペンションはしなやかだし、18インチを履きこなしている感覚がする。ステアリングレスポンスに優れているし、適度なタイト感のあるシートも良い。なるほど、街なかで扱いやすいし、一般道でも楽しめる雰囲気がすごい。ある意味、大人で上質なんだね。

 

 

ところが期待のエンジンは、それほどでもなかったり。悪くは無い。トルクフルで悪くはないけど、この雰囲気は少し厳しい。簡単に言うのなら、色気が足りませんね。

 

はっきり言えば、Peugeot 308 に搭載の 1.5L ディーゼルエンジンのほうが色気がある。BMW 218i は 1.5L ガソリンエンジン。3気筒なのが仇となったのか、エンジン音にも特色があって面白いのだけれども、私は Peugeot 1.5L ディーゼルエンジンを推してしまう。

 

BMWのガソリンエンジンとして、かなり期待していたというのはある。Peugeot 508 に搭載された、シルキーさが光るプリンスエンジンを知っているから、尚更です。BMW 218iに搭載されたガソリンエンジンは、色気はしっかりあるものの、Peugeot のエンジンには敵っていない、と断言します。

 

プジョー308SWでドライブ と箱根乙女峠

 

高い回転数まで回さなかったというのはあるのは確か。でも、液晶モニターが情報過多で、回転数を捉えにくくて回す気にもならなかった。針も右上が 0 rpm のタイプ。これなら Peugeot の右下が 0rpm のタコメーターのほうがいい。エンジン音だって、プジョーのそれはかなり洗練されている。クオーンって言うからね。

 

BMWのセールスさんが、「ディーゼルモデルならマフラー2本だしです」って言ってたけれど、308なんて0本だし。この辺りはマヤカシだよ!

 

試乗が終わって Peugeot 308に乗った時の、あれ?こっちのエンジンの方が全然スポーティじゃん!ていう感覚。ほんと、面白かったですよー(^^)

 

ただ、BMW 218i が長けている部分はしっかりある。低めの着座位置は楽しいし、揺れの少なさは素晴らしい。プジョーは揺れを許すタイプ、BMWは揺れを収束するタイプ。乗り心地はどちらもハイレベルだし、好みにもよる。どちらも良いクルマなのである。

 

しかし、金額で 100 万円違うからね。BMW って高いよなー。

 

BMW 218i Normal Front

 

BMW 218i と VOLVO V40 を比較 “いつか負ける”

では、ボルボとの印象の差はどうだろう、となってくる。

 

今はVOLVO V40クラスのクルマがボルボには無い。だから昔のボルボを出してみる。当然、元愛車のVOLVO V40です(笑)。

 

インテリアのデザインは、好みにもよるけれどVOLVO V40はとてもよくできていた。特筆したいのは、ボディカラーとインテリアカラーのコーディネートができること。VOLVO V40 CrossCountry なんて、オシャレの塊でした。

 

BMW 218iのインテリアは、たしかにドアについているアンビエントライトは面白いけれど、全体的にチープ感が漂っている。ボルボもBMWも包まれ感は良いけれど、少しの差でボルボに軍配が上がると思う。

 

そしてシートの良さは、もうボルボは世界一だと思ってる。RENULT MEGANE+レカロシートも良かったけれど、大した金額を出さなくても手に入るボルボのシートには、BMWもタジタジだ。

 

ボルボV40インテリア フロントパネル

VOLVO V40 D4

 

しかし、走りはやはりBMW 218iが2枚ほど上手。VOLVO V40は充分頑張っているけれど、足回りは少し雑だし、重たい。重たい乗り味こそボルボだよって言いたいし、実際そうだと私は思うけど、結局BMW 218iに乗ってみれば、重さ軽さだけではない、ボクサーのようなフットワークを感じることができる。

 

そもそも、ボルボのほうがBMWに寄りつつある。VOLVO V60 は軽快に走れるし、安定性も着座位置も、足回りも良くできている。フットワークも軽い味付け。だから、ボルボらしさは消えつつある。近い将来、ボルボもCセグメントへクルマを出してくると思うけれど、BMWもウカウカしていられない。

 

それに、最新のボルボが現れた場合、BMW 218iはきっと安全装備で負けてしまう。ACCだってオプションのBMW。価格競争の激しい中で、BMWの目指す走りを手に入れたことは素晴らしいけど、置いてきてしまったものも多いのです。

 

BMW 218i M-Sport ステアリング

 

どれも甲乙つけがたい良い車

しかしながら、やはりBMWの走りは良い。しっかり心に刻まれたもの。多少課題はあるけれど、BMWの良さってフットワークだよなー、良い車だなーってなります。

 

じゃあ、VOLVO V40 と Peugeot 308 はどうなの?と言われれば、やっぱり良いんです。

 

ボルボにはスカンジナビア・デザインが注ぎ込まれているし、シートは本当に良いし、走りもソコソコ楽しいし、安全性は世界一だし。

 

プジョーはエンジン楽しいし、やわらかくてコシのある足回りは良くできているし、特に Peugeot 308SW は明るい車内が大好き。プロバンスの香りっていうの?これはボルボもBMWも敵わない。

 

どれを選んでも、まったく問題なく良い車なんです。あれ、こんな答えで良いのであろうか?

 

ボルボV40のフロントシートイメージ

 

良い車の定義

「良い車」の答えのひとつは “世界観の伝わる車”

大丈夫。「良い車」とは、私の中では一つの答えができています。

 

それは、「クルマを所有するオーナーに、何を味わってもらいたいのかを明確にしたクルマ。」です。今回の試乗をもって、気持ちが言葉になりました。

 

今回並べた3台は、どれも自分のキャラクターを、よく理解して作られたクルマです。

 

BMW 218i は「走りの質」がとても良い。その分、プレミアムなんて度外視するほどインテリアはツマラナイ。でも、それで良いクルマ。450万円で一番「走りの質」が良い車という選び方なら、BMW 218i が一番良い車です。

 

VOLVO V40は「もっとも安全で快適な移動手段」というキャラクター。だから、安全性能とシート、そしてインテリアにコダワリがある。走りは多少目をつぶるし、それが嫌なら S60 や V60 へ行っても良い。

 

Peugeot 308 は、「世界唯一の異文化圏を楽しむ」クルマ。艶っぽいエンジン音、ステッチ勝負が面白いインテリア(笑)、認めざるを得ない猫足感覚。そして、ハイ・コストパフォーマンス。i-Cockpit。どれをとっても、異質。なのに硬派。もう、何がなんだかわかりません(笑)

 

これらのクルマは、どれにも世界観がしっかりある。それが伝わるからこそ、良い車と言っていいのでしょう。

 

BMW エンブレム

プジョー ライオンエンブレム

ボルボのレーダー

 

「良い車」の答えのひとつは “正しいもの”

ただ、勘違いをしないようにはしなくてはならない。狙ったキャラクターは、人間が選ぶものとして正しいものかをしっかりと判断しないといけないと、私は考えている。

 

仮に、アルファード。沢山の人を乗せて走ることを目的にしたクルマ。でも、私はあまり好きではありません。だってこのクルマは、沢山の人を乗せる傍ら、威張りくさりたい人が乗りたくなるような風貌だから。そのキャラクターはしっかり表現されているけれど、そんな人間好きかと言われれば、そうではない。

 

ジープ・ラングラー。ものすごくカッコいい。欲しい。男心をくすぐりすぎる。でも私はこのクルマを評価しない。街なかで大きな鉄の塊を、二酸化炭素をガンガン排出するクルマなのだから。ランクルもそうだけど、世界の荒れ地を走るために買うのなら良い車だと評価できる。街なかを走る為に買うのなら、評価なんてできるものか。

 

要するに、今の時代背景をしっかり見つめていて、そのクルマを走らせることが「非公式な罪」にならないクルマ。燃費が最悪だったり、威嚇をして走り回ったりという、印象の悪いクルマを「良い」と評価することにはやはり、抵抗感があって。

 

それは私自身の気持ちによる評価という側面は消えないのだけれど、私が良い人でありたくって、その私がオススメするクルマは、良い車であってほしい。オススメされて乗ったのに、冷たい目で見られるクルマは、やっぱり「良い車」とは評価できない。

 

それぞれのクルマがもつ「オーナーに味わって欲しいキャラクター」は、「万人に受け入れられる趣向性」をもって、「良い車」という評価を持つ。これが私のクルマ選びであって、ブログ monogress が人に薦められる「良い車」だということが、今回の試乗によって明確になった。そう受け止めることができました。

 

2020年6月 雨の似合う308SW

 

言葉で表現することで 意識は定着する

この考え方は、200 記事記念を書くまで、本当にわからなかったことです。私は「良いものは良いと表現したい」という信念こそありましたが、「良いもの」の定義は曖昧でした。

 

いいえ、実は monogress を始めるときに、定義していたものでした・・・トップページに書いてあるとおりです。

 

「自分に必要かな? 正しく使えるかな? 本当に便利かな? 生活を豊かにするかな? 使って欲しくって作られたモノ? 良い心で考え抜かれたモノ?」

 

様々なクルマを見ることで、私のフワッとしていたものは、定義として定着させることができたと思います。いまさらかよ!って突っ込まれるかもしれないけれど(笑)目指したいものを変えたわけではないし、言葉で表現することで、意識は定着するのです。

 

ブログ monogress は、私の人生の記録になり、私の道標になり、誰かの役に立つかもしれない。この記録を、温かい目で見ていただけると幸いでございます。

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

大町ダムの景色

 

あとがき

いや本当に、いつもお読みいただきありがとうございます(*´Д`)

 

金曜日の夜に一杯呑んで、土曜日の朝に寝坊する為に、木曜日にがんばりました。どこが良い人やねんって(笑)

 

ブログって、人とのコミュニケーションです。コメントをいただくことで、自分が何をするべきか理解できるし、人の期待を感じることができる。生きがいになる。すばらしいツールです。

 

これは娯楽がメインの動画配信とは違うジャンルのモノ。人生の折返しで気づいてよかったです(^^)

 

皆様、これからも変わらぬご支援を、ヨロシクおねがいします!