我が家の田舎生活のアシスト役、日産サクラがやってきてから3ヶ月。早くも走行距離は5,000kmを突破です。子供の送り向かいに大忙しの日産サクラ。今回は内装をじっくりご覧いただきます!
我が家のサクラのグレードはX。セットオプションは、アラウンドビューモニタ+6スピーカー+日産オリジナルナビ取付パッケージに、純正オプションの9インチディスプレイオーディオを装着。ナビはCarplayが使えれば問題なしです(^^)
日産サクラ(Xグレード)の内装チェック 前席編
シンプルだからこそ美しい カッパー映えるサクラXダッシュボード
それにしても、日産サクラの内装デザインは上手く仕立ててあります。カジュアル路線ではあるものの、カッパー色のアクセントが上品さを表現していて、軽自動車最高峰に相応しいインテリアに仕上がっている。
Xグレードはカッパー装飾が控えめ。けれど、それが良い。派手な装飾は運転の邪魔だし、少しシックな感覚は、それこそ大人のプレミアム。左右に広がるピアノブラックとシフトセレクター&エアコン操作部とが一体感があって素敵です。
Gグレードはオーバースペック。予算の都合でXグレードを選んだとしても、これで良かったと感じられるダッシュボードのインテリアですね。
トレンド!サクラのタブレット風ディスプレイを思わせるインストルメントパネル
運転席は、液晶パネルが据付されたようなデザインが良い。似たようなデザインは色々な車で見かけるようになりましたが、元祖は日産エルグランドだったんじゃないかな…
遠い記憶なので自信はありませんが、最近では欧州車でもタブレットを思わすデザインが大流行。あの、ゴルフもそうでした。液晶パネルには様々な表示パターンも用意されるので、飽きたら切り替えるなどで楽しみましょう。
我が家の場合は、大きな文字のスピード表記と、瞬間電費計としています。信州での電費は、エアコンを使い出した7月でも10.2km/kWh。夜間電気を安くする契約で、1kWhを16円で充電。単純計算で、10.2kmを16円で走行できる。EVの経済性、恐ろしや(^-^)…なんて考えながら走るのも、乙なもの〜
ソコソコ?場合によってはカスタム必須のサクラのフロントシート
シートの出来は、あまり比較できていなくて恐縮。王者ホンダN-BOXよりも若干小ぶりでサイズは負けるも、サクラの方が姿勢が良いと感じます。好みにもよるかなあ…
Xグレードのシートの見た目は、ソコソコ。普通のファブリックでつまらない。本革カバーがディーラーオプションで用意されているので、私のメインカーだったら、つけても良いなあ。いや、嫁さまのメインカーなので口は出しませんけれどね!
質感たっぷり必要十分!サクラの前席ドアデザイン
ドアの内装は、ダッシュボードからの流れを意識してのファブラッグ貼り。嬉しいのは、肘の辺りの窪み。少し広さの恩恵を受けられるのと、その工夫された心遣いが心地よい。
本来ならクラッシャブルゾーンなのかな、とか思うと肘を置こうとは思えなくなりそうだけれど、そもそもカーテンエアバックが着いているし、昔の軽自動車からは考えられないくらい、安全になりましたよね。
日産サクラ(Xグレード)の内装チェック 後部座席編
質素でいいじゃん!サクラX後部座席は座り心地の妥協せず
続いては、リアシートです。Xグレードのリアシートは、内装を語るものではありませんが、乗り心地はソコソコ良いんですよね。左右独立で三段階くらいのリクライニング機構も付いています。私はこのリアシートで、嫁さまが試乗中に居眠りしてしまいました(笑)
足元には汚れがいっぱいのフロアマット。実は、シビックで移住先の古民家に遊びに来ていた頃、フロアマットが泥だらけになる事がしばしばありました。理由は、駐車場が泥だらけだから…その記憶もあり、サクラは割り切ってゴム製マットに。
質実剛健!サクラX後部座席ドア内装
リアシートに座る人は内装を楽しむ必要なし!と言わんばかりの、簡素なドア。Gグレードではフロントドアと同様の布製内装材がつくのですが、Xは無し。しかし、それでも構わない。基本的に汚れること前提なので。
ドリンクホルダーも付いているし、リアシートの乗り心地は良いし広くて快適だから、片道150kmくらいの旅行に行けるくらい実力あります。だけど、なんでしょうね、旅行とか言い出すと内装にもこだわりたくなる。
本当にメインカーにするのなら、Gグレードのプレミアムインテリアパッケージ。毎日の足として割り切って酷使するならXグレード、といったところでしょうかね?
日産サクラ 各種アクセサリー
ディスプレイオーディオでUSBソケットの悩みを解消
最近は重要視される、USBソケット。我が家のサクラの場合、9インチディスプレイオーディオについている通信用のもので充電ができます。それで足りなければ、シガーソケットを使う手も。
XグレードはETCカード車載器がオプションになる
Xグレードでは、ETCカード通信機が後付けオプションに。装着場所は足下。もう、ETCくらい標準にしようよと…
奥に見えるのがシガーソケット。エアコンの操作パネルから、だいぶ下につけられています。すでにタバコを吸うためではなく、社外アクセサリーへの電源供給用ソケットと化してますね。
バニティミラーは運転席に装備
お化粧に必要なサンバイザーのミラー。サクラにも当然ついていますが、運転席のみの装備です。ネットで探すと、助手席に取り付けるカスタマイズをしている人もいるようです。
奥様同士でお買い物に行く際は、手鏡をお忘れなく!
数少ないが…日産サクラ インテリアの不満点
散々良い良い言いながらも、ちょっと残念なところもあります。個人的な意見かも知れませんが…
ひとつは、ステアリング。やはりサクラくらいの価格であるなら、本革ステアリングが欲しいところ。Gグレードであっても、プレミアムインテリアパッケージをつけなくてはならないのは、いかがなものか。社外品のカバーはステアリングが太くなるから、メーターが読みづらい。日産さん、もう一押しですよ。
もうひとつ。オプションがわかりづらい!セットオプションが多いものだから、要らない装備までついてくるし、被ってるオプションもある。いつの間にやらGグレードが買えそう、なんていうのは、ナンセンスじゃないかな?商売感が見えると、お客様は逃げていく。もっと判りやすいオプション体系にして下さい。
あとは、プロパイロットくらい全車標準にしなさいよ…とか、ありますが、内装とは関係ないので割愛(^-^) でも、ホントこんなもんです。日産サクラはXグレードでも大満足です!
満足度高め!日産サクラは実力の塊だ
嫁さまも結構やんちゃなものだから、サクラで一人で温泉に行ったり(羨ましい!)関東まで充電しながら行きたいとか言い出したり、かなり満足な様子。良かったね!
私自身、日産サクラをセカンドカーとして迎えて、大正解だったと評価します。ランニングの良さや走りは軽自動車を大きく超え、インテリアの仕立ては普通車レベル。Cセグメントとも互角に戦える質感の高さは、脱帽です。
アクセルを踏んだ時の、エンジンの高鳴りがないのもグッド。せっかくの上品な内装だから、エンジンなんて油臭いものは過去に追いやり、新時代の乗り物として楽しみましょう。
車というのは面白いもので、所有者が一番見るところは、ダッシュボード周りの内装。エクステリアを見てウットリって、あまりない。だから、内装の満足感を高くしておかないと、すぐに飽きてしまいます…個人個人で多少違いはしますが…。
日産サクラは補助金を使うでしょうから、最低4年間は乗ることに。だから、エクステリア以上に内装にはうるさい方が良い。皆様、ぜひ拘りの目をもってサクラを選んでくださいね。
日産サクラ
車両 全長×全幅×全高 3395×1475×1655mm
室内 長さ×幅×高さ 2115×1340×1270mm
定員 4名
車両重量 1070kg〜1080kg
最少回転半径 4.8m
バッテリー容量 20kWh
モーター出力 20kW
最高出力 64ps
最大トルク 195Nm