まこまち一家のカーシェア生活は続く。
HONDA CIVICが来るのは半年後。毎日ホンダの工場稼働状況と睨めっこしながら、新車が来るまでの足+田舎用の車が欲しいお年頃だ。そう、私は今、車がなければ生きられない事を痛感している。
燃費が良くてしっかり走る強者を求めてのセカンドカー選び。カーシェアを使ってのお見合い合戦は、一体どこまで続くのやら〜
確かな車選びのブロガー推薦コンパクト
とは言いつつ、いつまでも選べないで居ないのも良くない。ここはひとつ、ブロガー仲間から情報を得てみよう。
つい先日、ブログ仲間のUUさんが MAZDA2 のディーゼルモデルを購入していた。なんでも、燃費で30km/hに届くスーパー燃費カー。UUさんと言えば私と一緒にプジョー乗りになった仲だし、選ばれた Peugeot 3008 やスタッドレス+インチダウンの組み合わせは、私の好みにピタリとあった。
確かな車選びのUUさんの推しクルマ。コイツを試さないわけにはいかないじゃないか。
目次 1 MAZDA2ブラックトーン納車後1か月の感想 走り・マニュアルトランスミッションのフィーリング1.1 MAZD…
「今日のカーシェアは MAZDA2です!」
「何だか小さいね〜。」
「そだね。ちょっとクラシックなデザインが良いでしょう?」
「マツダはディーラー対応が良くなくてなあ。」
MAZDA CX-30に試乗に行った時の印象が、まだ残っている様子。各ディーラーのセールスさん、初対面はその時の販売への影響だけでなく、いつまでも禍根を残します。人の力はクルマ販売には重要。お気をつけを・・・
MAZDA2 小さくてもフットワークの楽しいクルマ
MAZDA2の 視界・エンジン・6ATは走りをソソる
最初の印象は視界の妙。Bクラス級の車の中ではノーズの大きい MAZDA2 はAピラーがドライバーに近い。距離感は昔の車。だからだろうが、街中ではフロントウインドウから入る情報が多く、なんだかスピードが速く感じてスポーティ。車幅感覚も掴みやすい。
そこに、オートマチックトランスミッションが組み合わさるからワクワクしだす。ガソリンエンジンSKYACTIVE-Gは低回転域のトルクが充実していて、なんだかディーゼルエンジンのよう。高速道路は1名乗車でも6段と5段を行き来するからエンジンパワーに余裕あり!とは言い難いが、マツダはその辺りわかっているのか、CVTでブリブリするよりATでスッキリギアチェンジの方を選んできた。
だが、トルクだなんだは関係なく、何だかこのエンジンは楽しそう。マツダのエンジンはトヨタやホンダ、日産とは違う色気がある。青というよりエメラルドグリーン、ダイヤというよりターコイズ、目指しているベクトルが違うのもそうだけど、根本的な世界が違う。このクラスだから官能的とまでは行かないけれど、実用よりは意識的に楽しさに振っている。
エンジン音がちょうど良いくらいに車内に入るのは、きっとそのように設計したからだと感じるのだ。欧州車に近いエンジン音と言えば、褒めすぎか?
MAZDA2 はフットワークで楽しめる
ある程度振り回していると、次第に体に馴染んでくる。ロードノイズはこのクラスでは語るべきポイントではないけれど、ライバルに比べると一回り静かに感じるし、微振動も少なめ。ひとまず商品力で勝負しようという気迫は感じられる。
だんだんと揺れのパターンが掴めてくるし、とくにサスペンションの動きがわかりやすく、ロールするから荷重移動を感じやすく、カーブがとても曲がりやすい。
ステアリングは初期の左右は少し曖昧で、これは乗ったモデルのタイヤによるところも大きいのだが、どうもマツダの車はステアリングセンターを曖昧にしがちだ。もちろん、運転は前を向いて運転するからステアリングは見ないのだが、ポジションをリセットしたくなるタイミングはある。言い換えると、タイヤを少し曲げた時の感覚が掴みにくいということだ。
だから、車のカーブの内側に余裕を持たせて、姿勢制御でえいやと曲げると気持ち良いのだが、繊細なゾーンは諦めざるを得ない。その分充分に楽しいのだけれど。
MAZDA2 はオシャレにキメれるコンパクトだ
その時左手はシフトレバーを掴んでいて、MTモードでシフトアップし加速していく。微かに感じる一体感は、エンジンを主流にしたいマツダの導き出した今の時代への解答だろう。気分はだんだん高揚していく。
そう、ベーシックカーと言えども 200 万円前後するのだ。気分と雰囲気は大事に表現するすべきだ。
なにせ、このクルマとしての造形美はお見事だ。大きなガンダムグリルや取ってつけたようなSUVテイストカーが乱立する日本の中で、マツダが自分のものにしたフロントマスクのアイデンティティ、AピラーからCピラーまで一体感あるアーチに仕立てた思い切りの良さは自慢できる。
インテリアなら、サンリット・シトラスを先頭におしゃれなインテリアが選べれば、輸入雰囲気コンパクトに乗っている気分に浸れるはず。
うん、MAZDA2、アリだなあ。
MAZDA 2(新車)2022 年式 36ヶ月所有試算
MAZDA2 のサンリット・シトラスグレードのインテリア。美しいし格好良い。このインテリアを超えるコンパクト、日本車には無いかもなあ。
出典:MAZDA2
さて、セカンドカーに MAZDA2 を選ぶかどうか、シミュレーションする。カーシェアを使うと長野往復で 40,000 円超え。これをボーダーラインとして、カーシェア運用費と所有費とで天秤にかけてみる。
MAZDA 2(新車)36ヶ月所有試算 | |
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MAZDA2 サンリット・シトラス・2022年式・ガソリンエンジン・6AT・セーフティクルーズパッケージ | |
車両価格 | 226 万円 |
取得諸経費 | 15 万円 |
値引き | – 15 万円 |
点検費(2回) | 0 万円 |
車検費(0回) | 0 万円 |
保険料(3年) | 15 万円 |
3年後に売却(50%) | – 115 万円 |
合計 | 125 万円 |
48 ヶ月分割試算 | 35,000円/月 |
カーシェア利用 VS mazda2 所有
40,000円 > 35,000円
今回は3年後売却を目論んだ。新車で買えば妙な故障も見てくれる。売却 50 % は強気だけど・・・その為のサンリット・シトラスグレード。所有中もホクホクのホワイト・ブラック+イエローのツートン。頭金を少し入れれば、3万円を切る価格だ。こいつは素晴らしい買い物かも!
新車 MAZDA2 はアリ?ナシ?
「MAZDA2、コンパクトカーの中では結構良いよ。しっかり走るの希望で言えば、アリなんじゃないかな。」
私は片目をつむって”おすすめ!”の表情を出す。嫁ちゃんの顔はと言うと・・・あれれ?
「そうね、運転しやすいのは良いかもしれないけれど、ちょっと荷物が載せにくくない?」
「と、言いますと!?」
「小さくて丸っこいから、買い物の荷物は大丈夫なんだけどさ、MAZDA2 には汚れた靴とか載せたくないじゃない。」
「むむむ・・・?」
「やっぱり、SUZUKI JIMNY なのかなあ。私は山仕事できるようなクルマが欲しいなあ。」
なんと・・・どうやら嫁ちゃんは”男気”では私を凌駕するような発言をすることがある。SUZUKI JIMNY は確かに女性のファンも多いと聞く。そうえいば嫁ちゃん昔から JIMNY 素敵って言っていたけれど、納車が 1年 なんてバカバカしいとも言っていた。
それが、今は納車 1 年が JIMNY だけでなくなった。ならば、移住先での嫁ちゃんの車選び(新シリーズ?)は、好きなクルマを仕切り直しで選ぶべきか。
納期の早い新車を買って 将来は移住先で運用する- 安い中古車を買って 将来は移住先で下取りかスクラップ
- 長期のレンタカーを探して CIVIC納車まで短期運用する
①はナシ。今のカーシェア生活をとりあえず最低限の費用に抑えつつ、HONDA CIVIC が来るまでのツナギ手配に完全シフトしたほうが良さそうだ。
MAZDA2 のシトラス内装、良いんだけどな〜(T_T) ま、完全に私の好みだから、押し付けはいけないよね。
どんなクルマが好みなのか、色々なクルマに乗れば乗るほど、嫁ちゃんの中でも方向性が見えてくるに違いない。失敗しない車選びは、沢山のクルマに触れることだ。さて次は、どんなクルマに乗ろうかな?
ーーー つづく ーーー