【車好きの移住体験:古民家改装編】草刈り機登場!荒ぶる雑草に終止符だ

トイレは非常用を使い、水道は家の外のものを使うというプチサバイバルな古民家へ、毎月セッセと通う我々。ホテル代も到着時間も気にせず住むし、将来のマイ・ホームの為にできることをやっておきたい・・・・そう、やりたいことは沢山あるのですが、そうもできないのが広い農地付きの古民家です。

 

その原因は、雑草!なんでこんなに生えるんだろうと、都会ぐらしの無知の私に植物の一斉攻撃が襲いかかる。一ヶ月空いただけで、背の高さが3m。美味しい実のひとつでも付けてくれれば許せるものを、こいつらは伸びたい放題するだけ・・・ぐぬぬ、ゆるすまじ。

 

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古民家についてきた畑の話

尋常じゃない雑草の量

田舎の畑の雑草たち
先に申し上げておきます。今回は雑草写真ばかりです。あなたのパケットを雑草画像に費やしてしまい申し訳ございません(T_T)

 

これが全て野菜だったらハッピーだったのに、と後悔しても仕方がない。長野県は野菜の名産地。スイカにぶどうにキノコにキャベツに・・・夏と冬の寒暖差、適度な湿気、まばゆい太陽・・・野菜が美味しく育つのであれば、雑草だってすくすく伸びる。

 

雑草なんてって笑って過ごそうと思っていたのに、うっそうと茂る我が家を見ていると、気が滅入ってきます。

 

まこまち  雑草が木のようだ・・・

嫁さま   手で抜くのは難しいかもね

まこまち  これだけ伸びると ゴミを捨てられてもわからないね

嫁さま   そんな人 この地域に居るかな?

まこまち  県外から・・・◯◯とか捨てられたもんなら・・・

嫁さま   ・・・早々になんとかしないとね

 

ということで臨時予算より拠出して、とあるアイテムを買うことに。それは・・・

 

手の中に収まるEVがやってきた!?

マキタ電動草刈機 MUR193
マキタの電動草刈機の登場。ちなみに、この写真の刃の付け方は逆。まったく、素人はこれだから困ったものだ(T_T)

 

ジャーン!草刈り機で〜す!人生初の草刈り機!

 

「マキタ草刈り機 MUR193」 18V3Ahのバッテリーでラクラク草刈り!

 

クルマのモーターは大好きだけど、まさか芝を刈るためにモーターを買うことになろうとは!我が家にもとうとう EV が登場です!・・・EV じゃないね、バッテリー式草刈り機、登場です〜

 

早速草刈り機を稼働させる。ブリブリとまわる回転刃が、いとも簡単に草をなぎ倒していくのは、なかなか楽しい。これなら、畑の1枚や2枚あっというまやで・・・夢中になって草を刈る。ところが、畑の3分の1の雑草をなぎ倒したところで、バッテリーが尽きてしまった。

 

マキタ 草刈り機MUR193 レビュー

田舎の畑の雑草は花を咲かす
かわいい小花を咲かせるものの、量が量だけに恨みしか産まない雑草たち。申し訳ないけれど、畑の肥やしになっていただきます。

 

まあ、このペースなら直ぐに終わるでしょ!と、バッテリーを充電しつつ汗を流しに温泉へ。翌日も早朝から、畑の3分の1を終わらせた。それにしても、振動の少ない美しい切れ味はなかなかだ。アスパラのように太くなった雑草も、みるみるキレイに刈り取っていく。途中、ツタのような雑草には刃が立たずに諦めたが、手で抜くよりはマシである。

 

ていうか、雑草刈り大変じゃないか?入門用にと買ってみた電動草刈り機は初心者用だし出力弱め、とは思うものの、田舎の雑草が悪魔すぎる。都心に居ると人間が一番多い生物だなとか思うけれど、田舎に来ると逆転、我々はなんてちっぽけなんだと弱さを感じずにはいられない。

 

雑草   ケケケケケ 苦しむがいい・・・笑

 

ぐぬぬ・・・そして、初の草刈り機体験からなのか、体全身で疲れがドンとやってくる。モーターを動かすときのボタンスイッチを押し続けるのも結構辛い。長時間作業用にできていないのかもしれない。

 

結局、畑1面が終わる前に、流石に疲れてしまったのだった。まあ良い、随分自然に抗った。来月には決着だと甘いプランで今回は帰路についたのだが、後になって相当まずかったことがわかるのです・・・

 

増えすぎた雑草

ギャーー!!

 

古民家についてきた畑を軽く見た結果の話

雑草の逆襲は尋常じゃなかった

田舎の畑の雑草は命を燃やす
可愛く黄色の花を咲かせる雑草くん。今後、毎年戦っていく宿命のライバルになるんだね・・・と感慨にふけっている場合ではない。

 

1ヶ月後、再度古民家に到着したとき、驚愕の風景が・・・

 

せっかく刈った畑の3分の2には、新たな雑草が生えているではありませんか・・・しかも、背丈はすでに 1m に迫ろうとしている。そして前回放置となってしまった残り全部は、3m 級の雑草が花をつけていた。もうすでに雑草じゃねぇ・・・

 

そしてこの、見た目には可愛くとも憎くてたまらない雑草の花が、マキタの電動草刈機で切れない!茎がすでに直径 5cm を超えていて、刃を入れても弾かれてしまう頑丈さ。いやいや、これはどうしたものやら、我が畑は雑草に侵されてしまうのか!

 

と、そこに通りがかったご近所さん。「雑草刈りなら、アレが良いよ?」農家の100%が購入しているというアレをオススメしてくれた・・・!

 

新しいエンジンがやってきた!

京セラ草刈り機 ekm2300
京セラの芝刈り機。どうして京セラが芝刈り機を?その答え、京セラによるM&Aの成果でした。でも、なんだかイメージにあわないよねぇ〜

 

そう、それはガソリンエンジン搭載の草刈り機。ゲットしたのは、「京セラ EKM-2300」。 三菱製 TUE21 エンジンを搭載 排気量 20.6ml のガソリンエンジン。軽自動車のおよそ 33分の1という排気量 は、果たして過剰パワーなのかどうなのか?

 

とはいえ、私はなんだか嬉しい気分。なにせ、新しいエンジンが我が家にやってきたわけです。草刈り機業界では EV 化(バッテリー型化)が進み、エンジンは今後作られないとショップの店員さんから聞きました。あぶねーあぶねー、エンジン式を手に入れる最後のチャンスだったというわけです。

 

そして、この草刈り機は思っていた以上の実力を発揮してくれたのでした。

 

京セラ EKM-2300 レビュー

京セラ EKM-2300 エンジン部
初めて購入した、三菱製のエンジン(笑) ちなみに、耳栓無しでは作業できません。電動が強いのは、快適性ということ。

 

チョークレバーを開け、スターターを思い切り手前に引き上げる。ブロロロ・・・ブロロロ・・・と2回、3回と繰り返し、とうとう心臓部に火が灯る・・・!ブリリリリリ!!!

 

右手のアクセルをくいっと掴み、アクセル強度を親指で調整する。スムーズに上がるエンジンの回転より少し遅れて、回転刃が勢いよく回りだした。そのまま地面スレスレを右から左へ、なぞったそこには土が見える。何も力は必要なく、ただただ地面をなぞるだけ。

 

1時間ほど経ったところで、燃料切れで燃え尽きる。しかし、電気と違いガソリンを補充すれば、元のとおりに動き出す!なんという効率の良さ!マキタの電動刈払機も良かったが、こいつは2倍以上のパワーを感じる!

 

倒れかかってきても何のその!私は雑草に勝ったのだ!

田舎のサンセット
暗くなるまでブリブリと草刈り機をぶん回す。周りの農家さんも、持ち回りでいつも草刈りをしているそう。自分もいつか応援に行くぞ!

 

素晴らしい!大きく育った雑草をガンガンやっつける!やっつけ過ぎて自分のほうに倒れかかる雑草たちは、うらめしやと最後の力を振りしぼっているかのよう。ハハハ!勝ちだ!私は雑草に勝ったのだ!!

 

まこまち  嫁さまも、電動のほうでブリブリしておく?

嫁さま   もちのロン!と言いたいけれど、私にもできるかな?

まこまち  大丈夫だよ。電動のほうが機械軽いしね!

嫁さま   ほうほう・・・オーケーオーケー!

 

草刈り機が2台になったことで、嫁さまも草刈りに参戦。背の低いところは嫁さまに任せ、私は雑草ジャングルを切り開く。丈夫なツタも大きな茎もお構いなしにブリブリどんどんやっつける。

 

結果、畑2面分の雑草狩りが無事終了。そして我が家では草刈り機による雑草処理のことを「ブリブリ」という固有名詞で表されることになったのでした。

 

シビックと夏の信州
古民家で過ごすときの私の日課は、朝5時起床 → 洗車 → 草刈りの順で、およそ 10 時ごろに草刈りを終える。早起きが板につくのが、田舎暮らしか。

 

しかし、草刈りに追われたおかげで夫婦は疲れ切ってしまい、レジャーを楽しむ時間も気力も失せてしまった・・・他に、工務店とリフォームの打ち合わせも控えている。ひとまず、美味しいものを買ってきて家でのんびりしようじゃないか。せっかく長野まで来たんだから、フルーツを食べなければ!

 

と、誓うだけ誓って爆睡モードに入る夫婦でありました。

 

結びの瞬景

HONDA CIVIC e:HEV 夏の夕暮れと田畑

 

リゾートホテルはリッチな気分で楽しいかもしれない。シティホテルに泊まって酒屋を回るのも面白い。しかし、何も出来ない家を買ってイチから作り直すのも、また楽しいものです。

 

ホテル代を支払うと思うと、そのお金で何か別のものを買おうとなるのが、我が家の特性。芝刈り機を買うのも良いし、ハンモックを買うのも良い。特別な体験は体力の尽きる今が良くて、子供の巣立つ今の時間を大切に過ごしたいと思うんですよね。

 

オススメできる行動ではないけれど、ボロボロの古民家と大自然を手に入れて、カフェにできる場所に変える。私だけが楽しいかもしれない特別な体験、まだまだ綴っていきますので、引き続きご贔屓に。