巡り巡って、松本に戻った移住先探しのドライブ旅行。少しクスッとしたりしっとりしたり、楽しんでいただけたなら幸い。aboutVOLVO、monogressから読んでくれている皆様への、私なりの恩返しです(^-^)
さて、松本と言えばなんだ!笑いか!?しっとりか!?
正解は呑みでした(≧∀≦)
松本駅前、その名も「大衆酒場 風林火山」。武田信玄は山梨じゃないか?と勘ぐりそうにはなるものの、なかなか美味しい居酒屋だ。何を隠そう、ここの利用は2回目で、以前松本に寄った時に、この店で食べた肉豆腐が忘れられなかったのだ。
豆腐にかけた煮込み汁は、開店当初から継ぎ足し継ぎ足し、伝統の味として守っていると言うではないか。汁は結構薄味なのだが、ボロボロになった肉には旨味がしっかり残っていて、豆腐と合わせハッピーオツマミ。エールを持てと誘ってくる。
メニューは覚えきれぬほど。「焼きモンジャ」という訳の分からないメニューも試す。もんじゃ焼きを焼いて残るはパリパリか?と思って待っていると、そこには焼きそばに見えなくもないものが現れた。
パリパリの揚げ麺、器の中には千切りキャベツが入って、トロミのあるタレと混ぜるとあら不思議。
まこまち うわあモンジャになった!
危険である。旅行先での「美味しい!」は、更なる口福を求めてしまう。ここぞとばかりに、財布の紐がゆるゆるだ。仕方がないから、松本おかげ横丁に突撃だ⭐︎
沖縄料理から粉物までなんでも揃う松本おかげ横丁の、空いた席にヒョイと座れば、美味しいツマミと酒が手に入る。今度はローストビーフとワインである。通勤電車の椅子取りゲームより、ハッピー度は高いと思う。
馬肉のユッケも頂いてしまう。なんだかもう、来年からは正月を思い切り質素にして、毎年ここに来ようかな!
店員娘 すいません、このワインは在庫が最後で、もう、おかわりができません〜汗
まこまち 良いですよ、おかわりは他のを選ぶので。
店員娘 ありがとうございます!ある分全部注ぎますね!
嫁ちゃん ワインがナミナミタプタプだよっ!
少し多く注いでくれたワインのおかげで、おかわりせずに済んでしまった。申し訳なさそうに空の瓶を抱える姿に、なんだか心が暖まる。うおい!おかわりの楽しみが無くなってしまうではないか!なんて野暮なことは言うわけがないから、すいませんなんて言わないで欲しい。
皆んなが少しずつ幸せになる。こんな時間を、自分にも作れたらな。
世の中には沢山の人生の道があって、それぞれが持つ道はところどころで交わったり離れたり。その度に、笑ったり怒ったりして自分なりの幸せを手繰り寄せる。それぞれが描く幸せに同じ形はないのだけれど、人生の交差点には幸せを同じ形に近づけようとする力があると思う。だから、私はその交差点を作ることができるのなら、とても幸せだろうなって思うんだ。
翌日、安曇野経由でもう一度筑北・佐久に寄って帰る。どこを見てもやっぱり美しい景色がある。旨い空気と遠くの山と、風に揺れる木々の音。そのどこにも将来の自分の夢が重ねて見える。きっともう少しで幸せの場所はあらわれる。一度きりの人生だ。慎重に大切に、そして笑いながら選びきるぞ。