車選びヒストリー 車の誇りとスバル・レガシィ

その日は、朝から雨が降り続いていた。

 

1人で食べる朝ごはんはなんだか不思議な気分で、結婚をしてから出張以外では必ず2人で出かけていた事を思い出す。

 

かけがえのない人が闘っている。私は少し蚊帳の外で、とりあえず仕事をすることしかできない、歯痒さを感じていた。

 

十月十日、私もそれなりに頑張った。

 

食事を作ってみたり、背中をさすってみたり、仕事で疲れ帰ってきても、鞭を打ちこみ身体を動かす。職場の協力をもらいながら、苦しむ彼女を助けようともがいていた。

 

2人で行く最後の旅行だからと、奮発した伊豆旅行。身体に負担をかけるまいと、丁寧にドライブする事もまた、まだ見ぬ生活への期待と不安のあらわれだった。

 

職場にかかってきた電話は本人からの元気なもので、いよいよ始まる本番へのエントリーの宣言だ。

 

私は何が起こるかわからないまま、病院へ駆けつけた。

 

面会を求めるが待合で待たされる。私の周りにも、同じようにうつむく人が沢山いる。20分、30分と待たされる。

 

 

 

助産師が現れる。

 

大事に抱えられた赤ん坊。

 

我が子、我が孫かと場にいた全員が席を立つが、呼ばれるのは私の名前。1人そちらへ急ぎ足。

 

作業着の私の腕に渡される、赤く晴れた小さな命。目は家内、口は私。これが私たちの子供だなんて。でも確かに受け継がれているディティールが、確実なことを教えてくれた。

 

社へ戻り、早退し、タクシーを使い再度駆けつける。同じく急ぎ現れた両親に囲まれて、家内が笑顔でそこにいた事に、やっと力が抜けて行く。

 

初めて子供を載せる緊張。

 

初めての出生届。

 

初めての紙おむつもそうか。

 

家族が増えることを予測して選んだNAボクサーエンジンは、天使のようにシルキーな音を立てる。

 

少ない揺れのマルチリンクサスペンション、確実なAWDの安心感。

 

人生の、夫婦の初めてのあるところに、レガシィはいた。

 

初めての子供を抱いた日、雨はスッキリと晴れ上がり、福音が心に鳴り響く。輝く夕陽を見ながら、喜びと、責任を感じながら、ステアリングを握りしめた。

 

レガシィB4 昔のカタログ フロント

レガシィB4 昔のカタログ リア

レガシィB4 昔のカタログ オーディオ

レガシィB4 昔のカタログ コックピット

 

誰にも思い出の車はある事でしょう。人生の節目に乗っていた車のことを忘れる人は、車好きにはいないはず。

 

初めての子供を授かったとき、我が家はスバル・レガシィB4に乗っていた。

 

180psを発揮する2L 水平対向4気筒NA エンジン。その震えの少なさに、マルチシリンダーは要らぬものだと言い切れた。(あとに3L 6気筒ボクサーエンジンが欲しくてたまらない時期がありましたが)

 

アクティブトルクスプリット式シンメトリカルAWDは、雨の日の路面の変化によるスリップ感を消し去り、安定したドライブを提供してくれた。

 

考え抜かれた視野の広さは、スバルのクルマ以外で体験したことがない。

 

 

それらはドライブの疲れを軽減し、限りなく安全運転を続けられるようにと考えて選んだ、おまじない。

 

私の安全運転志向の原点は、スバル・レガシィB4を選んだ時から始まっていたのでした。

 

レガシィB4 昔のカタログ 斜め

レガシィB4 昔のカタログ リア

 

我が家が子供の居る未来を見据えて買ったスバル・レガシィB4。だから、子供を乗せて走っている時とても誇らしく思ったものだ。

 

人によっては、子供が産まれたら広い室内のミニバンに乗って、楽しくワイワイドライブしようと思う人もいるだろう。

 

硬くて丈夫な車に乗って、事故の備えを第一に考える人もいるだろう。

 

そこは個人の考え方の違いだから、どれを選んでも良いけれど、選んだ理由を明確にして、誇らしく車を運転したいよね。

 

それは、必ず記憶に残るものだから。

 

 

 

あらゆる感動のある人生、愛車を必ず側に置こう。

 

クルマ選びに、目的を。あなたの車に誇りを。大事に使う合言葉だ。

 

SUBARU REGACY B4

SUBARU BL REGACY


model 2.0R

engine 2.0L BOXER ENGINE

max power 180ps / 196Nm

transmission 4AT

size 4635 x 1730 x 1434


スナップ以外の写真は、カタログを撮影し加工したものです。転載はご遠慮ください。

 

スバルレガシィはとっても乗りやすい車で、それでいてスポーティで、私の中で生き続ける最良の車のうちの1つです。スバルの掲げる安全性と、美しいデザインの両立は、この車が最後かな、なんて思っていたりします。

 

いつか輸入車をやめるとき、多分スバルに戻るんだろうな。と思うくらい、日本車ではスバルが好き。どうかその技術力で、波乱の世の中を生き抜いて欲しいです。

スポンサー・広告