【車好きの移住体験:古民家改装編】買った古民家は屋外水道のみ!エンジョイ!

真夜中、強い風が吹いたところでビクともしない我が古民家。大黒柱はコンクリートのように硬くって、手のひらで叩くとペチペチと音を鳴らす。仮トイレに石油ストーブ、寝袋にエアマットレスと宿泊グッズは揃ったのだが。

 

手を洗う?お茶をいれる?歯を磨く?ノンノン!そんな単純なことさえもできないのが、人の住んでいなかった寒冷地に佇む一軒家。なんと、水道がまったく使えませんでした(*´ω`*)

 

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古民家の水道は使えるほうが奇跡かも

古民家の外水道

 

いや、まったくというのは語弊。屋外水栓だけ使えていた。なぜ、外水道だけ使えているのだろう?という疑問が浮かんだところで、答えが出ても解決するわけじゃない。それに、下水マスは使わないと決めていたから、家の中で水が使えても流せない。結果オーライではありませんか・・・

 

不動産会社さん曰く、「随分古い水道管ですので、サビサビなんだと思います。水道管は全て通し直しですね。」

 

オーケーオーケー、どのみち、今後30年、40年とお世話になる家なのだ。それくらいのメンテナンスはして当然!

 

【遠方地の開栓】水道の開栓に立ち会うためだけに遠方に行くのは大変!そこで、不動産会社に相談してみました。お金を支払うから立ち会いしてほしいと。すると、「お金なんていりませんから」と水道局の開栓に立ち会ってくださいました!親切!

 

【水道の開栓】信州では、水道局に連絡をすることで開栓手続きをしていただけます。売買して得た古民家居の場合、前に住んでいた方の名前を電話口で言えればオーケー。ところで、実際のところ何が一番怖いかって、水道局の方がコックをひねったら、家の中の蛇口から水が出て止められなくなること。部屋がジャバジャバとか、怖すぎ。

 

寒冷地にある戸建ては、真冬に水道管が破裂してしまいます。私の購入した古民家も、2022年の夏に売り出し、契約したのが2023年春。ノーメンテで一年過ぎると、一発アウトということですね。凍結したら布にくるんで、ぬるま湯をかければオーケー!(らしい)

 

という事で、我々の古民家生活は外水道で給水開始。いやあ、水があるってだけで素晴らしい。

 

古民家 屋外水道生活開始!いくつの水仕事ができるかな?

農業用の水
敷地の中には、農業用水の水路がある。使って良いのか、ご近所さんに伺うと年間料金を支払えば田畑に使っても良いらしい。年間 150 円。そんな価格で良いんだ・・・

 

古民家 屋外水道チャレンジ 夜中のカップ麺

左手に電灯、右手に電気ケトルスタイルで挑む。どこに動物がいるかわからない状況で、少しの怖さを覚えながらの水道アタック。扉をあけてから電灯を持って、10m先の外水道へ・・・あれ、両手が塞がっていて水道が捻れない。

 

結局、水汲みを夜中にするのは面倒(だし、怖い)ので、コンビニで天然水を買ってきました。都会暮らしが抜けないぜ。

 

古民家 屋外水道チャレンジ シャワー

私は毎朝シャワー派で、古民家でも日課は欠かしたくない拘り族。シャンプーはないけれど、早朝とりあえず外水道で頭を洗う。蛇口を捻って水を出し、頭を下げていざ、シャワー。

 

冷た!冷たーい!!死ぬ!死ぬわーー!

 

えっとー、日帰り温泉に行こうかー?(*’▽’*)

 

古民家 屋外水道チャレンジ 歯磨き

戸建てといえば、庭。爽快な朝、パジャマ姿で庭で歯磨きするのも夢でした(笑)ええ、後始末の方法も考えずに、ね。歯磨き粉をつけて、ブラッシング。さて、口を濯ぐか。。あれ、吐き出す場所がない!水道の下は土だった!

 

仕方がないので、そのまま地面に「ぺっ」。良いのか悪いのかは、まあ、良いと言うことにしておきましょう・・・

 

古民家 屋外水道チャレンジ 洗車

夢にまで見た、自宅での洗車。いつもは洗車場で洗うのだが、今日は外水道で水を流しながら汚れをとる。もともとボディコーティングもしてあるので、みるみる汚れが落ちていく。う、うれしー(≧∀≦)

 

HONDA CIVIC e:HEV 洗車後
ピカピカに輝く、HONDA CIVIC e:HEV。自然と調和する古民家にもバッチリと似合います(^o^)

 

しかも、仕上がりが良い。水が冷たいのでボディがしっかり冷えて、簡単には乾かない。乾かないから、跡にならない。誰にも急かされずに拭きあげまでゆっくりできる。最高に幸せタイムでした!

 

HONDA CIVIC e:HEV(FL4)リアのイメージ
美しいリアのエッジ。リアスポイラーつきも良いし、無くても様になるデザインは素敵。なんだか、古民家に連れてくるとイキイキしているようにも感じるシビックさん。

 

洗車場で急いで洗うよりも、綺麗になる気がする自宅洗車。農機具小屋がピッタリガレージになったので、真夏でも吹上に焦らない。洗車はやっぱり、日陰に限りますね!

 

HONDA CIVIC e:HEV(FL4)ヘッドライト
今までは都心で細かく探していた、自然とのツーショット。これからは青空と緑が味方して、きれいなクルマの写真を撮りまくることができそうです!

 

結局、一番役に立ったのは洗車。そりゃ、そうか。外水道なんて洗車とか農機具の掃除に使うものだもん。

 

とりあえず、家の中に水が来ていなくても、非常用トイレがあれば何とかなる。手を洗いにいくのは大変だけど、リフォームしてしまえば速攻で解決する。少しずつ手直し箇所がわかってくる古民家体験宿泊、あらゆるトラブルが新鮮。いつまでも滞在したい・・・ていうか、自分の言えじゃん?

 

バケツと水があれば!古民家大清掃大会

古民家によくある棚
まだまだ汚れている古民家の壁や床。この写真のような小さな棚も、古民家ではお馴染みの景色・・・何ていうんだろう?はやくツヤツヤに仕上げてあげたい。

 

水が自由に使えるならと、バケツと雑巾を買ってきて古民家の清掃を始める我々。玄関スペースだけで9帖あるとか、居室がひとまず50帖以上あるとか、途方もなく掃除が大変そう。移住する為の節約生活とは言え、 2DK 40㎡ に住む私達にとっては、目を疑う広さなわけです。

 

そうすると、やはり人手が欲しくなります。「掃除オフ」とか「草むしりオフ」とか、人をこき使う方法ばかりが頭に浮かぶのは悪い癖。自分は洗車だけしていたいなあという気分になってくる人をもてなすならキレイな部屋のヒトツフタツは容易せねばと、額に汗で頑張っちゃう。

 

いつか、古民家オフはやっぱりやりたい。身元のわからない人を家に上げる方法は・・・と考えながらも、拭き上げかかりの娘ちゃんはパパと一緒にゴシゴシ磨く。

 

娘ちゃん  畳2枚磨いたよ〜

まこまち  ありがとう〜

 

娘ちゃん  畳5枚磨いたよーー

まこまち  パパも頑張ってるよー

 

娘ちゃん  畳8枚・・拭いたよー・・

まこまち  磨いてー

娘ちゃん  うぃー・・・

 

娘ちゃん  全部磨いたよ・・・

まこまち  扉も拭いてけれー

娘ちゃん  ・・・・

 

もくもくと12帖を磨き続ける娘ちゃん。私は玄関をピカピカに仕上げて、砂埃をしっかり除去。今まで靴下が真っ黒に染まっていた古民家の、玄関と12帖和室だけは素足の許可が得られました。

 

ある程度の部分まで磨いたら、本気で人手を集めないとまずいかもしれない。壁作り、床はり、キッチン組み立て。家族4人で愉しむのも良いし、知り合い集めるのもきっと、楽しい。お礼はバーベキューとか、はたまた洗車タイムというのも、良いかもしれませんね〜(笑)

 

結びの瞬景

移住先の景色(信州古民家)と HONDA CIVIC

 

掃除ばかりの1日でも、とても充実した気分になった古民家大掃除(・∀・)!

 

「洗車ができる」はもとより、時間さえあればガレージでいろいろできちゃうんじゃないかな、そうしたら、昔のボルボとかプジョーとか買って、ボディピカピカにして遊ぶのも良いなあ、なんて想像してみたり。いや、ほんとホクホクなんですよね。

 

でも、家族の移住には一年を切っていて、プランニングしなくてはならない。人生最大のオモチャを手に入れた気分をもう少し楽しみながら、次のミッションに向かいます!