車にた぀わる特遞怖い話2019幎倏Version

日本の倏ずいえば怪談です。

 

草朚も眠る䞑䞉぀時、生暖かい空気か銖筋にヒダリ。え、いたすれ違った人、足あったあなたが芋た顔はこんな顔かいなどなど、海倖のチェヌン゜ヌガリガリのような掟手さはなくずも、思わずひんやりする話は倚いです。

 

今回はなんず、車にた぀わる怖い話をお届けしたす。なんずもチャレンゞングな䌁画。みなさんも、車の怖い話を語っおみたせんかちなみに、恐ろしい話が倚いので心臓の匱い方はお気を぀け願いたす。たた、瞁起を担いだため䞉話の次は五話に進みたす。

 

たた、第六話は車の話ではありたせん。あしからず。

 

なお、2023幎、2024幎ず、monogressは倏の怪談を連投。本圓に怖いお話を読みたければ、ぜひ以䞋のリンクの怪談を埡芧ください。

関連蚘事

時々、怖い話を聞きたくなりたせんか心霊ブヌムが過ぎ去っおすでに30幎、恐怖倧癟科シリヌズさえもリバむバル刊行されない什和時代。ぜひ、monogressで恐怖䜓隓を味わっおください。   なお、この怪談はフィクションで[
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䌚談甚 山道
関連蚘事

こんばんわ、たこたちです。   2024幎もお盆䌑暇になりたした。そろそろ、実家で暇をし始める頃ではありたせんかそんな貎方に、今幎の倏も読者無芖で創䜜怪談を曞きたした。ヒダッずするかゟクッずするか、はたたたワハハず笑[
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第䞀話 グランド・チェルキヌ

怖い話甚 駐車堎に止たるV40

それは、子䟛がただ小さい頃の話です。

 

二人の小さな子䟛を連れお歩くのは倧倉で、私は自慢の愛車のリアシヌトに座らせお、買い物に出かけたした。幎の近い二人の子䟛は躟が行き届いおおり、リアシヌトで叫んだり動いたりするこずもなく、新品のゞュニアシヌトに腰掛けおいたした。

 

䜿い倒す぀もりで買った愛車のシヌトはファブリックシヌト。汚れおもなにしおも気にならないそれは、子䟛を連れお歩く私にはピッタリ。

 

向かったのは、ただオヌプンしたばかりの倉庫型スヌパヌ。比范的高䟡な高玚玠材が、たあたあ割安な䟡栌で賌入できる䌚員制スヌパヌで、オヌプン圓初から人気でした。

 

このスヌパヌに行くおめあおは、良い食材を買うこずもそうですが、割安なフヌドコヌトの食事を楜しめるこずもありたした。特にホットドックはドリンクずセットで200円を切るプラむス。このスヌパヌぞ行く時には必ず食べるお気に入り。

 

この日も私ず二人の子䟛は、買い物をすたせるずフヌドコヌトぞ行きたす。しかし人気が人気を呌び、フヌドコヌトの垭はいっぱいです。しかし季節は秋口、車で食べるのもいいかなず思い、食事を賌入しお車に向かうこずずしたす。

 

「䜕が食べたい」

「゜ヌセヌゞ」

「私はあの、曲がっおるや぀。」

チェルキヌでした。砂糖がたくさんたぶされたそのアむテムは、子䟛の目に茝きを灯したす。

「僕もそれがいい」

 

二人は意気投合したかのように、チェルキヌを指さしおいたした。私もチェルキヌずホットコヌヒヌを頌み、車ぞ向かいたす。

そう、この時たさか、恐ろしい事が起きるずも知らずに。。。。

 

 

秋颚は気持ちよく、窓を党開にしたため、無機質な車の䞭を倧自然の䞭のように気持ちよくしおくれたす。

 

私は意倖に矎味しいチェルキヌずずもに、ホットコヌヒヌを楜しみたす。このスヌパヌはコヌヒヌさえも劥協しないなあ、などず考えながら、子䟛が隒がない食事の時間を楜しんでいたした。

 

ふいに、ブラりスに癜い粉が萜ちたす。チェルキヌの砂糖です。あぁしたったな、扉を開けお払わないず、ず思った瞬間、倧人でこれなのだから子䟛はどうだろうずいう、頭の䞊から腰のあたりたで冷ややかな感芚に陥りたす。

 

バッず埌ろを向きたす

 

「ひぃぃぃぃいいいぃいぃ」

 

チェルキヌから滎る癜い粉、子䟛の党身を包み蟌むばかりか、ゞュニアシヌトの䞋ぞ䟵入わさわさず子䟛が動くたびに、ファブリックシヌトに埋め蟌たれおいきたす

 

「や、やめおぇえぇ」

 

びっくりする子䟛達。小さい息子は、私の圢盞を芋お半泣きの衚情を芋せたす

 

「ちょっずおりおおりおえ」

 

子䟛がゞュニアシヌトから降りるずきでさえ、砂糖はシヌトに食い蟌む緎り蟌たれる芋えなくなる

 

埌日、ファブリックシヌト専甚シヌトクリヌナヌで数時間。リアシヌトがピカピカになるたで磚く私でした。秋颚は朚枯らしに倉わり、寒さが身に沁みる出来事でした。

 

第二話 倜䞭に光る岩

怖い話甚 迫る光

家族人で倜䞭のドラむブを楜しんでいる時の話です。

 

人混みの嫌いな私たち家族は、日が明けないうちに出発するドラむブが奜きで、その日も暗いうちから北欧゚ステヌトで䞭倮自動車道を西ぞず向かいたす。

 

山梚県がもう少しで終わろうかずいうずころで䞭倮道を降りた埌、長野県方面ぞの山道を走りたす。この方面は定番のコヌスで、私たち倫婊がただ若かったころから走り぀づけおいたした。

 

この道、昌間はひたわり畑などがあり自動車の埀来も倚いのですが、倜䞭になるず寂しさが広がりたす。街灯もない曲がりくねった山道。子䟛は星空が芋えるず倧はしゃぎです。

 

 

ふず、前方に䜕か、光るものが暪切った感じがしたした。いくら早朝ずいえども、空がしらやむ前の時間です。真っ暗な道を走っおいれば、頭の片隅に昔聞いた怖い話がよぎりたす。

 

幜霊ひずだた

 

アクセルから足を離しブレヌキぞ、シフトをダりンさせ、ハむビヌムを前方ぞ向けたす。

 

 

光は芋圓たりたせん。

 

 

消えたのか消えたら消えたで嫌だな。寒いわけではないのに汗が出おきたす。い぀もず違う衚情の私を芋お、家内は思わず子䟛に静かにするように促したす。

 

静たる車内。

 

聞こえるのは、゚ンゞン音ずロヌドノむズのみ。かけおいる音楜は耳に入らない。

 

先ほど光ったあたりを通りたす。

 

 

䜕もなかった。。。

 

 

あっおもなくおもいい、その堎からすぐに走り去りたい私は、シフトを䞋げたたたアクセルに力を蟌めたす。加速する車。早くいきたいずいう、家族の願いも䌝わっおきたす。

 

500mくらい、沈黙のたた走り぀づけ、するず空が明けおきたした。ルヌムミラヌを芋お緊匵の顔を芋せおいる子䟛たちに、声をかけたす。

 

倧䞈倫、お父さんもお母さんもいるからね。

 

 

ずその時車の前方に倧きな光が岩が光っおいる あ、圓たる

 

「わあぁぁあああぁ」

 

パニックブレヌキ最倧の制動力で車は止たろうずするが光は目の前たで迫る

 

 

 

ぎょヌん

 

 

 

え

 

車より遠ざかるように跳ねる光は、そのたた藪の䞭ぞ逃げおいくそしお「それ」はこちらぞ振り返るず、正䜓を芋せたした。

 

 

鹿

 

光っお芋えたのは鹿のお尻。ヘッドラむトで光ったお尻が、岩のように芋えたのでした。鹿の䜓栌ぱステヌトのそれよりも高く、100kgは超えおいるず芋られる倧柄の身䜓はたるで、光る岩が迫っおくるようでした。

 

あの時、少しでもブレヌキが遅かったらず思うずゟッずしたす。

 

第䞉話 招かれざる客

怖い話甚 送颚口

自動車に乗る時には、小さな虫が入るこずはよくありたす。

 

ですが、ネズミや猫はもちろん、カブトムシが入っおくるなんお話しは聞きたせんよね。むしろカブトムシが入っおくれば倧儲けですが、どちらかずいえば甘い銙りに぀られお蟻が入る方が珟実的です。

 

しかし、私は非珟実的な「お客様」をお迎えしたこずがあるんです。。。

 

 

車のむンテリアはどちらかずいえば、黒基調が倚いです。私の車の車内も、おしゃれではありたすが黒基調でした。

 

所々にりッドやメタルの玠材がアクセントで぀いおいるので、目はそちらを意識したす。すでに「お客様」が乗り蟌んでいるこずも知らずに。

 

その日も蒞し返すような暑さで、冷房を最倧にしおしたした。買い物に行こうず車を出したのですが、暑いその日は冷房の空気を身䜓に向けたくなりたす。隣に座る圌女もラフな栌奜で、私は心底楜しい気持ちでハンドルを握っおいたした。

 

そしお、圌女が゚アコンの颚の流れを倉えようず、送颚口に手を向けた瞬間

 

 

「きゃあああああ」

 

 

え䜕䜕があった圌女に聞くず青ざめた衚情で゚アコンの送颚口を指さしたす。

 

身䜓は震え、尋垞ではありたせん。車を止めお、私は指をさす方向を芋たした。するず

 

 

「な、なにぃぃ」

 

 

そこには也燥しきった「Gkbr」が、ダクトの間に挟たっおいたのです。

 

車をすぐにディヌラヌの方向ぞ向け、この異垞事態の察凊をお願いしたす。

 

 

凊眮埌に聞いた話だず、この「お客様」はピンセットひず぀で陀去できたそうです。真倏になるず、時々車内に「Gkbr」が䟵入するこずはあるようで、もし同じこずがあればディヌラヌぞ来れば察応いただけるずの事。

 

あの「お客様」は、いったい䜕だったのでしょうか。。。

 

第五話 萜ずし穎

怖い話甚 ゚スクヌド

その機胜の搭茉車に初めお乗ったのは、倧型SUVを賌入した時でした。

 

「おたじないのようなもの」ずいう認識でいた私は、その機胜の事などすっかり忘れおいたした。私だけでなく家内も運転するのですが、その機胜は説明しおいない、ずいうよりは自分も知らない、ず蚀ったほうがよかったでしょう。

 

そう、あの事件が起きるたで、私たち倫婊は信じようずしなかったのです。

 

 

仕事が遅くなった私は、倜の時過ぎに家内に迎えにきおもらう事にしたした。

 

圓時子䟛の小さかった我が家では、私を迎えに来るにしおも子䟛も連れおこなくおはならなく、家内は倧倉だったこずでしょう。しかし朝時から倜の時たで働く私は、子育おを手䌝いたくおも手䌝えないでいたした。

 

䌚瀟の近くに着いた家内に、もう少しで終わるから駐車堎で埅぀ようにお願いし、残った仕事をこなしおいたした。

 

 

ふず、䌚瀟の倖から車の譊笛が聞こえたす。

譊笛の音は䞀定間隔で鳎り響いおいたす。こんな倜䞭に、迷惑な奎もいたもんだず感じながら、垰り支床を敎えおいたした。

 

 

ピピピピピピピピ

 

私の携垯電話が鳎りたす。家内からです。

 

「もしもし」

 

「早くきお」

 

異垞を悟った私は、すぐに䌚瀟を出お埅ち合わせの堎所ぞ走りたす。我が家の車はありたすが、呚りには誰もいたせん。しかし車は譊笛をならし、ハザヌドランプが光っおいる

 

䜕かが起きおいる、車内で䜕かが

 

車ぞ駆け寄り扉を開けようずするが、開かない芋るず家内が恐ろしい顔で、リモコンキヌの解鍵ボタンを抌しおいるしかし扉はひらかない

 

 

ばかやろヌ䜕時だず思っおるんだ眵声がかかりたすしかしこちらは緊急事態だ䜕ずかしないず

 

 

リモコンキヌで開かない ず、自分も鍵を持っおいるこずを思い出し、解鍵するずすんなり扉は開きたした。

 

車の譊笛の代わりに車内から聞こえたのは、子䟛の譊笛。

 

 

話を聞くず、車内で埅぀時間に誰かに狙われないように、車内からリモコンキヌで鍵をかけたようです。

 

鍵がかかっおいる状態で、車内で子䟛が動いたこずにより、「むモビラむザヌ」が揺れに反応。譊笛で盗難者の存圚を知らせるモヌドに入ったようでした。

 

その機胜、「むモビラむザヌ」が着いおいる車では、鍵をかけた車内に人は残さない。我が家の教蚓になりたした。

 

機胜をしっかりず理解しないで陥った萜ずし穎。あなたもむモビラむザヌに気を぀けおください。

珟代のクルマは、車内でリモコンキヌロックはできないようです。安心しおいたす。

 

第六話 寒い郚屋

怖い話甚 郚屋

私がただ小さかった時の、本圓に怖いお話。本圓に怖いからね。ずんでも話が嫌いな人はここたでにしたしょう。

 

北海道ぞ旅行に行った最埌に立ち寄った宿で、私は姉ず郚屋にいたした。䞡芪はお酒を呑みにいくずいい、郚屋から出ないように蚀われおいたした。

 

日䞭に買っおおいたお菓子を食べ、トランプで遊んだ私たちは、気づいたら郚屋がずおも寒いこずに気づきたした。

 

 

姉は私より4぀䞊の小孊幎生、私ずいえば小孊幎生で、ただただ䞀人では刀断の぀かない幎頃でした。

私が寒くお震えおいるのを芋た姉は、敷いおあった垃団に入り、先に寝おしたおうず提案。わたしは頷いお垃団に入りたす。

 

いくら北海道ずはいえ、月䞋旬はそこたで寒くはならないはず。ず埌に思いたしたが、その郚屋は本圓に寒く、垃団に入っおもなかなか寒さが解消されたせん。姉ぱアコンのリモコンで゚アコンを止めようずするのですが䞊手くいかず、やはり垃団に戻っおブルブル震えおいたした。

 

䞡芪はい぀垰っおくるのだろう。

 

携垯電話など無い時代、芋知らぬ土地で知り合いも居ない街䞭では、子䟛二人で郚屋から出るなど考えられない事でした。

 

 

時間にしお、1時間経ったか経たなかったか。

 

盞倉わらず凍えるほどに寒い郚屋に、異倉が起きたす。

 

郚屋䞭に倧きな音が鳎り響きたした。竹を割ったような、朚の幹が折れたような、也いた音。

 

 

ピシ

 

 

姉ず顔を芋合わせお、今䜕か聞こえたかず話をしたす。しかし間髪入れず、たた同じ音が。

 

 

ピシ

 

 

先ほどよりも倧きな音です。これは。心霊番組でやっおいた、あれです。ラップ音です

さすがにマズむず思った姉は、声を荒げお蚀いたす。「倖にでるよ誰でもいいから、誰かに䌚おう」

着替えもせずパゞャマ姿で、急いで入り口に向かいたす。ラップ音ず思われる音がたた、鳎り響きたす。

 

 

ドンドン

 

 

入り口を叩く音

 

 

え芪が垰っおきた 䞀瞬躊躇したす。しかしそんな事あるわけない鍵は芪が持っおいお、芪は鍵を開けお入っおくるはず

靎を履き、扉を思い切りあけお倖にでる。フロントには誰かがいるはずだホテルの゚ントランスぞ向かい、走る、走る

 

ちらっず埌ろを芋る。誰もいない。。。わけがわからず、姉に぀いお走る私。。。

 

気づくず、暑いこずに気づきたす。゚ントランスぱアコンが付いおいない。人はいたせんでしたが、倖には歩く人が芋えたす。ホッずしお5分も経たずに、䞡芪が垰っおきたした。たさかココにいるずは思わずに、心配そうな顔でこちらに走っおきたす。

 

 

䞡芪ず戻った郚屋は、おかしな音は聞こえず、゚アコンも操䜜ができたした。

 

もしかしたら、䞡芪が垰っおくる前に、私たち子䟛二人をさらっおしたう぀もりだったのかもしれたせん。

 

 

さお、この話には埌日談がありたす。

 

このおかしな䜓隓をした宿は、「郵䟿貯金䌚通」ず蚀いたす。しかしこの建物は建お替えられ、今はありたせん。昔は心霊話では有名でしたが、ネット䞊からも削陀されおいたす。

 

あれほど怖い思いをした堎所。歳の時の蚘憶で堎所などわからない私でしたが、思いもかけずその堎にもう䞀床、足を運んでいたのです。

 

それは子䟛を連れお、冬の北海道ぞ旅行に行った時。ある぀の商業斜蚭のカタログが私の目に止たりたす。その名も「マルダマクラス」。

 

札幌の地䞋鉄に乗りたいず提案した私。4぀の方面ぞ向かえる地䞋鉄で、郵䟿貯金䌚通の方向ぞ向かい、跡地の商業斜蚭に足を運ぶ。歳以降で札幌に行ったのはたったの回。

 

こんな偶然、ありたすか

 

 

そしおこの事に気付いたのは、぀い先ほどです。

 

今宵、䜕かが起きるかもしれたせんね。

 

倏の怪談は時代遅れかも

いかがでしたか流石に最埌の話は、少しはヒダッずしたのではないでしょうか。

 

しかし私が䞀番怖かったのは、鹿です。目の前に珟れた倧きな鹿は、人のようには動きたせん。ですから、ボルボの倧型動物察応のシティセヌフティは、やはり優れものなのです。V40は鹿は怜知したせんでしたが。

 

怖い話を聞き、教蚓から予防安党を行う。これは人間にだけ䞎えられた特殊な技胜です。超自然的胜力じゃないよ

 

さあ、あなたの怖い話をコメント欄で聞かせおください。そしおよろしければ、そのコメントを集めた蚘事にさせおください。