子供の頃、友達と「基地」を作って遊んだ。自分達だけの遊び場、秘密の場所。基地は小さな穴でも、木々に囲まれただけのところでも良かった。その場所に自分色が少しだけでも着くだけで、何だかワクワクしたものだ。
自転車を手に入れて、少し遠くの街に行く。初めての街、初めての店、初めての知らない同年代。敵なのか味方なのか分からないモヤモヤに興奮し、知らないが減ることで自信がつく。そして次第に旅への憧れに変わってゆく。
家や車って、そう言う訳のわからないワクワクの到達点だと思います。国という枠組みの中で小さく約束された陣地を手に入れ、箱庭の中で自由に生活圏を広げていく。家と車は、この国で人生を楽しむ為の最重要かつ、何とも掴みきれないツールなのです。
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私もとうとう、家を持ちました!土地付き一戸建てです。これが2回目の、マイホーム。前回はマンション、そこを売却しての、広い土地付き古民家です。とても満足な買い物でした。
でも、そのうちアルプスが眺められるマンションが欲しいな、なんて夢を持っています。八ヶ岳のある景色もアルプスの見える窓も、残念ながら手に入らなかった。夢はいつまでも持ち続けていたいんですよね。
ライフスタイルは大事です。ライフスタイルは、人が豊かに居られるキーワード。ジブンのダイスキを注ぎ込むコト。大事にしないと。
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私にとって、「基地」を大人に解釈したものが「土地付き一戸建て」。その土地に好きなようにモノを置き、好きなように高低差をつけ、好きな事をし続ける。自分のスタイルを形にするなら、土地付き一戸建てが最適!
家と車。どちらも、買わないという選択をする方も多いことでしょう。日本人の持ち家率は、およそ6割。買えない人もいれば、嫌でも相続しなくちゃいけない人もいる。住みたい場所が優先ならば、賃貸生活も合理的。
それでも私は「所有」を目指すべきだと思いました。着飾り、衣食住を共にし、楽しい人生の拠点となる家、自己の範囲を拡張する車。賃貸住宅やレンタカーでは担えない、自分の自由を得られる家と車。これを試さずに生きるのは、もったいないなと。
家族を守る箱としての存在が欲しかった、ということもあります。三匹の子豚を知らない人はいないはずです。他人からの攻撃から身を守る道具、家と車。男性である私は、この「家族を守る」ことについつい固執し、幸せを感じてしまいます。不思議ですね。
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そんな私のスタイルを、先に色濃く反映したのが車選びからでした。安全性能に着眼した車選びは、私をボルボに誘いました。
クルマは、家から「ライフスタイル」を持ち出すためのツールです。もちろん、クルマ自体を愛することも忘れません。家のスタイルを引っ張り出し、道具としての楽しみも得られるのがクルマなのです。
クルマは、ファッションです。無印良品とユニクロのコンビネーションから脱しきれない人でさえも、クルマを用いて格好つけることができるし、自分を主張することができる。プジョーに乗っている時の自分、輝いていたかもしれません。
クルマは、シューズです。買い物に旅行にドライブに、自分の足代わりになってくれる存在です。自分の生活範囲を発展させてくれる、大きな力。さらに、移動という結果だけにとらわれず、運転する楽しみも得られる。なんて素晴らしい道具なのでしょう。
家も車も、人生を豊かにするツールです。持つだけで幸せになれる存在。ぜひ、家と車を用意して人生を謳歌しようじゃありせんか。
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その考え方は、自由です。
私は、現代の消費に少しばかり疲れを感じています。世界規模での競争は人々の暮らしを便利にした事は事実ですが、最新が現れるスパンはあまりにも早く、手に入れたモノはすぐに過去のモノになる。これはいささか、寂しいと思っているのです。
だから、何か一つでも、歴史だとか文化だとかを大事にしたいなと考えました。私がこの国に生まれて、消費だけを繰り返して終わるのは、あまりにも寂しい。後世に残せそうな、何かの手助けをできないものか。
それも長いスパンで見れば消費に違いないのですが、新しいモノの為に資源を消費するよりも、過去の資源を大事にして生きる方が、格好良いのではないか?文化人気取りなのかもしれない。笑われるかもしれないけれど、そんな自分なら格好良いなと考えてしまったのです。
だから、家は古民家を選びました。過去の人々に感謝し、未来の子孫に意思を受け継ぐために。
車は、本当なら VOLVO 245 とかに乗りたいけれど、ガソリンの消費が激しく、断念。
あぁ、中途半端だなあ(笑)
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こんな、人一人のちっぽけな主張ですが、サラリーマンも自営業者も汗水流して働いて、やっと手に入れることができるのが、家と車です。
国の安全性は薄氷だし、自然の気まぐれでいとも簡単に壊れることはわかっているけれど、人生をしっかり戦い抜き、戦って勝ち取った土地と家、そして車はは誇るべきモノだし、それらを自慢し合い認め合う関係は素晴らしいと思います。
そして、そんな文化こそが私の求める正しい社会。家と車にこだわりを。ナワバリに尊厳を。私たちが生きた証を、地球に刻もうじゃありませんか。