発車・停車時のブレーキからの異音「グググ」音は異常ではない

発進・停車時のグググという異音は、ブレーキパッドとブレーキローターとの間で起きるもので、基本的に鳴るものです。なお、私の PEUGEOT 308SW は、2年目に入ったあたりで鳴らなくなりました。2023年に購入した HONDA CIVIC は、やはり少しグググ音は鳴っております。

 

少し前まで本当に気になっていた「停車・発車の時の”グッ”の音」。気になって気になって仕方がないことと思いますが、大丈夫。気づかない間に収まります。

 

鳴っている当時は、原因はなにかな?登坂制御の軽いブレーキングが自動でかかっている?オートサイドブレーキの誤動作?と色々検証しておりました。すべては時が解決してくれる・・・この先の記事は、私が悩んでいた頃のものになります(笑)

 

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発車・低車時のグググ音は基本鳴るもの

先に答えを言っておきます。

 

発車・停止の時の極微速領域で、「ググッ」と鳴る音はどこの故障ですか?
発進時・停車時の異音は、ブレーキパッドとブレーキローターの擦れる音で、基本的に鳴る音です。消しゴムをテーブルにつけて、遅く動かすとグググと言いますが、違う素材のもの同士が触れ合うとき、柔らかい素材は滑らずにもう一つの素材について変形します。この現象と同じですので、ブレーキの効き具合に問題が無ければ異常ではありません。

 

基本的に鳴る音らしい。特に新車の時は鳴りやすいそう。

 

最近の日本車はオートマチック・トランスミッション車が多く、停車時はいつでもクリープによる「動こうとする力」とブレーキによる「止めようとする力」がせめぎ合っています。ブレーキが緩むとき、動こうとする力が止めようとする力を上回る瞬間がありますが、そのタイミングでブレーキの素材が変形し、音が鳴るんですね。

 

でも、そうは言っても気になりますよね?私も散々気になって、その答えに辿り着くまで、いろいろ検証していたのでした。Peugeot 308SW での意味のない一部始終をお届けします。笑ってやってください(笑)

 

無駄にあがいて音はなくなるか

検証:トラクションコントロールOFFでは効果なし

もしかして、トラクションコントロールが変な動きをしているのではないか?

 

プジョーは電子デバイスでAWDの代わりをつくってしまう、意外なほどにハイテク好きなメーカーだ。どのクルマもFFばかり。ピュアなAWD車ってあるのかな?

 

トラクションコントロールの解除は、タッチパネル操作で行います。街中なんだし、スリップなんてしないっしょ。電子制御なんて要らぬ〜・・・

 

しかし、トラクションコントロールをオフにしたところで、こいつはタイヤの回転数で姿勢制御する仕組み。ブレーキの「グググ」は解消されず(*´Д`)

 

しかも、一定速度以下で機能解除って書いてあるじゃない(泣)

プジョー308 ESC トラクションコントロール

検証:登坂制御のブレーキが悪さをしていないか

次に私が疑ったのは、「登坂制御」。クルマが坂道で停止した時、後ろに下がらないように軽くブレーキをかけてくれる機構。こいつが悪さしているんじゃないか?

 

そういえば、上り坂や下り坂では音は鳴らない気がする・・・しかしプジョー308SWの取扱説明書を読むと、ショッキングな文言が書かれていた。

 

「登坂制御の自動ブレーキをキャンセルすることはできません。」

 

本当かな・・・今まで、できないと言われていたのにできたこと、沢山あるし。(一回ワイパーくらいしかないw)そもそもこの機能、きっとサイドブレーキを使ってるよね。自動サイドブレーキを解除すればもしや・・・

 

というわけで、自動サイドブレーキを解除する操作を実行。こいつがなかなか、面倒な操作方法で。

 

エレクトリックパーキングブレーキ(サイドブレーキ)のシステム解除方法

  1. エンジンを始動します
  2. パーキングブレーキをかけます
  3. ブレーキペダルを離します
  4. パーキングブレーキスイッチを10秒以上15秒以下で押し続けます
  5. パーキングブレーキスイッチを放します
  6. ブレーキペダルを踏みます
  7. パーキングブレーキスイッチを2秒以上引きます

 

この操作によりオートマチック・エレクトリック・パーキングブレーキは解除されます。なお、このモードの解除方法は、先の操作と全く同じ。

 

で、頑張って操作したにもかかわらず、やはり微速時の異音はするわけで(^^;)

 

そもそもこのモードは、牽引などでサイドブレーキを解除したままにしたいときに使うそうです。良い子は真似しないほうが良い。

 

プジョー308 エレクトリックパーキングブレーキシステムオフ

 

気づいちゃった

そして、サイドブレーキが鳴っているわけではないことはこれで実証できたわけ。なら、もう成す術ないじゃない!ディーラーに持ち込もうかな?と思った矢先、最初に放している答えを見つけることができたわけです。

 

なにせ、検索エンジンに「グググ」音とか入れても、答えが出ない。むしろ「不具合かもよ」みたいな、思わずクリックしなきゃいけないんじゃないの、みたいな胡散臭いページばかり出てくる始末。

 

ならば、音のならない運転方法を編みだすのが良い。メカ部でなんとかならないなら、人間様がなんとかしようよ、という考え方。人がメカに叶うわけが(笑)

 

(有効)グググ音の鳴らないブレーキ方法

でも、有効なブレーキ方法はありました。

 

今の所私の感想は、「ブレーキ力を一定に保つ」ことが一番音の鳴らない停車方法です。

 

どうもプジョー308は微速領域でのブレーキが嫌いなようで、止まるなら止まる、動くなら動くだぞ!とクルマから言われているような気がします。パリだって日本と同じようにグチャグチャしているでしょう?と言いたくなる(笑)

 

そもそも、ブレーキ自体が嫌いなのかも。クルマを止める時、ブレーキにそっと脚をのせると、みるみるクルマは止まろうとする。

 

  1. 止まりたいからブレーキペダルに脚をのせる
  2. エンジンブレーキや直結解除などでブレーキがかかる
  3. ブレーキが強いのでブレーキペダルから脚を離す
  4. それでクルマは速度をおとす
  5. ブレーキペダルに脚をのせて一定に保つ
  6. ちょっとカクっとショックこそあれ静かに停車

 

まああれです、本当に良いブレーキじゃないと気になって仕方がない人は、しっかり試乗して確かめるべきですね。

 

個体差の可能性も ディーラーで点検してもらおう

で、確かに試乗の時は気にならなかった、というのであれば、貴方のクルマもそのうち鳴らなくなりますよ。

 

試乗車は 4,000 km、5,000 kmは当たり前に走っています。慣らし運転の終わった状態。だからクルマの調子はとてもいい。一方、新車おろしたて、納車されたてのクルマって、こんなだったっけ?って思うほど節々が硬い印象。

 

でも、そのうち良くなってきます。まずは安全に、ゆったりと、急のつかない運転をこころがけましょう。

 

それでも気になる人は、ディーラーに持ち込むといいですよ。

 

Peugeot308 雨粒

あとがき

ボルボに乗っていた時、雨が降ると「ググ」という音がしていたのを思い出しました。

 

そういえば、最近は雨ばかり。うちのプジョーくんはもしかしたら、湿気がきらいなのかな(笑)

 

本当の解決ではありませんが、過度に気にする必要はないよ、とご理解いただければ嬉しいです。ちなみに、ブレーキパッドの角を削るという手法もあるらしいです。問題ないなら、私はそのままでいいや(。・_・。)