とうとう、我が愛車 Peugeot 308SW は 20,000 km を走破!多い少ないは地域柄として、私としては VOLVO V50 以来の達成、そして 3年経たずにというところで最速達成だった。
何かのネタになるのではと撮りためた写真も沢山ある。そこで、今回は 20,000 km 走破で感じる Peugeot 308SW の美点を、沢山の美しいスナップとともに楽しんで頂こうと思う。
最新モデルは未だ見えない。1.5L ディーゼルエンジンを素直に楽しむのなら、車重の軽い T9 308 もオススメだぞ。
限りなく快適な Peugeot 308SW のロングドライブ
街なかではやや大きいボディサイズ
昔から自動車雑誌で言われている「総合力のゴルフ・ロングドライブのプジョー」は、正しいと認めよう。私はPeugeot 308SW は街なかでも扱いやすい・・・と思うものの、嫁ちゃんに言わせてみれば。
「大きくて使いにくい(# ゚Д゚)」
のだそうだ。おかげで私以外は運転しないクルマになったが、かわりに夜遅くなってもお迎えに来てくれない。そこで嫁ちゃんにもクルマを計画が発動中なのは別の機会に譲るとして、たしかに女性にはやや大きいのは否めない。空間認知能力は男性優位で、だから男性目線で「アイポイント高めだから」とか「視界がいいから」というのは押し付けにしかならないのだ。
高速走行向けのセッティング
そして、凸凹が多い路面では Peugeot 308SW は確かにボディを大きく揺らす。速度が低ければ低いほど、この感覚は強くなる。一方で高速道路は快適そのもの。路面のドタバタは快適な足回りが抑えてくれるし、ロードノイズも控えめ・ディーゼルエンジン音も同じく控えめ。
20,000 km 走ってわかってきたのは「熟成感」。特に足回りからのノイズは随分と静かになった。タイヤの皮が向けたのもそうだが、サスペンションの初期微動の収め方が上手なのも手伝っているだろう。高速道路にハイペース山道ドライブが功を奏したか、鍛えられた Peugeot 308SW はまだまだ元気に走りそうな予感がする。
相変わらず最高な i-Cockpit ドライブポジション
最近サボリ気味 コントロールしやすいから仕方がない
monogress で散々褒めた i-Cockpit。9時3時にステアリングを握り、正しい姿勢を強制する素晴らしい仕組みだが、私事で恐縮だが最近はステアリングの下側を持つようになってきた。
20,000 km も走ったからだろうか、ステアリングの角度によってクルマがどのような挙動を示すか理解が進んでしまったからか、下側をちょこっと触ってコントロールする機会が増えてきた。これは大変にけしからん事だと自分を戒めているのだが、本来自分に甘い性分だから、まあいいかという感じである。
一体感の楽しさはプジョーの美点
もちろん、山道を走る時は通常通りのポジションにする。そのほうが楽だから。小径ステアリングを切った時のクルマとの一体感は、Pプジョーの美点である。小径ステアリングは身体を一緒に捻ってしまうようで、操っていて楽しくなる。ニュートラルステアな回転特性も実に楽しいクルマである。すべてのメーカーが i-Cockpit を真似れば良いのにと今でも真剣に感じている。
色々試乗してきたけれど、ウインドウに映し出されるヘッドアップディスプレイより、i-Cockpit のメーターのほうがポジション的に見やすくて良い。外は外、ウチはウチ。なんだか旅行に行けなかった夏休みのような気分になる言葉だが・・・スッパリと割り切るプジョーの姿勢を褒め称えよう。
逸品!Peugeot 308SW の飽きのこないエクステリア
見すぎに注意!なのは私だけ?
カフェの開業を目指して毎月一度のロングドライブ。余裕があるときはクルマを止めて、写真を撮ることを忘れない。ブログを始めるまで、クルマの写真は撮らなかった。クルマをどんどん好きになってしまうから。すると、あの悪癖が復活してしまうからーーー愛車3年計画ーーーである。
早い話が、自分の愛車を見つめすぎて他のクルマを見たくなる病である。「深淵を見つめる時 深淵もまた己を見つめる」ではないのだが、クルマを見つめすぎると愛車にのめり込む一方で、違うクルマにも乗りたくなってしまうのだ。
結果、写真を撮らずブログも書かなかった VOLVO V50 は 8年乗ったが、VOLVO V40 は 3年、そして Peugeot 308SW も、そろそろ 3 年が経とうとしている・・・ホホホ。
20,000 km 走って飽きのこないデザインとは
だが、これら私の愛した愛車達は、どれをとっても優秀なデザインだった。私はどちらかと言うと1にエンジン、2にインテリア、3にエクステリアの順番でクルマを選ぶが、結果的にどれも素晴らしいエクステリアの持ち主だった。
20,000 km 走って飽きないデザインとは何だろうか?私はこれを下記のように分析する。
クルマの性格とエクステリアのギャップ感
→スポーティかつエレガントな抑揚を持つシルエット なのに走りは快適ツアラー
街なかであまり見ない孤独感
→自分のプジョーしか目に入らない 変わったクルマに乗っている優越感
美尻
→フロントはクルマの性格を物語る リアはクルマの存在感を物語る
すべての人に共通するとは考えていない。ただ、他の人と違う感性を持つ貴方だから、きっとプジョーを選んだのだ。仲間は沢山いる、リセールが悪くとも希少車に乗って称え合おう(笑)
20,000 km を走り終えての感想「最高のツール」
結局いちばんに言いたいのは、このクルマに乗ってからずーっとマスク生活だった、ということだ。2020年2月に納車、すぐにコロナ時代に突入。サイドポケットはマスク入れと変化し、せっかくのエンジョイツアラーも旅行という旅行に行けなかったのは辛いところ。
だが、Peugeot 308SW は大きな役割を果たしてくれた。それは、カフェ計画推進の為のマイホーム売却に伴う引越しと、家賃をもっと下げちゃおうキャンペーンでの引っ越し、合計2回の引っ越しの主役を演じてくれたのだ。
大荷物を積んでの開業地探しにもとても役に立ってくれた。VOLVO V40 で不満だった積載能力を Peugeot 308SW は兼ねてくれたし、なおかつ走行性能もデザインも優れたクルマ。本当に良い車を選んだものだ。
計算外だったのは、私の転勤。なんだかポジションが変わろうとしている周辺事情も見逃せなくなってきた。カフェの開業は絶対に達成するつもりだが、子供の大学費用を賄うにはもう少し働かなければとも考えている。すると、先行するのは2拠点居住。これからの10年をどのように過ごすのか、その時プジョーに乗っているべきなのか、今は悩んでいる最中だ。
私の人生は、クルマに乗ることとセットでここまで歩んできた。その時、最大限の効果のあるクルマを選びたい。Peugeot 308SW がその1ページに刻まれる最高のツールであることを、とても嬉しく思っている。