【まこまちの車選び2022】第三章:進む2台目先行計画

N-BOX と N-ONE。今どきのにっぽん軽自動車の実力に、今更ながら大興奮の夫婦ふたり。このままでは Peugeot 308SW → N-BOX という、ワケのわからない乗り換えコンセンサスが発動してしまいそう。

 

まこまちの「輸入車を諦めるのなら特徴のあるエンジンに乗りたい」という希望、嫁ちゃんの「田舎に持っていけるセカンドカー」、相反する希望を叶えるクルマは、世の中に存在するのだろうか!?

 

今回は NISSAN SAKURA の試乗の模様をお伝えしました。EVについての深堀りも読みたい!という方は、【ボンネット・クライシス】日産 EV and e-Power 燃費改善のその先へ も合わせて御覧ください。

 

スポンサーリンク

悩ましいカーライフ とりあえず軽自動車?

Honda N-ONE ヘッドライト

 

今の軽自動車はスゴイ。夫婦揃って共通で、あまりの居住性の良さにビックリしすぎて1週間は N-ONE や N-BOX の話で持ちきりだった。

 

嫁ちゃんは言う。

「とにかく、リアシートは驚くほどの快適性だったよ。高速道路でのロングドライブをしようとまでは言わないけれど、街中を走るのなら最高な車だよね。」

 

私は部分的に曖昧に同意する。

 

「背が高いのにピッチングは無い。横幅が少ないって走りやすくって良いね。今後は軽自動車も1台は欲しいなあ。けれども、移住先を探すのなら乗用車も欲しいなあ。」

 

とりあえずの嫁ちゃんカーを買っておくのは悪くない。私は私で好きなクルマを探せば良い。いや、働きがいとして愛車は絶対に欠かせない。しかし CIVIC e:HEV は良いクルマだったな・・・アワアワ、ついでで乗ったクルマに惚れるとは、まこまちらしくないぞ!の堂々巡りを1週間。合計 5008 回は同じ思考をクルクルと巡らせた。

 

CIVIC e:HEV エアコン

 

・・・実際のところ、いつも下調べした上で気に入りそうなクルマに試乗して、最初に乗ったクルマに決めるんだけどね・・・

 

自分自身反省が止まないクルマ選び。インスピレーションしか信じない選択は、多分嫁ちゃんも感じていることだろう。だからこそ、今回こそはもっと色々なクルマを見て、ベストな選択をしなくては。

 

試乗車紹介 NISSAN SAKURA

ホンダ訪問の翌週。我々夫婦は日産に居た。嫁ちゃん待望の「サクラ」の試乗だ。このクルマ、納期半年以上待ち。政府の補助金のほとんどを食いつぶす勢いなのだが、いやはや皆さん、よくぞ試乗せずにクルマを買えたものである。

 

しかしカタログと先行情報だけでピンときたのだろう、正解である。目の前に現れた日産サクラは、エクステリアの質感だけですでに軽自動車のトップに君臨しているように見える。

 

「おぉ・・・なんか良いね」と口に出る。塗装の質感はリッターカーを凌ぐもの。独特のカラーリングは、女性の心を鷲掴み。いや、おじさんの心も引っ掛けてしまうよなキュートさだぞ☆

 

NISSAN SAKURA フロントデザイン

 

歩道から降りる時の段差の時点で、NISSAN SAKURA の実力がわかる。しっとりとしたバウンドは今までの軽ではありえない。車両重量の増加のおかげは常用文句だが、路面にひたりと押しつけている確かな感覚は気持ち良い。少し言い方が悪いかもしれないが、商用車に荷物を沢山載せた時に挙動が似ている。強靭なサスペンション(サクラはトルクアーム式3リンク)に荷重をかけた時のしっとりさを有効に使っているようだ。

 

アクセルを踏み込むと、クルマはスッと前に出る。どんなターボ車よりも大きなトルクで、出足の良さを自慢気に見せつけた。そして今までのハイブリッド車ではすぐにブロロンとエンジンが鳴るところを、やはり NISSAN SAKURA は EV 、いつまでも静かである。これならばロングドライブも快適そう・・・走行距離が 180 km なのが、ある意味悔やまれて仕方がない、そこまで思わせる乗り心地の質の高さ。今年の日本でのカー・オブ・ザ・イヤーは、間違いなく NISSAN SAKURA だ。

 

NISSAN SAKURA シフトレバー

日産サクラ コックピット

 

その乗り心地を更に昇華させるのが、コックピットからの眺めである。インテリアの質感が素晴らしく、乗用車を造り慣れている日産だからこそできる仕事だ。ゴテゴテせず、必要な機能をしっかりと、美しくバランスよく見せるのだ。左右幅が少ない中、オーバーにならない程度にマテリアルを配置する。はっきり言ってハイセンス。インテリアだけでも買いなクルマ。

 

「乗り心地の良さxインテリアの美しさ」だけで、このクルマを語るのは十分だ。ステアリング特性だの、カーブでの姿勢だのは気にしない。いや、そもそも悪いところに気が付かない。街中を買い物のために走り回るのに、これ以上の質感を求めることのほうがタブーである。

 

NISSAN SAKURA ダッシュボード

 

試乗の合間にセールスさんとの会話を楽しむ。

 

「我が家には充電器が設置できないんですよね。それでもサクラは乗れるのかなあ。」

「いえいえ、私が契約した方は、7人中5人が自宅充電しない人でしたよ。」

嫁ちゃんが慄く。

「えっ そんなことあるの!?みんな何処で充電しているの!!?」

「ショッピングセンターの充電スポット狙いらしいですよ。それに日産ディーラーはどこでも充電できますし、なんなら三菱さんやトヨタさんでも充電できます!

私も慄く。

「なんならじゃない(笑)サクラでトヨタ行くとか、勇気いるよ(笑)」

「ウチにもテスラとか来ますよ。」

「え〜〜〜、凄い神経!(笑)」

「いいと思うんですけどね(汗)でも確かに、充電されているのは早朝ですね(笑)」

 

サクラが納車されだしたら、ディーラーに行列ができるんじゃないか?そんな心配もあるのだが、充電インフラの配備が滞る今だからこそ、自動車メーカー側から政府をプッシュするのだろう。この姿勢は今の日本に必要だ。感心するなあ。

 

スポンサーリンク

嫁ちゃんの心はサクラ色!「運転席に座らせて」

NISSAN SAKURA コックピット

 

「乗り心地、すごく良いね!ちょっと運転席に座らせて。」

 

と、ディーラーに戻った途端にコックピットに乗ってみる嫁ちゃんの姿。アイ・ポイントを確かめてとても満足そうである。私はリアシートに乗り込んだ。頭上空間優先なのか、もう少し座面を上げても良いと思うけれども、街乗りならば気になるまい。

 

日産を後にする。嫁ちゃんは上機嫌。

 

「本当はジムニーみたいな、山を登れそうなクルマが良いんだよね。田舎に行くと路面悪かったりするじゃない?何があってもスタックしないようなクルマが良いなって思ってたんだけど、サクラはこれでいいかなって思わせるね。」

 

私も感じたままに言う。

 

いちばん気に入ったのは、クルマの性能もそうだけど、V2H(ビークル・トゥ・ホーム)対応かな。田舎の家のエネルギー問題は大きいよね。一日分でもクルマに充電できていれば、安心感は高いよね。」

 

将来のライフスタイルを考えた時、ベストアンサーはどうやら田舎では EV だ。ガソリンスタンドが減る中で、家で充電して使える EV は期待の星。先に移住が予定される嫁ちゃんには NISSAN SAKURA がベストな選択。これは間違いないだろう。クルマは大好き、けれども都心でクルマ2台持ちは贅沢だからと、今まで自分の欲しいを我慢してきた嫁ちゃんに、ベストなクルマ選びをさせてあげたい。

 

NISSAN SAKURA エクステリア

 

デザインは頑張っても輸入車には敵わない・・見つからない愛車候補

一方、私の日本車選びは情報収集不足である。HONDA CIVIC は結構ベストなクルマなのだが、もっと他に良いクルマがあるんじゃないかと悩んでしまう。最初の車を選んでしまう悪い癖、今回ばかりは解消したい。

 

実は、NISSAN SAKURA の後に、AURA と EXTRAIL に試乗した。どんなクルマが自分に合うか、日産の e-Power の実力も試したかった。けれども、走るイメージの少ないクルマは自分の求めるものではない、ということが分かっただけだった。

 

欧州プラグインハイブリッドなら、もう少し違うのだろうか・・・WTLC燃費を見て正解を模索すれば、日本のストロングハイブリッドが優秀なのだが、デザインはどんなに頑張っても日本車は超えられない。でも今回は輸入車はNGだし・・・選びきれないモヤモヤを拭いきれぬまま、家路につく私だった。

 

ーーー つづく ーーー