人を惑わすエンジン対決(前編 V40 vs 308SW)

予告していましたプジョー同門エンジン対決は周りを巻き込みながら、前後編でお届けいたします。

 

まこまちは308SWの軽やかディーゼルエンジンを選ぶ

小排気量ディーゼルに興味が湧く

プジョー 308 に1.5リッターディーゼルエンジンが登場しているのを知ったのは、ボルボブログを始めて間も無くだった。

 

300Nmというトルクに小さなトキメキこそあったけれど、愛車のエンジンが一番だと思うのは当然。乗り比べるなんて全く考えないし。ボルボV40 D4の2リッターディーゼルエンジンは400Nm。ものすごく重いエンジンだったけれども、ボルボは直列5気筒だって重いエンジンだったから、乗り換え組には特に問題は感じない。

 

その重さを生かした高速道路での安定した巡航はとても頼もしくて、これが第三のディーゼルだ!なんて想いで大事に乗っていくつもりでいたわけ。

 

印象が変わったのは、マツダのCX-30に試乗に行った時だった。

 

静かなディーゼルエンジン。巷の評価のとおり、なかなか良い。色気の印象が全く無いのは、ディーラーの対応が悪くって頭にインプットされなかったかもしれない。けれど、車のパッケージングは素晴らしく、フロントヘビー感が全く無い。

 

小排気量ディーゼルに興味が湧いたのは、きっとこの頃だ。

マツダCX30リア

ボルボV40 フロントヘビーが疲れ始める

大きなトルクのエンジンを3年間堪能し、その性能は少しオーバーかな、と思い始める出来事。マツダのディーゼルを乗ってから、どうも引っかかるように気持ちが揺らぎだす。マツダを選ぶと、4リッターエンジンが3リッターエンジンに変わる感覚。つまり日本では充分で、暴力的な加速も楽しいけれど、大人しいエンジンも良いな、と感じ始めていた。

 

あわせて、フロントが重たいおかげで峠道の登り坂が大変。少し踏めば飛び出すし、アクセルを戻せば登らない。微量のアクセルワークは難しく、それが楽しいという人ではければ扱いにくいと身体が叫ぶ。

 

なにせ家内に子供二人を乗せての峠道。快適に走らすパパでありたい。しかしマニュアルモードを使っても、なかなか難しい。もう少しエンジンパワーを絞りたいな、と思いはじめた。

 

それが、2019年の秋の話。

ボルボV40でビーナスラインを紅葉ドライブ

奥ゆかしいプジョー 1.5Lディーゼルエンジン

明けて、2020年。かねてより興味のあった、プジョー 1.5リッターディーゼルエンジンに試乗する。エンジン音の色気を少し感じて興味が湧く。ボルボのディーゼルが男性的に騒ぐタイプなら、プジョーのそれは日本の女性のように奥ゆかしい。

 

家内   ん?こっち見た?

まこまち いえいえ?

 

それでいてつまらなく働き続けるわけではなく、時々モノを言う様は芯の強い年下女房。「まこまち」というディーゼル好きの興味を引きつけた。

 

家内   なんでニヤニヤしてる?

まこまち 自分を褒めたいからさ。

家内   …

 

良い特徴はたくさんある。まず、車のパッケージングを優位にする軽快感。プジョー 308SWは、ボディサイズの見かけよりも軽快だ。プジョー の新プラットフォーム(今、新と言えるかは定かでは無いが)によって、確実にライバル車よりもボディが軽い。

 

プジョー 308SW Allure BlueHDiで、1,380 kg。ボルボV40 D4は 1,540 kg。160 kg差は、大人約3人分に相当する。トルク100Nmを相殺するまでには至らないが、思ったよりも走る印象を308に与えていた。

 

8ATとのマッチング

試乗コースはアップダウンの激しい道を行くが、上りは気持ちよく伸びるエンジンが楽しくって、3,000rpm まで回してみても綺麗に回る。まだまだ上まで回りそう。期待感が激しく募る。

 

下りはトランスミッションがうまく制御し、シフトアップをなかなかしない。エンジンブレーキのキープを続けるプジョーロジックはとても上手で、しかも車両が軽いおかげか、下り坂で不用意に加速しない。だから無用なシフトアップもしない。

 

車の重量配分はわからないが、ボルボのようなフロントヘビー感はいっさい無く、直線の安定性は一歩譲るとしても、街中での軽快な走りは私の心を鷲掴みにした。

プジョー 308SW ヘッドライト

思い出は美しく

そしてプジョー 308SWを契約。楽しい最新ディーゼルライフが始まった。

 

ボルボのディーゼルは今でも好きだ。カラカラ鳴る音は結構スポーティ。V40のパッケージも逸品だった。選んで間違いない車だったと、手放した今でも思っている。このエンジンでワゴンが出れば、どれほどの車好きが飛びつくだろうか。

 

しかしプジョーの1.5リッターは最新ディーゼルだけあって楽しすぎ。納車されて1000km。静かに回るこのエンジンは、まさに3リッターエンジンだ。フラットトルクではないけれど、それもまたNAエンジンのようで面白い。

 

高回転まで回る気満々のBlueHDiに、ニヤニヤがとまらない。笑みが溢れすぎて恥ずかしい!

 

2つの優れたディーゼルエンジンを乗り継ぐことができた幸せ。

 

ボルボの想い出とプジョーの出会い。頭の中で今でも2人はつるぎの舞う剣技のように、良いところと悪いところをぶつけ合う。

 

この戦いをじっくり噛み締めながら、堪能しようとしていた矢先。

 

 

王子の刺客、1.6リッターPureTechが現れた。

 

ーーー つづきます ーーー

 

データシート

VOLVO V40 2Litter Diesel Engine

ボルボV40でビーナスラインを紅葉ドライブ

VOLVO V40 D4 Momentum


ENGINE 2.0 Litter Inline 4

Power 190 ps

Torque 400Nm

RevLimitter 4,500 rpm

Peugeot 308SW 1.5Litter Diesel Engine

プジョー308SWでドライブ と箱根乙女峠

Peugeot 308SW TECH PACK EDITION


ENGINE 1.5 Litter Inline 4

Power 130 ps

Torque 300Nm

RevLimitter 5,100 rpm

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