【定期評価】1,000km走ってわかった!CIVIC e:HEV(FL4)のマルとバツ

HONDA CIVIC e:HEV が来てからもうすぐ1ヶ月。走行距離は 1,000 km を超えました。たぶん歴代最速と思われます(笑)長野往復ドライブが効いてますが、毎週川崎〜横浜あたりにドライブに行くのも原因ですね。ウヒョホ。

 

さて、1,000 km も走るとクルマの良し悪しが見えてきます。これは素晴らしい、思っていたのと違う、なんていうのは、クルマを買えば日常茶飯事。完全カスタムオーダースーツのようにはいかないのがクルマです。

 

そこで、今 シビックを買おうかと悩んでいる方、やっぱりプリウスにしようかなとか考えちゃっているそこの貴方へ、まだまだ慣らし運転途中ではありますが、近況報告的に良し悪しを解説します!

 

そして今回は、サムネを見て驚いたでしょう?特別ゲストの出演です!

 

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目次

まこまち家にやってきた HONDA CIVIC e:HEV の評価は如何に!?

シビックと娘 e:HEVエンブレム

 

はい!その特別ゲストは、我が家にもたらされた最高の天使ちゃん、通常「娘ちゃん」。2023年時点で華の高校生。

 

娘ちゃんが高校生になったら、車の写真を一緒に撮るんだ・・・という、私の若干ふしだらな大切な目標を今回説得懇願の上、叶えていただきました。対価はファッションだが問題なし。幸せ。

 

若干脱線しましたが、娘ちゃんの協力のもとで解説するシビックのマルとバツ。内容はいたって真面目、楽しんでいってね!

 

CIVIC e:HEV(FL4)は走りのバランスが最高に良い

ホンダシビックe:HEVのホイール
ミシュランのパイロットスポーツを履く、HONDA CIVIC e:HEV(FL4)。タイヤってペラペラでも快適なんだ・・・クルマという道具の素晴らしさを再発見する CIVIC 購入です。

乗り心地とハンドリングの最適解に◎

まだまだ走行距離が浅いから硬めだけれど、それでも素晴らしいなと感じるのが足回り。小さな段差は柔軟に動いてショックをボディに伝えない。路面にある大きな歪みはしっかりと追従するから揺れるように感じるけれど、低い重心は頭を揺らす幅が少ないから多少クイックでも不快にはなりません。

 

ノイズレス・サスペンションに◎

そして、高級車もビックリなスムーズさ。多少ざらついた路面であっても、基本的にはノイズレス。パイロットスポーツが良い仕事をしているのかも?

 

後述するパワーソースが静かだから、車内は基本的にロードノイズが支配する。そのロードノイズが大きいと、途端に興醒めしてしまう。東名高速道路を時速100km/hで走行時、いちばん路面が悪かったところでも車内の騒音は65db(ステアリングを握っている左手につけたApple Watchで確認)。ちょっとうるさいレベルで済んでいます。

 

スポーティなハンドリングに思わず「爽快!◎」

そんなスムーズな走り味を、これまたスムーズなステアリングで操作すると、首都高速もとても軽快に走れます。まさに爽快!字名の通り!

 

路面のインフォメーションが豊富というわけではなく、あくまでスポーティというレベル。おかげで高速道路ではステアリングが軽いかなと感じるけれど、ハードなセッティングはTypeRに任せてしまえと快適側へふったみたい。e:HEVはステアリングの遊びの少なさでスポーティ感を出している印象だが、40代はこれで充分(*^^*)

 

CIVIC e:HEV(FL4)はハイブリッドユニットのデキが良い

ホンダシビックe:HEVのステアリング
積極的に操作したくなる、HONDA CIVIC e:HEVのコックピット。たとえ疲れがあったとしても、自分でクルマを走らせることが車好きの価値観だ。ステアリングは一生付いていて欲しいと願ってしまう。

遠くで聞こえるスポーツサウンドに◎

試乗した人は皆さんパワーソースに恋をしたのだと思うけれど、このハイブリッドユニットはやっぱり◎!エンジンをトコトン静かに抑え込んだおかげで、EVじゃないのと勘違いしてしまう乗り味です。

 

それでも時々チラつく直噴エンジンの存在感。車速に合わせてグイーンと回転数が上がっていくエンジンサウンドが、毎回でなく時々聞こえるのがまた、楽しい。マンネリさせない、飽きさせない演出がたまらない〜。欧州では排ガス規制に代替え燃料案が通ったので、ハイブリッドの値下がりの心配も薄れて良い気分♪

 

3種類のモード切り替えがウルトラスムーズで◎

特筆は、エンジンの振動をまったくと言って良いほど徹底して感じさせない事。EV走行とハイブリッド走行の切り替えはしょっちゅうだけれど、自分の横で人が動いた時よりも揺れを感じない。

 

時速90km/h付近では高速走行ではエンジン直結になるのだけれど、しっかりEV走行で燃費を稼ぐシーンもある。その切り替えは、インジケーターを見なければ判断できない。トルク変動も全くなくて運転しやすい。誰にも邪魔されない澄み切ったコントロールにホクホク度120%!

 

速度が低い時に、極たまにエンジン起動のショックを感じる時はあるけれど、なんの問題も感じません!

 

脅威・・まではいかないけれど 燃費は○

そして、さすがハイブリッドカー。高速道路も含めての燃費は、今のところ19.5km/L(1,000km走行時)。輸入ディーゼルも高速道路だけならこれくらいは走ったが、市街地まで含めればe:HEVの実力は高いです。

 

なにせ、低燃費マンだった Peugeot 308SW の1.5Lディーゼルエンジンでも、ストップアンドゴーの過剰な川崎市内では 16km/L 付近だった。シビックe:HEVは市街地走行 19.3 km/L。これなら燃料費の差額分を取り戻せるかもしれない・・・経済性が良いと、購入の相談もしやすいよね(誰に?)

 

強いて言えば、ガソリンタンク容量は 40L と少なめ。あと10L、いや5L入れば良いんだけれどなあ。

 

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CIVIC e:HEV デジタルメーター

 

CIVIC e:HEV(FL4)に搭載のHONDA SENSINGは日本人の底力か

シビックと娘 ACCスイッチはステアリングにある
ACC及びLKASはステアリング右側のボタンで操作する。速度のアップダウンは上下に動くスイッチで実施するが、カチカチ音がして面倒。N-BOXのほうが操作はしやすかったかな?

誤爆率かなり低い車線維持支援システム「LKAS」は◎

N-BOXを借りた時にさえ、ホンダセンシングはすげーなーと感じていた。大雨でもサポートしてくれる車線維持支援システム(LKAS)のレーンキープ性能の高さ。やはり日本人の二番煎じはレベルが高いと感心していました。

 

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ホンダ N-BOX(EX)雨上がり

 

しかしシビックのそれは、さらに上にいっている。中央道往復500kmでの誤爆回数はたったの一度きり。インターチェンジ出口に勝手に向かって行こうとしちゃったからビックリしたけれど、前を向いてステアリングを握っていれば問題なし!

 

オートクルーズコントロールは便利だけど○

そんな性能だから、オートクルーズコントロール(ACC)と合わせればほとんど自動運転。スポーティカーで、この快適性。峠を攻めた後はゆっくり帰りたいんじゃい!プロパイロットがなんぼのもんじゃい!

 

ちなみに、オートクルーズコントロールは時々迷うような挙動がある。加速しようか減速しようか迷っているような感じというと伝わる?時速にして2km/h以内で、加速と減速を繰り返すのだ。今後は改善されるかも?

 

車線はみ出しとレーン復帰は見事!◎

ところで、シビックに搭載された最新の HONDA SENSING は市街地走行でもかなり介入してきます。ちょっとうるさいな〜と思うこともしばしば。けれど、私は早速助けられました。

 

前方クルマが駐車していて、対向車線にはみ出したところ前から猛スピードでクルマがこちらに走ってくる・・・あぶない!と思ったところで、路外逸脱抑制機能なのか、LKASなのか、どちらかの機能がアラートを発信。ステアリングを走行車線側へグイッときる、私も切るで同調。見事に一難を越えたのでした・・・ありがとう、HONDA SENSING!!

 

CIVIC e:HEV(FL4) 居住性はかなり良い

シビックと娘 広い助手席
快適に座れる HONDA CIVIC e:HEVの室内。ちなみに、フロントシートはリアシートに比べて座面が硬い。いつもこういうクルマ選んじゃう(汗)
シビックと娘 リアも広いよ
CIVIC e:HEV のリアシート。身長 160cm にちょっと届かない娘ちゃんで、足元はこの余裕。リアシートでも視界が良いのは CIVIC FL の美点です。

フロントシートは座面硬め 面で支えるシート形状は○

シートのデキは日本車と輸入車の大きな違いのひとつだが、シビックのそれは欧州車に近い。感覚としては Peugeot よりも VOLVO に近く、身体をシートの面をつかって適度にホールドする。

 

だが、ツメはあまい(笑)フロントシートの座面は少し張りがあって硬め。長時間乗っているとお尻が少し痛くなった。また、シートバックはかなり大きく、嫁ちゃんも娘ちゃんもヘッドレストが使えない。つまり、リアから衝突されるとむち打ちになるかもしれない。腰は楽なので、もう少しの改良でグッと良くなる期待作。

 

リアシートは座面柔らかめ 倒れ気味のシートバックだが娘的には◎らしい

前席がスポーティ走行用だとすれば、後席はパッセンジャーを快適に移動してもらう為のもの。座面は柔らかく作られているし、足元スペースも十分に広いので快適だ。

 

娘ちゃんいわく、シートバックが寝かせ気味なのは気にならないらしい。寝やすいのだとか。よかったね(・∀・)パパ!

 

CIVIC e:HEV(FL4)地味に刺さった良いところ

ホンダシビックのナビのテレビ
クラシックな配置といえるナビ画面。けれど、ココがいちばん見やすいよね。地デジもなかなかキレイなので、紅白歌合戦はクルマの中で見ても良いかも?(走行中は映らないけれど。)

ウインカー音”カチカチ”がリレー音で気持ちいい

ウインカーのカチカチ音がクラシックなリレー音!いつも耳にする音だから拘ってくれてありがとう、ホンダさん!

 

ナビ画面で見るテレビは野球観戦だってできる映りの良さ

まあ、今の時代これくらい普通なのかも。ただ、我が家には今、テレビが無い。とても助かるデバイスなのであります!

 

 

さあ、後半戦はバツがつくぞ!

 

シビックと娘 リア側ポーズ写真
正直言って、我が娘ながら可愛すぎる。(親バカw) 嫁ちゃんは”とある芸能人”に間違えられる美人さん、私はまあ、平凡。これからもクルマの撮影につきあってほしいぞ。

 

CIVIC e:HEV(FL4)ドライブを楽しくするはずのギミックがNG?

シビックと娘 シフトレバーはありません
「ここにレバーが無いのは新鮮だね」と言う娘ちゃん。わたし的には、操作はだいぶ慣れてきたけれど、やっぱりシフトレバーがほしかった。ボタンの角度や押し心地で差をつけているけれど、目視しなければ操作できないのはやはり辛い。

e:HEV用INDIVIDUALモードは目玉機能にはなりえず△

選べる選択肢があまりにも限られている、INDIVIDUAL モード。パワートレイン(SPORTS / NORMAL / ECON)、ステアリング(SPORTS / NORMAL)、メーター(SPORTS / NORMAL)と、これら3項目を自由に選択できるだけ。

 

そう、実質は「エコモードでステアリング重めでメーターはスポーツ」とか「スポーツ走行モードだけどステアリングは軽め」などの設定しかできない。エコモードなのにエンジン音だけ倍音にする、的なことはできない。e:HEVでも、もう少し細かく設定できればよかったんですけどね・・・「△」をつけておきます。

 

アクティブ・サウンド・コントロールは意外と恩恵を受けられず×

SPORTSモードでフル加速したとき、リニアシフトコントロールでステップアップシフト制御してくれるのはホンダ車の良いところ。このときのエンジン音を気持ちよく聴かせてくれるはずのアクティブ・サウンド・コントロールだが・・・音が小さい(笑)

 

メーター用ディスプレイが小さくて×

CIVIC e:HEV コックピット

視認性は良く、すっきりしていてわかり易いので気に入ってはいるのだけれど、他のホンダ車との差別化があまりされていないのは悲しいかも。ソフトウェア開発の手間を惜しんじゃいけないぞ。一斉リコールになるのだから・・・

 

また、ディスプレイの上側に 2cm 程度の”なにもない空間”が無駄である。なんだか安っぽさを醸し出しちゃう。会社のクルマだったら「携帯電話を持って運転するな」なんてテプラが貼れてしまうくらいのスペースだ。もしもマイナーチェンジでサイズアップする為のスペースなのであれば、最初から大きくして欲しい。原価で数千円の違いなはずなんだからさ・・・

 

CIVIC e:HEV(FL4) クルマは運動性能だけでは語れない

ホンダシビック(FL4)クリスタルパールメタリックと公園
シューティングブレークを思わせるハッチバックスタイル!昔はガンダムチックと言われていた(私が言っていた)ホンダだが、大人しくなって素敵になった。グリルはもう少し考慮が必要。

私は CIVIC のハッチゲートに恋をした・・・◎(笑)

ハッチバックスタイルはセリカ以来だが、子育ての為に14年ワゴンスタイルを貫いていた私にとって、次に選びたかった形はセダン、もしくはハッチバックだ。特にワゴンのように荷物を詰めるハッチバックの有用性は、スタイルと性能の両立としてもっと認められても良いのにと思います。

 

最小回転半径マジツラで×

5.7m。やっぱり辛い(´・ω・`)

 

BOSEサウンドはまったくピュア・オーディオではない・・・×

昔から人気のあるBOSEサウンド。高音域の解像度が高く低音域の質感が良いのが人気の秘密(20うん年前・放送部時代の評価ですがねw)そしてシビックに搭載のBOSEも、やはり同じような特性だった。

 

だが、プレミアム・サウンドというには少しものたりない。「Centerpoint」機能をONにすることで、コンサート会場のような雰囲気が生まれて面白いのは良いのだけれど、そもそも音の質が平凡で・・・

 

respons の記事「感動体験をBOSEプレミアムサウンドで味わう」ではかなり褒めているけれど、家庭用2スピーカーピュアオーディオを知っている身とすればサラウンドで誤魔化す Centerpoint はNG。なんとなく、アクティブ・ノイズコントロールでスピーカー性能を削がれてしまっているんじゃないか、と勘ぐってしまう音でした。

 

追加で言うと、音質設定(イコライザー)が「高音域」「中音域」「低音域」の三種類しかないって・・・N-BOX にはもっと付いていたじゃないか!

 

パンチングメタルは埃がつかなくて素敵!よく考えられたインテリアに◎

シビックと娘 エアコンのパンチングメタルに埃はつまらない

 

一度シビックのインテリアを見てしまうと、エアコンのアウトレットというものが相当目障りだったことがわかる。シビックは爽快をコンセプトに掲げているけれど、それは目に飛び込んでくる要素にも関係するのだろう。ラグジュアリーで濃厚なインテリアが横行する今の時代に、このようなシンプルで機能性の高いダッシュボードを設計してくれたことに感謝!

 

シビックと娘 エアコンダイヤルを回す
「ダイヤルは私でも手が届きやすくて操作しやすい」と娘ちゃん。メカニカルスイッチは、誰でも優しいということを全車メーカーは忘れないでいただきたい。

 

直感性の高い配置も◎。液晶画面内にすべての機能を入れるメーカーが多い中、メカニカルスイッチを残したことは正解。

 

正直に言うと、最初は日本車に興味なんて戻らなかった。ただ漠然と「次のクルマどうしようかな〜」から始まって、VW GOLFは期待ハズレで、合理的なクルマを探していたのだ。そこで ZR-V の事を知り、まずは CIVIC を試乗したのが間違いだった(笑)

 

まあ、これも運命的な出会いと言えばそうなのですがね!

 

1,000km走破での総合評価は・・・「買って正解」でした

シビックと娘 操作しやすいナビ画面
「帰り道が混んでいないか見てみるね」と、ナビ画面でルートを確認する娘ちゃん。この日、海ほたるに向かうクルマで湾岸線は大渋滞。

 

娘、息子ともに、自分のクルマに子供を乗せることってすごく気分が良いです。なぜでしょうね。

 

さて、色々と◎だの△だのと言ってきましたが、結論を言えば「買ってよかった!」となります。欧州車に勝てそうにないスタイルは、クリスタルブルーのボディカラーで帳消しできるし、ハッチゲートのデザインは結構良い造形。ホンダはシビックをもっと国内に広めるべきです!

 

そもそも、トータルバランスでは VOLVO V40 も Peugeot 308SW も越えている。シートは良くてもフロントヘビーで足回りに難のあった VOLVO V40 D4、クルマは最高なのに電子デバイスの不安定さが消しきれない Peugeot 308SW に比べると、燃費良し、エンジンよし、足回りよしの三拍子な HONDA CIVIC e:HEV はなかなか良くできたクルマ。日本車もココまで来たのかとシミジミしちゃいます。

 

たかが 1,000 km。されど 1,000 km。思うことは色々と出てくることでしょう。節目節目でレポートしていきたいと思います。お付き合いよろしくおねがいしますね!

 

結びの瞬景

シビックと娘 フロント側ポーズ写真

 

娘ちゃん 服装は普段着で良いよね?

まこまち 制服にしてください。

娘ちゃん えー。どうして?

まこまち 車内が暗いから、白いシャツが映える服がよくて。

娘ちゃん 髪型は後ろひとつ結びで良い?

まこまち ポニテで。

娘ちゃん えー。どうして?

まこまち 清純だから。

 

娘ちゃん、いろいろありがとう・・・本当に父親孝行な娘だよ!大学の費用稼いできてあげるからね!

 

シビックのマルとバツの記事を書こうと思った中、人の気に障る可能性のある記事を書く以上は多少なりともホッとできる要素を入れたかったわけです。そこで、娘ちゃんに白羽の矢。撮影前はマスク外さないって言っていたけれど、撮影が始まるとノリノリ。自慢のくりくりお目々で見事に(私だけが大満足な)撮影を乗り切ってくれました。

 

以上、ウインーウインな親子関係で未来を掴む、まこまち一家の提供でお送りしました!ちなみに monogress は、娘を愛でるブログではありませんのでご注意ください。