【写真26枚】シビック インテリアパーフェクトガイド

「え?HONDA CIVIC?あのType-Rとかあるクルマでしょ、随分やんちゃなクルマだね。」なんていう印象を持っていたら、それは間違い。2021年に発売された HONDA CIVIC FL型は、大人のスポーティカーである。

 

実際には米国では「Z世代向け」らしいのだが、(その国をまたいだ収入差にがっかりこそすれど)シンプルにまとまったインテリアはラグジュアリーを好まない私には結構響くし、実際日本では20代と50代でよく売れているという。日本では、サイズといい形といい充分すぎる実用ハイパフォーマンスカー、それが新しい CIVIC と言えるだろう。

 

さて、今回はそんな CIVIC のハイブリッドモデル「e:HEV」のインテリア写真を存分に堪能していただこうと思う。購入検討用に活かしていただければ幸いだ。

 

 


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CIVIC e:HEV インテリア写真:前席

デザインのハイライトは、なんといっても「パンチングメタル」と言われる、左右に広がるように配置されたエアコン吹出口の加飾。効果は一目瞭然、今までのクルマに必ず存在したエアコン吹出口がなくなった。この効果はとても大きくて、別のクルマに乗り込んだときにエアコン吹出口に野暮ったさを感じるほどだ。

前席エリア全景

CIVIC e:HEV フロントシート

 

視界のノイズになるようなものは排除され、スイッチ類が整然と並ぶ前席エリア。ドアパネルには夜間に赤色に染まるアンビエントライトが装備されているが、運転の邪魔になるようなものではない。ところで、スポーティといえば日本人は赤色になるが、LX グレードの白ステッチも素敵・・・シビックの「爽快」というコンセプトには、LX インテリアがマッチしているかもしれない。

 

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エアコン操作パネル

CIVIC e:HEV エアコン

 

機能的に配置されたエアコン操作ダイヤル類。どんなにカー・エアコンが進化しても、外からの日差しでエアコン温度を変えたくなることは多い。最近のクルマはディスプレイオーディオで操作することも増えてきたが、実際にはダイヤル式のほうが使いやすい。

 

パンチングメタル加飾

CIVIC e:HEV ダッシュボード

ホンダシビックの内装ピアノブラックパーツ(エアコン操作部付近)

 

パンチングメタル+ピアノブラックで格好良く決まっているダッシュボード。ここが気に入ったなら○。革を使用して豪華に見せるテイラードダッシュボードが流行る中、その方向とは逆に走るのがホンダらしい。(Z-RVは革路線だが・・・)

 

ピアノブラック加飾部はよく手があたる部分にもなるので、私は納車直後にすぐに保護剤を塗っておいた。超簡単!車のピアノブラックにスマホ用ガラスコーティング施工してみたも読まれたし。

 

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フロントシート

HONDA CIVIC コックピットとフロントシート

ホンダシビック(FL4)の助手席

 

たっぷりとボリュームのあるフロントシートは、最大の販売地域のアメリカ向け。日本人には少し大型を思わせるサイズ感。だが、ホールド感は適度で、肩口から背中を包むように支えるから快適だ。日本車にも、こんなシートがあったのかと感じさせる、カタログには現れない仕様に惚れ惚れだ。

 

フロントドアパネル

HONDA CIVIC ドアレバー

HONDA CIVIC パワーウインドウスイッチ

 

流石に前席優先のスペシャリティカー的要素を感じる、HONDA CIVIC。ウインドウのAUTO開閉スイッチはフロントのみにしか装着されていないが、必要十分と言えるだろう。

 

CIVIC e:HEV インテリア写真:コックピット部

オーソドックスにまとまる、CIVIC のコックピット。液晶メーターというトレンドは抑えるも、ディスプレイオーディオとの一体配置は避けている。全高は低いけれども、見晴らしは良いから運転しやすい。ボンネットもわずかに見えるので、車両感覚を掴みやすいのも美点。

 

ディスプレイオーディオ(ナビゲーション画面)は、運転の邪魔にならない高さ。Aピラーの抗体はトレンドだが、オーバーな加飾が無いためか、ダッシュボード全体からくる主張や圧迫感がなくて極めてクリーンな印象を感じる。

 

コックピット全景

ホンダシビックe:HEVのコックピット(シート込)

HONDA CIVIC e:HEV ハッチゲートからの景色

 

肉厚なフロントシートはスポーティに赤いステッチが入っていて格好良いが、もう一捻りあってもよかった。例えば、爽快のテーマにあわせて水色とか。コックピットにプレミアム感は無いのだけれど、無難にまとめた素っ気なさ感もなく、しっかりと造形を考えた形跡があるのが良い。

 

センターコンソール部

HONDA CIVIC シフトスイッチ

 

シフトレバーを廃止し、ボタン式になったことは好みが分かれるだろう。メカ式でないとしても、ゴルフとのように電気式シフトレバーにして欲しかった、という意見もある。とはいえ何もないスッキリ感は、充電スペースへのスマートフォンの出し入れに苦労しないという利点もある。

 

ステアリングスイッチ(クルーズコントロール等)

HONDA CIVIC ステアリングスイッチ(右)

HONDA CIVIC ステアリングスイッチ(左)

 

上段はスイッチのみ。ステアリング右はアダプティブクルーズコントロール用スイッチだ。ステアリング左は各メディアのセレクトスイッチ。主に楽曲送りに使用する。中段は上下にセレクトするタイプで、ステアリング右はクルーズコントロールの速度調整、ステアリング左はサウンドのボリューム調整。

 

下段はダイヤル式兼押し込みスイッチと、左右にスイッチがある。ダイヤルスイッチは液晶メーターの表示モード変更に使用する。

 

ウインカー・レバー(ステアリング右)とパドルシフト

HONDA CIVIC ウインカーレバー

 

まったく違和感なく操作できるウインカーレバー。ライトはAUTOが標準。

 

パドルシフトはブレーキを4段階の強さでかけるもの。ここでは詳しくは書かないが、エンジンと協調してエンジンブレーキのような減速フィーリングを味あわせてくれる。ワインディング+スポーツモードで楽しみたい逸品装備。

 

ワイパー・レバー(ステアリング左)

HONDA CIVIC ワイパーレバー

 

ワイパーレバーは上に上げることで1回だけワイパーを動かすが、動作がとても早いのが面白い。

 

AUTOでのワイパー動作はとても快適。雨量によって最適な間隔でワイパーを動作してくれる。中央のダイヤルは、ワイパー頻度の調節に使う。決めの細かい動作は日本車の美点だと感じている。

 

液晶メーター

CIVIC レーンキープとアダプティブクルーズコントロール

 

左側はパワーメーター、右側が車速メーター。それぞれ、Carplayと平均燃費を表示しているが、純粋にタコメーターのハリだけを表示させることもできる。液晶メーターの右側には燃料計、左側にはバッテリー残量の表示を装備。

 

CIVIC e:HEV インテリア写真:後席

外観からは想像できない、かなりの居住快適性をもつ HONDA CIVIC。デザインはオーソドックスでありながら、落ち着き感とスポーツの融合を予感させる。単調なブラックと赤ステッチは若干古臭いが、インテリアに映える小物を置いて自分らしさを演出しよう。

 

バッテリーユニットを座面下にもつデメリットはまったく感じさせず、クッション性に飛んでフロントよりも乗り心地の良いリアシートはCセグメントでは上級な部類だろう。

 

後席エリア全景

HONDA CIVIC リアシート全景

 

リアシートの広さは充分だが、基本は2名までの乗車だろう。全高 1415mm の中で、若干でも視界が良くなるようにシアターレイアウトを採用し、身体を少し寝かせ気味にしてリラックスムードを作り込んだ。

 

リアシート

HONDA CIVIC リアシート左側全景

HONDA CIVIC リアシート+リアドア

 

人によっては、すこし寝そべった感覚を覚えるというリアシートの素材は、フロントシートと同様だが、張りが柔らかく作られていて意外と快適。左右のホールド感は、フロントシートと比べると少ない。特に、座面のドア側はゆるゆる。これは3名で座ることを考えての事と思われる。

 

ちなみに、シートヒーターは付かない。さらに後席の居住性を上げたいなら、ZR-Vがオススメだ。

 

リアドアー

HONDA CIVIC リアドアのスイッチ

HONDA CIVIC リアドアの加飾

 

ドアパネルの手に触れる部分も、前席と差異なく作られているのが好印象。ウインドウのスイッチ部の加飾、ドアを開け閉めする為のハンドルも質感は高い。流石に乗り降りはコツが必要。長いスカートは汚れやすいと娘ちゃんが言っていた。

 

リアシートセンター部

HONDA CIVIC リアシート中央 アームレストを倒したところ

HONDA CIVIC リアアームレスト+ドリンクホルダー

 

リアシートは6:4の分割式。車両進行方向に向いて左側が6。残念ながら、センターアームレストを下げたとしても長尺物用の穴は開かない。アームレストに付くドリンクホルダーは左右でサイズの違うタイプ。ところで、アームレストは座面に付いてしまうのだが、これは地面と水平になるようにした為と思われる。

 

天井ランプ

HONDA CIVIC 天井ランプスイッチ

 

日本の CIVIC にはサンルーフ仕様が無いので、すべての CIVIC に付いていると思われる、ルームランプ。当然ながらドア連動の ON/OFF 機能がある。

 

リアピラー部小窓

HONDA CIVIC リア小窓

 

機能としては、ほとんどない。エクステリア・デザインのアクセントのひとつだろう。だが、この小窓があることによってリアピラー部の圧迫感が解消している。センサー頼りのドライブが多くなる昨今、この小窓から後方のクルマが見えることは無いかもしれないが、明るさというフラグだけでもクルマの存在を示すことがあるかもしれない。

 

ラゲッジルーム

HONDA CIVIC ラゲッジカバー

 

ラゲッジカバーを備える、実用性も高い HONDA CIVIC。ライバルとなるプリウスには付いていない装備(らしい)。写真で見るとわかるように、リア〜ラゲッジにはスピーカーが3つ付いている。

 

HONDA CIVIC インテリア総評

HONDA CIVIC 爽快インテリア

 

クルマを買うときは、性能のみならずインテリアも気になることだろう。クルマとの付き合いは、ドライバーはいつも車内なのだから、インテリアでツマラナい思いをしていてはクルマを愛することもできない。

 

HONDA CIVIC は、Cセグメントの中では中々上手い演出を施して登場した。オーソドックスなトヨタ・カローラ、革張りで主張するマツダ3とは違う、スッキリとした造形を全面に押し出しつつ、今までにありがちなT字デザインダッシュボードとは違ったイメージで攻めてきた。デザインのハイライトである、パンチングメタルがそれである。

 

当初、もしかしたらかなりエグいデザインかもしれない、と、注文書にサインをしてから恐恐としていたのだが、実際に手に入れてみるとこれがなかなか、良いのである。まず、目線から外れたところにあるから意識がいかない。そして、何度も書くがエアコン送風口が見えないことの心地よさ。すでに、大多数のクルマのデザインを過去のものにしたと言っても問題ないだろう。

 

愛車だから目が節穴なんだと言われるかもしれないが、そのスッキリ感はまさに「爽快」。むしろ、送風口が見えることにエグさを感じるようになってしまった。それくらい印象深く、満足度の高いインテリアだったのだ。

 

久々に得た日本車だが、充分に欧州車と対峙できる実力を持っている。そう言って過言が無いのが、今回の HONDA CIVIC なのである。

 

結びの瞬景

HONDA CIVIC 爽快インテリア

 

ま、褒め過ぎなのかもしれないけれども、私は特に無意味な加飾を嫌うタチで、無意味に入るステッチとか、無駄な段差だとかは毛嫌いしてしまうのだが、HONDA CIVIC のインテリアは見事。全体としてはレトロを感じるところもある、不思議でよく出来たデザインだ。

 

自動車のデザインは、所有感を満たすための見た目の良さと、操作ミスしない為のスイッチ類の位置、使い勝手が求められる。その要求に答えられないクルマは多く、人が慣れれば良いのだと押し付けてくる場合もある。HONDA のスイッチ類の配置は最近統一されていて、実に使いやすく、シンプルで飽きのこないものと言える。

 

あとは、シフトスイッチだけなんだけどね。リバースを終わる時、ついついもう一度リバースを押してしまう。これは、シフトレバー時代にはパーキング前にかならずニュートラルに入れていた癖の為だ。恐るべき、長年の癖。人間の誤操作を検知するシステムが入るまでは、従来のレバータイプが望ましい。ホンダさん、ここは改良すべきところですぞ。