我が家の CIVIC eHEV は走行距離 7000kmを突破!輸入車から離れて寂しさを感じ、本気で中古のボロボルボ(XC70とか)に乗り換えようと考えていた私が今までシビックライフを楽しめたのも、そして中古ボルボに乗り換えずに済んだのも、シビックの実力のおかげでござい。マジ、良い車です。
そんな私は、最近はブログにシビックネタを連投し、古民家ライフとともにエンジョイしているわけですが、考えてみればしっかりと試乗記を書いていないことに気づきました。ならばと、ひとまず(私は素人な為)雑誌の記事を読み返してみたところ、おお、さすが試乗記のプロの皆様、楽しげな表現がいっぱいなのです・・・勉強になるぅ。
しかし、納得もあればハテナもあります。有名ウェブコンテンツの試乗記の、欠点なのか美点なのかなんだか気になる一部分を切り取って、私の 7,000 km 走行経験と照らし合わすのが今回の趣旨。楽しく語ろうじゃありませんか。
CIVIC e:HEV 7,000km 走行時の近況報告
さて、その前に我が CIVIC e:HEV の近況をお伝えしましょう。
バンパーの一部と運転席に飛び石をくらってしまったほか、運転席の内張りから原因不明のきしみ音が発生し、重労働で少々お休みを与えるべきタイミングではありますが、運転性能はバッチリなもので私に連れられ神奈川〜長野を右往左往しているシビックさん。走行距離 6,500 km を越えたあたりから、足周りに一枚向けた感がでてきてヌルスベドライブを楽しんでおります。
特に、ローリング側の揺れは疲れている時は辛いかな・・・なんて思っていた矢先、路面のヘッコミを通過してもそれほど車体が揺れなくなりました。身体が慣れただけだろう、というツッコミも聞こえてきそうで、私もそうなんじゃないかと自分の感覚を疑いましたが、乗り心地が良くなったと感じている自分が居れば良いじゃないかと、開き直り週二運転を楽しんでおります。
田舎に家を構えるまであと半年はかかるのですが、中央自動車道快速ツアラーとして走行距離 10,000 km 、 20,000 km と付き合っていきたい、いい感じのクルマになってくれました(*^_^*) やっぱりオススメですよ、CIVIC e:HEV!
アコード e:HEV 狙いの方・・・大人っぽいスタイリングが好きな人は、ウエイトにはなりましょうが・・・
欠点?美点?CIVIC e:HEV の「あの」WEB記事は本当か?
e:HEVの美点 エンジン音がアクセル操作とある程度リンク
自動車専門誌CAR GRPAHIC のインターネット版 webCG の CIVIC e:HEV 試乗記事 に、以下のような文言が書かれていました。
アクセルレスポンスがとにかくリニアなのは、昨今のe:HEVに共通する美点である。エンジンが回っているかぎりは回転数がアクセル操作とある程度リンクしており、不自然感もほぼない。
出典:webCG
上手い言い回し!と感じたのは、「アクセル操作とある程度リンクしており、不自然感もほぼない。」のところ。「ある程度」「ほぼ」は、たまには自分の意志と違う動きを見せるぞっていうこと表しています。
実際にはどうか?これは実はチョイと違うと感じます。最高効率で発電しなくてはならない時があるようで、高回転を一定回転数でキープ。特にエコ走行しているとき、この最高効率状態になっていると感じます。
これって、「ある程度」と「ほぼ」からは逸脱するんですよね。
ただ、アクセルをぐいーっと踏み込めば、ジェントルマンな加速とエンジン音のステップ制御「リニアシフトコントロール」の恩恵を受けられるし、そこまで速度を出さなくてもアクセルをジワーッと踏み込むのと同じだけエンジン回転数を上げてくれるシチュエーションも多い。自分でエンジン音をコントロールできるポイントがあるから、不自然感はほぼないと言えるのかも。
私を 7,000 km 走行まで楽しませてくれた、立役者ですからね!
本音:ハイブリッドの欠点であるラバーバンドフィールは存在するけれど嫌ならアクセルでコントロールできるぞ。と想像しますm(_ _)m
欠点?CIVIC EX のシートの背もたれが猫背仕様で辛い → 私は辛くなくむしろ美点
いつもレスポンス良く興味深い記事を出してくれる、レスポンス誌の CIVIC e:HEV の試乗記事からの一文。ダジャレではない。
追伸:ケチをつけるとしたら、シートの背もたれが猫背仕様になっていて背中が丸まってつらいことと、荷室は床が広くていいのだけれど、奥の後席ふきんがもっこりふくらんでいるので、角ばったクーラーボックスなどが入れにくいこと。一応、ご報告申し上げます。
出典:response
すごいですね、本音と建前以前に駄目なところは駄目ーって言っちゃってる。荷室の奥がもっこりふくらんでいるのは、まったくそのとおり。すごく惜しくて、キャビネットボックスが一番奥まで入らない。まあ、そもそも CIVIC e:HEV はドライブを楽しむクルマであるから、荷物いっぱいっていうシチュエーションは少ないのでしょうけれど・・・
いや、私はいつも長野往復で荷物満載なので、この膨らみは気になっています(笑)ホンダさん、マイナーチェンジで無くしてくれたら商品力上がるんじゃないかなー
さて、もうひとつ「シートの背もたれが猫背仕様」ですが、私はこれを感じていません。むしろ、日本の安いクルマにありがちな「背中で支えてヘッドレストに頭が付かないシート」でなかったことに、拍手を送りたい。タマゴの殻の内側のようなシートが、私の好み。
記事としては評価が分かれそうだけど、「私はこう感じたんだ!」と胸を張って言ってるのはスキ。みんな、マトを外さない範囲でズバっと言っちゃってもいいと思う。自分が試乗するときに雑誌記事で得たNGポイントを許せるかどうか、確認すれば良いんだからさ!
CIVIC e:HEV はプレミアムカーは言い過ぎなのでは!?
大人なメディア GQ誌の記事は私の大好物!写真の撮影方法から文章での表現まで、いつも勉強させていただいています。そんな中で CIVIC e:HEV の記事なのですが。
シビックe:HEVの走りと快適性のバランスは、もはやファミリーカーというよりもプレミアムカーに近い。それくらい上質で洗練された走りを備えているのがシビックe:HEVであると、私は自信を持って言い切ることができる。
出典:GQ Japan
オーナー大満足の褒め褒め記事だと思いきや、ちょっと褒めすぎなんじゃないかなーというのが感想でした。上で伝えていることはマトを得ていると思うし、「プレミアムカーに近い」の表現は、本音:ちょいと実力不足は否めないけど頑張った・・・と捉えられます。まさに、本音と建前(笑)
褒めすぎを感じたのは以下の文章。
試乗会の舞台となった八ヶ岳周辺は、冬の厳しい気候などにより路面が荒れているところが多く、乗り心地を評価するには不利な環境。にもかかわらず、シビックe:HEVは路面から伝わるどんな衝撃も巧みに吸収し、荒れた印象を乗員に一切伝えなかったのである。
出典:GQ Japan
荒れた印象を乗員に一切伝えなかった・・・たしかに CIVIC e:HEV は路面の凸凹の角を丸く整えてくれるけれど、一切ってことは無いんじゃないかな・・・
ところが 7,000 km も走ってみると、結構当たっていると感じるフシもあります。長野県域は路面の荒れている場面もそれなりにあるのですが、いやはや、最近はホント、ドドドドと音さえすれど衝撃はわずか。自動車のライターさんって、走行距離少なめの広報車からでも将来のクルマの特性を読めるってこと?
ということは、やっぱりプレミアムカーに近いってこと!? そういう実力の持ち主ってところで、シビックオーナーはホクホクしましょう!
CIVIC e:HEV の足周りはフランス車を思わせる・・・という美点は限定シチュエーションで!
いつも別冊を楽しんでいる、motor fan 誌。技術的解説なら、やっぱり motor fan なんじゃないかな!と期待して読み込んだ CIVIC e:HEV の試乗記事。
シビックe:HEVの本当のハイライトは乗り心地とハンドリングだと思う。どらちかというと引き締まり系のフットワークの1.5リッターターボとは対照的に、わずかにボディを上下させながら凹凸を柔らかく吸収する所作は、誤解を恐れずにいえば往年のフランス車を思わせる。
出典:motor-fan
ものすごーく難しくて気を使うところを、ものすごーく曖昧な表現で、それとなく的確に表現したなと感じたのが「往年のフランス車」。文中でも「誤解を恐れずに言えば」と記載があるが、フランス車という表現は実にわかりやすく、そして実に曖昧です。なにせ、フランス車に乗ったことのある人なんて、かなり少ないんだから。
ただ、フランス車ってキーワードは基本的には乗り心地の良い、足周りがしっかり動く様を表すと思っています。motor fan 誌は「わずかにボディを上下させ」るシチュエーションでのみフランス車っぽいねって言っていて、普通の入力の時はそうじゃないよって言っているみたい。他方、webCG 誌には「フルバンプ付近ではフランス車のようにしなやか」と言っている。これ、如何に?
私の 7,000 km 走行での感想で言うと・・・いや、めちゃめちゃ良いですよ、CIVIC e:HEV の足周り!ロードノイズをしっかり消して、ほとんどの路面ではしっとりした乗り心地に終始するし、荒れた路面は音こそ大きく鳴らすけれど、衝撃がダイレクトに身体に来ない。揺れるときの動きが、スポーティカーらしくクイックなので、どこでも快適とは言えないんだけれど、まったく許容範囲内です。
motor fan 誌の本音は、全域フランス車じゃないよ・・・乗り心地最高じゃないよ・・・でも適度に良いし美点になるサスペンションよ・・・を伝えたかったのかも。改めて読んでみると、確かにソレを伝えている。流石だなって感じました。
CIVIC e:HEV 7,000 km 到達記念プレミアムな写真集
さて、今回も娘ちゃんにお願いして、愛車とのツーショットに付き合っていただきました(*^_^*) 幸せなお父さんですよ、ほんとうに!
最後まで読んでいってね!
CIVIC e:HEV 7,000 km 走行時の家族の本音
ドキドキしながら聞いてみました(笑)
嫁さま:CIVIC e:HEV のシートは Peugeot 308 SW より良いんじゃない?
プジョー時代はシートにサポーターを付けていた嫁さま。最近つけなくなったね?と聞くと、腰は辛くなくなったね、と。私の印象でも、Peugeot 308SW TECH PACK EDITION のスポーツシートよりも座面が柔らかくなったし、包み込むように身体を支える CIVIC e:HEV のシートはお気に入り。
しかし、爆弾発言も。
嫁さま N-VAN の助手席シートも良かったよ・・・ペラペラだったけど。
え・・・ペラペラなのに良い? そういえば、女性の持つ価値観って男性と違うよね。物そのものの良さもそうだけど、メーカーの在り方とか歴史とか、そういうのマゼコゼにして良いって言う、気がする(汗) うん、嫁さまは N-VAN が欲しいのだろうなぁ、考えてあげないとなあ(*^_^*)
本音:私は私のクルマしか評価しない
娘ちゃん:寝心地はいつでもグッド(^_^)b
事故が起きたときにカーテンエアバッグが頭に突き刺さるから窓を枕にして寝るのはおやめよと言っているのに。
娘ちゃん どうしてもできない!わたしは窓を枕にして寝たいんだ!
娘ちゃん ならばカーテンエアバッグを無くしておくれ!
とワガママな娘ちゃん。
前のクルマとの違いは、あまり感じないと言います。ということは、ファミリーカーであった Peugeot 308SW と、スポーティカーである HONDA CIVIC とは、居住快適性に違いが無いってことかも。
唯一言えるのは、前の席は座り心地が良いってことらしい。後ろは変わらないと。N-BOX の後ろが良いと。やっぱり子供にはミニバンが一番良いのかな(´;ω;`)
本音:クルマに乗ると眠くなるから広いほうが素敵
息子:助手席後ろが特等席
遠慮がちだが、本音と建前を使い分けないのが息子。そして、家の中で一番気持ちの良いところを知っている猫のような性格なのも息子である。なので・・・
息子 助手席の後ろがスキ。
これは本音なのでしょう。タクシーでも社長用のクルマでも、助手席後ろに乗るんだしね・・・
ファミリーカーとしても充分使える! CIVIC e:HEV は懐深い相棒だ
考えてみれば、自動車雑誌を読む側から書く側にまわりたくって、ブログを始めたんだっけな。私の発信力はマダマダ。今日挙げた自動車メディアは、相変わらず私のバイブルです。尊敬〜
今回のわたしの記事のように、あえて深読みする必要は無いとはいえ、自分が買おうとするクルマの情報は細かく集めておきたいもの。ご祝儀のような記事もあれば、あえて辛口を言う記事もあって、最終的には自分の判断になってしまいます。試乗コースも、だいたいは路面の良い道を選ばれたりするし、車選びは大変難しいものです。
HONDA CIVIC e:HEV は、街中の一般道ではその良さの20%ほどしか感じることはできないでしょう。高速道路を走って、ワインディングで操って、やっと良い車だって言えるクルマ。ブロガー含め、自動車メディアは少ない試乗時間の購入希望者に有用な情報を伝えなければなりませんが、CIVIC e:HEV は胸を張って良い車って叫べます。欠点はあるけれども、美点が超える良い車!
家族四人、7,000km 走行して、(きっと)まったく不満が出ない。素晴らしい相棒になりましたよ(*^_^*)
そういえば、談合坂サービスエリアで赤いシビック乗りの若い人が、ハイブリッドだって我が青いシビックを指さしていました。なんだか微笑ましいのと同時に、あの人も monogress 読んでくれたかな?なんて思ってしまったり。ブロガー視点というのも、楽しいものなんですよ(笑)
結びの瞬景
今回も楽しくシビック記事を書くことができました。これもきっと娘ちゃんのおかげかな?
来年春には二拠点居住を始めるんですが、シビックさんは田舎側に居ることになりました。都心の駐車料金は辛いですし、そもそも週末にしか乗らないから、特急で往復すれば良いんじゃないか・・・昼飯代削んなきゃだけど・・・という経緯がありまして、ね。
つまり、クルマと娘ちゃんだとか、クルマと家族だとかで写真を撮影する機会もあと、半年というわけです。ちょっと寂しいけれど、将来のカフェの夢のためになら!まだまだ頑張れるんじゃないかなと気張っていこうと思います(*^_^*)