私、まこまちは運転が好きである。
自分の力では動かせない大きな力を操っているとき、人は喜びを感じるのである。だから、永遠に続くドライブでも楽しさは忘れないのだ。
娘 パパ、運転中にニヤニヤているよ。
まこまち していないよ?
家内 パパは、運転が大好きなんだよ。
娘 スピードを出さなくても楽しいの?
まこまち スピードを上げ下げしているだけでも、楽しいんだよ。
子供に変な大人だと思われたとしても、自動運転が普及するその日まではドライバーで居たいと思うのだ。
ボルボのブレーキフィーリング
誰にも邪魔されないブレーキングという楽しみ
ボルボに乗っていて、私が最高だと思っていたことが、ひとつある。
私以外の誰も感じない、誰も気づかない。どのボルボに乗っていてもいつでも楽しめる、関心する、ドライバーだけに与えられた特権。
それは「ブレーキ」だ。
不要な疲れを感じさせないボルボのブレーキ
強いポリシーで調整してある
ハイテクへの入り口はしっかりとしたブレーキから
ボルボV40の少し悲しいブレーキフィーリング
アイドリングストップとの相性の悪さ
ところが、ちょっといただけないのがアイドリングストップ。
自動車が微速走行できるよう、オートマチックトランスミッション搭載車には「クリープ現象」が実装されている。エンジンのアイドリングの力を使い、わずかなトルクをタイヤにかけている。
特にスムーズな停止を心がけているドライバーは、このトルクとブレーキとを調和させて”スッ”と止める。ところが、アイドリングストップが起きるとエンジンからのトルク供給がストップするので、当然タイヤにかかる力もゼロになり、突然ブレーキによる止める力だけになる。
すると、急ブレーキになってしまう。
つまり、「かっくんブレーキ」という、なんとも悲しい車の停止現象が起きてしまうのだ。
かっくんブレーキの回避
最新のボルボでは随分改善されたようだが、私の所有していたV40 D4は、ディーゼルの大きなトルクも相まって豪快なかっくんブレーキっぷりだった(笑)
実は、結構イライラする。同乗者に快適だと感じて欲しいので、ブレーキにはかなり気をつかうのだが、最後の最後にカックンなのだから!
購入前の方は、そのバランスを試乗でよく確認してみよう。
なお、アイドリングストップ機構「Start/Stop機能」は、ガソリン車ではカットできるボタンがついている。残念だが、ディーゼルモデルは強制でかかるように仕様変更をうけている。(少なくとも、2017モデル以降。)
暫定的な回避方法はいくつかあるが(エコモードに入れてアイドリングストップを早める・外気温を30度以上にする(無理)・停止前にシフトをニュートラルにする)、そんなことをせずにジェントルに止まりたいものだ。
雑記
別に、
家内 パパはブレーキが上手だね!
とか、
娘 パパの運転は気持ちよくて寝ちゃうよ!
とかを言ってほしいわけではありません。無論、
息子 将来はパパのような上手な運転をするんだ!
などと感じてもらうのは、まんざらではないのですが(^^)。要するにブレーキを美しく決めるというのは、私の自己満足の一つなんだよという事を伝えたかったのです。
クルマをボルボから乗り換える今回、ブレーキの上手さはどのように変わるのでしょうか?楽しみ楽しみ!