【ゴールド・ライン】ボルボV40 ロードノイズにご注意

ゴールド・ライン。

 

私がボルボV40を送り出す上でつける言葉。

 

我が愛車V40は私の手元を離れるが、その類稀な才能があれば、まだまだ現役で生き続けることができる。

 

いくつかのエピソードとともに綴るこのコーナーは、これからボルボに乗る人、ボルボを考えている人、ボルボの所有者、ボルボを手放そうとする人すべてに送る、ラスト・ラブソングである。

 

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ボルボの騒音を比較する

子供が聞こえないと訴える

娘が、パパとママの声が聞こえない、と言い出した。

 

アイドリングストップするのに?

 

速度を上げればディーゼルとは思えないスムーズさなのに?

 

 

家内   パパ、それはへりくつだよ。

 

 

そう、今更仕方がないこと。試乗の時には気づかなかったが、たしかにボルボV40 D4はうるさいのだ。

 

要素は2つある。

 

ひとつは低速時の、かなり低めの大きな低音。腹の底からこみ上げるような低音は、音がうるさいと言うよりは存在がうるさい。耳が疲れると言うよりは、身体が疲れる。

 

もうひとつは、ロードノイズ。205サイズのタイヤは今の時代大きい部類ではないのだが、この音がかなり入ってくる。

 

子供たちが声が聞こえないと言い出したのは、これらの音に私たち夫婦の声がかき消されたことが原因のようだ。まさかディーゼル特有のカラカラ音ではないところで文句が出ようとは、思ってもみなかった。

 

 

まこまち うーん、試乗車はこんなじゃなかったよね?

家内   新車だからかもね

 

当時まだまだボルボラブだった私たちは当然、ボルボV40をかばう。買ったばかりの車だからね、まだまだうるさいんだよ、と子供に言い聞かせる。

 

でも、本当はどうなのだろう?

 

V50が静かな車だったから、そのギャップなのでは?

 

V40だって、一般的な車と同じなのでは?

 

気にしすぎなのでは?

 

きっとそうだ、そうに違いない!

 

 

という事で、車内の騒音がどの程度なのか、iPhoneに計測ソフトを入れて、試してみることにした。

ボルボV40 タイヤ

iPhoneアプリでボルボV40のロードノイズを計測してみる

計測は簡単である。

 

iPhoneに入れた音量計測ソフトを起動した状態で、iPhoneを助手席に乗せる。この時、マイクは前方を向くように置く。

 

計測方法は、走行中の最高値、平均値と、アイドリングだ。機器は私のiPhone6sのみ使用する。デシベルの数値が正確かはさておき、たいへんフェアな計測方法である。

 

 

ひとまずなにか、サンプルが欲しい。幹線道路に向けてiPhoneのマイクを向けている私の姿を見た娘は、不思議そうに覗き込んでくる。(10歳の時の話だ。。いまはあまり話してくれなくなった。)

 

幹線道路での計測値 = 81.1 db

 

隣にいる娘の話し声が聞こえなくなる瞬間が、この数値だ。片側2車線、合計4車線の幹線道路。うるさいし排ガス臭い。

 

さらに、音が反響しそうなところを探す。ちょうど近くにディスカウントスーパーがあったので、計測してみる。

 

ディスカウントスーパーでの計測値 = 83.3db

 

スーパーは室内だけあって、音が反響するのだろうか。車の中も反響しそうだが、とにかく参考値だからこれでいいだろう。

ボルボV40 マフラーカッター

計測結果 ディーゼル音は抑え込まれているが影響大

まこまちは走った。まこまちの頭の中は、空っぽだ。何一つ考えていない。ただ、わけのわからない大きな力に引きずられて走った。

 

会社の車で計測したり、個人タクシーで計測したりを繰り返す。路線バスや通勤電車まで計測した。全ては、囚われた疑念その為に。

 

 

結果は、次の通りだ。

 

最高音 平均走行 アイドリング
ADバン 94db 88db 64db
フィットハイブリッド 93db 80db 54db
カローラハイブリッド 86db 75db 60db
クラウンロイヤル 82db 75db 65db
プログレ 69db 69db 65db
日野ブルーリボン 88db 84db 78db
E217系電車 83db 80db 72db
V40 D4 81db 75db 70db

ボルボV40 D4を赤字で、その他優秀な数値をオレンジで色つけしてみる。

 

また、ボルボV40 D4に似た数値にも色をつけてみる。

 

酷似しているのは、個人タクシーのクラウンロイヤルだ。平均走行の数値が同じなので、ほぼ同じ騒音なのだろう。ちなみにタクシーに乗る場合は後部座席の事が多いが、エンジンから遠い分、静かだと感じるはずだ。

 

アイドリングは、残念ながら下から数えたほうが早い。ハイブリッドカーもアイドリングストップさせずに計測したが、ガソリンエンジン群、つよし。特にフィットハイブリッドはアイドリング音も静かで優秀。

ボルボV40 武蔵小杉にて

計測考察 ロードノイズが目立つわけ

最高音がしっかりと抑え込まれているボルボV40 D4。では何故うるさいのだろう?

 

これは仮説だが、ボルボは比較的しっかりと車外の音を押さえ込んでいた。車に乗っていても、ディーゼルエンジン音を含め車の外の音は聞こえてこない。

 

ところが、ロードノイズだけが入ってくる。

 

つまり、静かな車内とロードノイズ。このギャップが乗っている人に「うるさく」感じさせているのではないだろうか。

 

 

また、これは感覚の問題だが、iPhoneは低音がうまく拾えていない気がする。フィットハイブリッドは確かに静かだが、低いエンジン音が車内に入り込んでいた。

 

一方クラウンロイヤルは結構静かだったはずだが、V6エンジンの高音のせいか、スコアが低い。

 

そう考えると、ボルボのディーゼルエンジンは高音が抑えられていて一見静かに感じるが、かなりの低音によって耳にノイズが流れてきて、「うるさい」と感じる、と考えられなくもなさそうだ。

 

 

結局、iPhoneの性能で結果が曲がって見えてるのでは?という答えも導き出されてしまった。

 

 

 

うおお、実験は失敗ダーーーーーーーー!

 

 

と言いたくなったが、ボルボV40 D4を肯定したいのだから仕方がない。

 

なお、5,000kmを超えたあたりからエンジン音は静かになった。ロードノイズは相変わらず煩わしいが、新車の時よりも静かになった気がした。

 

つまり、V40 D4の中古車は結構、快適でお買い得だといえるかもしれない。

 

 

というわけだから、ボルボは相変わらず静かなんだよ?と子供たちに伝えたら。

 

     音楽しか聞こえないよ。

 

と、正しいことを言われてしまった。この事は、あとのクルマ選びに影響を与えることになる。

 

なお、エンジンの低音が落ち着いてからは、娘もボルボ大好きになったことを伝えておこう。

 

ーーーつづくーーー

雑記

ボルボV40は、様々なメディアに出ている通り、ロードノイズは大きめです。特にD4はフロントが重いので、T3やT5よりも大きく感じます。

 

タイヤを履き替える事で改善される話もありますが、新車購入ですぐにタイヤを変えるのもなんだか、ですし、距離を走れば多少は静かになりますので、少しの間耐えるのが良いでしょう。

 

走行安定性とのトレードオフ、と考えるのもいいかもしれません。スポーツカーなんだ、と思うのもいいかもしれません。

 

けど、300万円を超える車なんだけれどもなあ、とは何度も考えてしまいましたね。