HONDA CIVIC e:HEV 2万km到達で感じる確かな車選び

ようやくと言いますか、我が家のシビックさん(FL4 2023)は、先日のお花見ドライブで見事、走行距離20000kmに到達!信州の厳しい冬を超え、スタッドレス無し生活から、穴の中からからニョキっと顔を出した動物のように土日のドライブを謳歌している最中です。

 

そんなシビックさんを見て、改めて感じたのは「良い車を選んだな」。今から2年半前、田舎暮らしに輸入車は目立つとPeugeot308SWを手放して、何を選ぶか迷ったあの日の決意は、間違っていなかったと確信するのです。

 

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シビックの私的ライバルと比べてみた

mazda CX-60 「これは違うな」

mazda CX-60 SP サイドから見る

 

というのも、前回お届けしたブログ記事「CX-60 直6は期待以上?まこまちの車選び2025地獄沼編」のとおり、ようやく迷っていたもう片方に試乗することができたのですが、これがまた良くできた車でして。燃費は良いわ車内は広いわ、デザインもなかなかだわとファミリーカーとしては満タンに近い実力だったわけなわですが、それでも「これは違うな」と感じたんです。

 

思えば、シビックを選ぶ際に気になった車は2車種ありました。ひとつは先のmazda CX-60、もうひとつは、TOYOTA PRIUSです。どちらも燃費が良くてちょっと格好良い、オーナーの気構えがわかる良い車。どちらにも触れることができましたが、結果的には「シビックにして良かった〜」が正直なところ。嘘偽りありません…!

 

mazda CX-60 走りの質感はシビック優勢

mazda CX-60 タン内装コックピット

 

例えば、CX-60とシビックを比べてみると、快適性だとか積載性などは意外とドロー。リアシートの足元の広さはシビックだって負けていないし、むしろCX-60は座面が低くて座りづらく、パッケージングの煮詰め不足を感じました。それに、どんなに居住性ではCX-60に分があるとしても、走りやすさが段違い。

 

右アクセルにリンクする車の速度の調整のしやすさ、ボンネットを気にせずとも走れる視界の良さ、そしてそもそも、「歩道落ち」での高い質感は、CX-60が敵うところではありません。

 

シビックとCX-60を比べるな!と言われるかもしれませんが、私の車癖は「Cセグあたりの良い車を選びたい」かつ「自慢できるパワーソースを体感したい」なので、両車はがっぷりライバル車だったんですよね。

 

TOYOTA PRIUS 危うく目玉が萎むところだった

TOYOTA PRIUS ヘッドライト

 

プリウス!こいつはもう、私がシビックを発注した後に発表されたので、かなりショックを受けましたね。なにせ、見た目が最高に良いんです。トヨタの新開発ヌメリボディシルエットは、旧車を思い起こさせるシビックとの間に圧倒的な差がありました。男ならファッションを忘れるなよ?とプリウス乗りに言われたら、泣きじゃくりながら逃げるしかないだろうなと覚悟をしたものです。

 

パワーも燃費も上回るプリウスには、スペック上シビックe:HEVは、まったく敵いません。その上デザインまで…泣きすぎて目玉が萎みそう…とビビっていましたが、しかし、実際に走り出してから、いろいろ感じ始めました。尻は良いが顔はサメとか、意外とアゴが上がっているとか。

 

TOYOTA PRIUS 絶品の尻!しかし走りはシビックに軍配

TOYOTA PRIUS リアの表情
しかし、なんだかんだ言ってもデザインは重要な愛ポイント。プリウスの尻デザインは、息を呑む秀逸さ。

 

極め付けは試乗で感じた「?」たち。車との接続感の薄いアクセルペダルに、足周りのコトコト感。ファミリー寄りの車なのに、なぜこんなにまでスポーティに振ろうと頑張っているんだ…

 

密度が高くてこれでもか感の高いインテリアにも、なんだか興醒め。車の趣味は人それぞれですから、誰かがCX-60を選ぼうがプリウスを選ぼうが知ったことはないのですが(しかも、私はシビックユーザーなので自分の車を贔屓するのら当然ですしね)それぞれの試乗の後にシビックに乗ると、良い買い物したなあとホクホクするのでした。

 

まあ、私はドライバー目線が強いのかもしれませんが(笑)格好良さや快適性能は、両車には敵わないでしょうねー!

 

シビック2万キロ達成記念 桜ショット

さてさて、それでは走行距離2万キロに到達した我が家のシビックさんの、今年の桜ショットをご覧頂いて、その後にプチレポートをご覧ください。

 

芝桜のシビックのリア

芝桜の奥に青色のシビックが美しい

サイドミラーに映るサクラ

枝垂れ桜とシビック

春 美しい桜と美しい車

 

シビック e:HEV 2万キロ走行時のミニインプレッション

足まわりの硬さについては、走行距離が5000kmの頃と比べても特に変化はありません。相変わらず、「どうだ!」とばかりに反発してくるストイックな性格です。ただし、そこは紳士。丁寧に減衰は効かせてくるので、不快というほどではありません。高速道路では頼もしい相棒ですが、一般道、特にアスファルトがくたびれているような場所では、私のような40台後半男では、先にくたびれてしまいますね。

 

エンジンはもちろん快調そのもの。春を迎えて空気がほんのり温んでくると、燃費も機嫌を良くするようで、信州の山々を駆け回っても20km/L以上という優等生っぷり。リニアシフトコントロールのキモとなるタイミングも、もはや身体が覚えてしまったので、「今だ!」という時に好きなように音を鳴らして遊べるようになりました。そう、音を楽しむって、運転の醍醐味なんですよね。トルク315Nmのモーターも、一切ヘタレることなく踏ん張ってくれるので、頼りがいは抜群です。

 

愛車 CIVIC e:HEV と桜の写真
昨年の桜ショット。シビックとともに、この村の住人に仲間入りしたのでした。

 

ところで先日、ワイパーブレードが…ちぎれました。そう、2年目点検で交換をサボった私の責任です。でもまあ、それもまた車いじりの楽しみの一部。気づけばネットでポチって、交換を待ち望む日々。こんな小さなことでワクワクできるなんて、この車、なかなかやります。

 

さて、残念ポイントを挙げるとしたら、塗装の弱さでしょうか。ボディをちょっと撫でただけで、すぐに白い筋が…あれ?この子、ガラスのハートだった?と錯覚するほどの繊細さ。結局、研磨でこまめにメンテナンスしています。ホンダの塗装は弱い説、都市伝説じゃなかったみたいです…!

 

そして最後にひとこと。シートポジションのメモリー、やっぱり欲しかったなあ。嫁さまも時々乗るし、ファミリーカーなのだから、ね。次のマイナーチェンジでは、どうか、どうかご一考を!

 

楽しい思い出は車があってこそ

HONDA CIVIC e:HEV 川崎殿町にて

CIVIC e:HEV の前でポージング

CIVIC e:HEV 冬道を行く

2023秋 ブロガーミーティング

 

色々な思い出ができたなあ…私の人生のもっとも濃いところを、一緒に過ごしたシビックさんは、もしかすると私の手元から離れてしまうかもしれません。

 

けれども、一緒に走った 20,000 km は色褪せない。車のある人生は、幸せな人生です。あと何回とない車選びを楽しみつつ、今日も大事に、シビックさんとお付き合い。最後まで楽しく過ごすのだ…!

 

皆さんの愛車にも、きっと様々な想い出が宿っていますよね?