フルモデルチェンジが期待外れって、あるあるです。コンセプトが変わっちゃったとか、高級路線になっちゃったとか。そんなこんなで今の愛車に乗り続ける。そんな方は結構多いと思います。
最近の車ではオデッセイなんて代表格。せっかくの乗用車ベースの快適ハイソミニバンが、ローダウン需要に応えすぎて全高1550の立体駐車場ミニバン。。というか、大きなワゴンというか、迷いまくってしまいました。どのモデルも、よく考え抜かれてはいるのだけどね。
日本車のコンセプト変更は、見た目が大きく変わるから旧モデルは物凄く古く見える。そこんところ輸入車って、こだわって乗ってる感が醸し出されて良いですよね(^ ^)
――― 🚙 ―――
さて、私生活が最悪な状況に入っていて、ツイッターもブログ更新もままならない状態です。心身ともに調子が悪く、今はできるだけ沢山寝るようにしています。だから今日は、言いたいこと言って終わります。もう少し心も身体も休ませて、この辛い時期を乗り越えたいと思います。
プジョー308が発表されて少し経ちました。すると気になるのは308SWの新型の存在。出てましたよ、予想CG。
出典:carsscoops
違うんだよな〜感がすごいです(笑)これだと私はちょっと買えません。デザインってとっても難しいものなんですね。
308の予想CGは結構巷に溢れてたけど、やっぱり本物が良いものです。ハッチバックは凝縮感が溢れていてカッコいい。この格好良さを、うまくワゴンに反映させることができるのか?
プジョーの腕の見せ所ですね!
そうそう、セレナーデ、でしたね(^^;)
私が大好きだったボルボV50。全幅1770と、今と比べればコンパクトなボディなのに、さらにショルダーを強調するデザインだったから、乗るスペースはカローラクラス。でも、この分厚いサイドが好きでした。
俺は安全性が一番なんだ!走りなんて関係ないね!っていうマイウェイ。自分の考え方が誇らしかった。ボルボ生活は、そんな自己満足が幸せな車。V50は安全性にプラスしてスタイルが大好きで、私の心と身体に深く刺さるクルマでした。
娘をラゲッジに座らせて、やかんと水とコンロを用意してカップラーメンを食べさせたら、手を滑らせてバンパーにこぼされた。振り返って笑える想い出を作ってくれたV50は、幸せを運んだワゴンでした。
そして今は、Peugeot308SW で再びワゴン生活。美しいステーションワゴンにのるということ。これがきっと、私の求めるカーライフ。
クルマって、カッコいいのも良いと思うし、私が選びがちなラテンデザイン(と勝手に命名)も美しくて良い。和製のとぼけた軽自動車も、可愛いところあると思います。レガシィB4なんて今でも好き。デザインは好みによるからどれがイチオシ!とは言いづらいけど、いい車って見た目が良い!パッと見ただけで想い出の作れる予感がする、それが良い車なんだと思います。
それでもやっぱり、シルエットは凝縮感より伸びやか感の方が良いけれどね。
ああ、そうだ。私はステーションワゴンのエクステリアに恋をして、ツールとしての魅力を愛するんだ。こんな感覚になることは、良くあります。自分にピタリと合うクルマが見つかること、これはとても幸せなことなのかもしれません。
そんな愛車と共に生きると。
クルマという道具が、他の道具と違うということが、よくわかります。好きな時に好きな場所へ行けること、それ以上に、マイカーは大きな価値を授けてくれる。
テレビがないからこそ弾む会話も、家族同士、恋人同士の距離感も、気遣いや優しさも、ひとつに凝縮してしまう不思議な空間。音楽を流して一緒に歌う、叫ぶ、同じ時間を一緒に過ごす。
同じ形のフォトフレームを通して見える、普通の景色、目の前に現れては流れていく日常も、自分達だけに用意された特別な世界のような感覚になります。その日その日で、歓喜だったり、疲れだったり、同じ景色でも心と時間とが変わるだけで、見える世界は変わっていく。
景色が、人が輝いて見えるから、過ぎゆく時間が恋しくなるから、朝日のように温かい人も、夕日のように情熱的な人も、切り取られてワンシーンになる。人生の歩みの一部になる。愛車を通して見える世界は、両足で立って見える世界と違うから面白いんだ。
たとえ心が荒んでいても、助手席に座り休む時も、リアシートが似合う歳になったとしたって、ドライブは楽しいもの。広々してフカフカな自分専用シートがあれば満足だし、パノラマガラスサンルーフを私の為につけてくれたら、きっと幸せ。子供達が、自分とは違う価値観で車を選び、乗せてくれる、そんな未来もワクワクする。車の楽しみは沢山ある。
クルマは着る物で、覗くもので、描くもので、愛でるもの。だから、いつまでも側に置いておきたい。触れていたい。艶やかなボディも、丁寧に編んだステッチも。
路面の流れを一緒に感じて、お互いの動きの癖を読みあって。心も身体も、クルマに溶け込ませて楽しむんだ。空が映るほどに磨いた君と、何万キロともわからない、果てない記憶を刻んでいこう。
・・・なんて戯言を言うブログではないのですが、ノリで最後まで突っ走ってしまいました。(笑)
セレナーデというのは、夜、恋人の家の前で奏でる落ち着いた曲、という解釈が一般的です。私の中では、恋文のような情熱なものではなく、淡々と自分の想いを語るような、そんな曲を想像しました。
時にはカーライフに感情的になるのも良いですよ。おかげで愛車を愛車として乗り続けることができるんです。別れが辛くなる時もありますが、それこそ愛車になった証です。
数多のコンセプトの渦巻く中から、人生に刻める一台を、あなたは見つけることができていますか?