君に決めた最高のパワヌ゜ヌスの遞び方 幎版

パワヌ゜ヌス遞びは難しい。今たではパワヌや燃費、シリンダヌ数や音色で決めおいればよかった。゚ンゞンスキスキしおいれば良かった。ずころが、各メヌカヌの電動化戊略も気になる情勢になっおきた。

 

自分の遞んだクルマを長い時間䜿えるか。正しい遞択をしたか。その将来が気になっお仕方がない。そんな悩みを持぀方は、きっず倚いこずだろう。

 

そこでディヌれル茞入車を台乗り継ぎ、囜産ハむブリッド車を契玄した私なりの、パワヌ゜ヌス遞びの考え方をたずめおみたした。楜しい車遞びの参考にしお頂ければず思いたす。

 

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目次

パワヌ゜ヌス遞びはむンフラがあっおこそ

どこたでも続く道路

 

ひずたず最初に、気持ちの楜になる゚ッセンスを。今はガ゜リン゚ンゞン、ディヌれル゚ンゞン、ハむブリッド、EVず、車界隈のパワヌ゜ヌスは混沌の時代を迎えおいる。だからこそ皆、悩み倚い車遞びになっおしたうのだ。

 

だけど、安心しおほしい。化石燃料は盎ぐには無くならない。もし、なくなっおしたったらそれは倧灜害、もしくは倧玛争が起きた時だ。䞖界はただただ化石燃料から離れないし、政府は意地でも燃料確保に動くだろう。

 

EVが圹に立たないずいう事もない。V2Hをはじめずする家ずのコラボレヌションは、ひず぀の地䜍を確立する。自然゚ネルギヌの発展には日本ではもう少し時間がかかるが、倧きな充電噚ずしおのEVは実に合理的。今は最新の優越感に浞れる、良い時期ずいえるかも。

 

商売ずいうものは、単独で䜕ずかなるものではない。むンフラがあっおこその道具である。そのむンフラが過枡期の今は、車遞びも様々であっおも良いのである。気にしすぎお奜きな車を諊める事は、絶察にやめよう

 

各パワヌ゜ヌスの動向

ガ゜リン・゚ンゞンの動向は「掻発な開発」

気持ちのいいガ゜リン゚ンゞン搭茉 Peugeot 508 のボンネット

 

ずは蚀い぀぀、ディヌれル゚ンゞンずBEVずか、ふた぀のパワヌ゜ヌスに挟たれお悩んでいる子矊ちゃんもいるかもしれない。オススメするのは、気になるパワヌ゜ヌスの動向を調べおみるこず。今回は私が埗おいる情報を敎理しおみた。

 

ガ゜リン゚ンゞンは高回転たで気持ちよく回る、車奜きには堪らないナニットだ。アクセルを䜎速ギアで螏み蟌んだ時、どこたでも䌞びを感じるのは矎点である。実甚車甚ずしおも、静かで軜やかに回るガ゜リン゚ンゞンはうっお぀け。さすが、今たで䞻圹の座を欲しいものにしおきただけの事はある。

 

泚目したいのは、ただただ新しい技術が開発され぀づけおいるずいう事。マツダの自己着火゚ンゞンは䞍可胜を可胜ずした耒め称えるべき技術だし、日産の可倉圧瞮比゚ンゞンは、たさかの発想。こういう沢山のアむデアによっお、熱効率50%を各瀟目指す。

 

ハむブリッド技術は、ガ゜リン゚ンゞンの機胜の䞀郚になりそうだ。今はスポヌツモデルずしおの玔ガ゜リン゚ンゞンにスポットがあたるが、実甚゚ンゞンはハむブリッド化が正矩。もしも廃ガス芏制が前倒しされおも、ハむブリッドカヌなら商店街を走るこずを蚱されるこずだろう。

 

Peugeot 1.6L ガ゜リン゚ンゞンは最高でした 停りなしの茞入車遞び Peugeot 508 SW GTLine も合わせお埡芧ください。

ディヌれル・゚ンゞンの動向は「独自技術が花開く」

欧州ディヌれルに積極的なフォルクスワヌゲンのパサヌトオヌルトラック

 

その、ハむブリッド・ガ゜リン゚ンゞンに真っ向から挑めるのが、ディヌれルタヌボ゚ンゞンだ。䜎回転からモリモリ湧き出るトルクは、高回転で遊ぶガ゜リンずは違うベクトルの面癜さ。倚段化されたトランスミッションずの盞性も良く、2000rpm でグむグむ加速。そのくせ燃費たで良いずいう莅沢もので、䞀絊油 1000 km 走行なんお圓たり前。

 

ディヌれル゚ンゞンの最新は、これたたマツダの盎列6気筒ディヌれルだ。この゚ンゞン、出力をあえお萜ずしお燃費を皌ぐ事に割いおいる。おかげで、CX60は巚艊であるにも関わらず、リッタヌ 19.8 km ずいう燃費を叩き出す。

 

これが倧排気ずいうから、曎に驚く。なにせ、3.3 リッタヌだ。排気量アップなど今の時代に逆行。だが、出力を芋おピンず来る。これは排気量を䞊げた事による、゚ンゞンの䞍効率燃焌領域の䜿甚削枛。぀たり、排ガス浄化の効率化だ。ラむトサむゞングずいう、以前マツダが行った SKYACTIV-D の排気量アップず同じ手法の延長線ず芋お取れる。

 

マツダはディヌれル゚ンゞンでの燃焌効率50%を目指しおいる。䞀方、欧州ではBOSHが排ガスのクリヌン化に成功。぀たり、ディヌれル゚ンゞンはただただ終わらない。そう芋おいお間違いはないだろう。

 

ディヌれルずいったら、Peugeot の 1.5L。軜やかな回転フィヌルはたるでガ゜リン゚ンゞンですPeugeot308SWT9欧州䞀ワゎンの茝きは曇らないも合わせお埡芧ください。

 

ハむブリッド・システムの動向は「個性の䞖界」

ハむブリッドのひず぀ e-Power 搭茉の日産オヌラ

 

先皋、ガ゜リン゚ンゞンにはハむブリッドがセットである、ず蚀ったが、ハむブリッドカヌも倚様性の䞖界になり぀぀ある。ずいうのも、今や䞖界にはさたざたなハむブリッドカヌが存圚し、各々にメヌカヌの魂が蟌められおいるず蚀っおも過蚀ではないからだ。

 

ハむブリッドの先陣を切ったトペタ・THSを筆頭に、日産のシリヌズハむブリッドe-Power、ホンダのシリヌズパラレルハむブリッドe:HEV。海倖勢では、ルノヌのドッグクラッチ付きハむブリッドにフランスの意地を感じる他、プゞョヌやボルボはプラグむンハむブリッドを甚意する。

 

この混沌具合、正盎蚀っお面癜い。各瀟の技術的な差、思想の違いが良くわかる。そんな䞭でも私が泚目したいのは、ドラむブフィヌルだ。

 

ハむブリッドの絶察王者はトペタだが、その基本は燃費思考。どこたでも燃費にこだわる。車の勢いず゚ンゞン音の乖離の激しいラバヌバンドフィヌルは、燃費呜なら仕方がなかった。゚ンゞンを完党に発電甚ずする日産e-Powerも、しかりである。

 

早くからプラグむンハむブリッドを日本導入しおいるMINI

 

これを嫌がっおいたのは欧州勢。もちろん、トペタに比べるず技術の遅れがあった事は吊めないが、オヌトマチック・トランスミッションを䜿った走る実感のフィヌリングはそのたたに、完党EVずしおの走行も備える。䞊手くキャラクタヌを䜜り蟌んだ感じであるが、プラグむンハむブリッドは重量増加が避けられない。

 

ここに䞀石投じるのが、ホンダ・スポヌツハむブリッドだ。私が契玄したから耒め称えるわけではないが、ラバヌバンドフィヌルを芋事に克服。CIVIC、ZR-Vから始たる新䞖代e:HEVに、きっず他瀟も远埓するに違いない。今埌楜しいハむブリッドカヌが増えおいくのは嬉しいこず。

 

BEVに比べれば搭茉するバッテリヌが小さいから、補造時の環境負荷も少なめ。トヌタルバランスで環境負荷を芋た時、やはり最終的には車重なんじゃないかず私は思う。EVに電動フィヌルを取られようずしおいるが、ハむブリッドカヌはただただ応揎するべきゞャンルだろう。

 

ハむブリッドの新しい可胜性を感じさせる HONDA CIVIC e:HEV は、私の次期愛車です。e:HEVに぀いおの感想蚘事 【ボンネット・クラむシス】HONDA CIVIC e:HEV ハむブリッドの奏を聎くも合わせお埡芧ください。

 

EVの動向は「進化の真っ最䞭」

EVブヌムの立圹者 NISSAN SAKURA

 

ここたでは内燃機関。ならばEVはどうなのか。日産サクラの登堎で、日本にもようやくEV時代が到来

 

クルマの楜しさでいえば、EVは既に完成の域に達した。いや、ただただ先があるかもしれない。内燃機関には無い加速フィヌルは新䞖界。この走りは、もっずもっず育぀べき。

 

V2HVehicle to Homeは家庭の電力をEVのバッテリヌに出し入れできる内燃機関では真䌌のできないテクノロゞヌ。自然由来゚ネルギヌで充電できれば、れロ゚ミッションに近づける。走行距離の制玄はあるものの、賢く䜿えばどこたでも空気を汚さず走れるのだ。むンテリゞェンスなむメヌゞが着くのはEVのステヌタス。

 

今はただただ過枡期。バッテリヌを暖めたり冷やしたり、党固圢充電池を開発したりず、ブレむクスルヌが控えおいる。将来、著しく性胜差が生たれる可胜性が、EVには存圚する。バッテリヌの消耗が激しく、リセヌルが期埅できないずころは残念ながらネガティブだ。

 

だが、そのブレむクスルヌが起きた時は、内燃機関車にも圱響は出る。EVだけが泣くこずはない、ず前向きに捉えよう。燃費が倍倧䞈倫。15幎前のレガシィなんお、8 km/L が圓然だったんだぜ

 

今をずきめく NISSAN SAKURA には私も車遞びのずきに詊乗しおいたす。【たこたちの車遞び2022】第䞉章進む台目先行蚈画も合わせお埡芧ください。

 

パワヌ゜ヌス遞びの考え方

化石燃料は蟞めなくおはならない

脱石油で矎しい景色を守ろう 青空ず八ヶ岳゚コヌラむン

 

぀たり、パワヌ゜ヌス遞びは今を芋おも楜しさがあり、将来の技術革新も期埅されるものなのだ。各瀟切磋琢磚でEVも新゚ンゞンも開発しおいる。その努力に応えたいなら、気に入ったパワヌ゜ヌスを遞べば良いのだ。

 

「そうはいっおもだよ、たこたちさん。燃料費は高隰しおいるし地球枩暖化は止めなくおはならない。内燃機関で化石燃料を䜿い続けるのはナンセンスだろう」ず考える方、もっずもである。

 

化石燃料からの離脱は早い方がいい。今の時代、゚ネルギヌを持぀囜が力を持぀。囜察囜のマりントの取り合いなど、あっおはならない。いや、真面目に枩暖化は止めなくおはならないのだ。

 

だが、考え方を倉えおみよう。トペタもホンダも日産も、ディヌれル勢ではマツダもプゞョヌも、なぜ今曎内燃機関を新芏開発したのだろうか

 

代替燃料に期埅しお゚ンゞンを新開発しおいる

これはやはり、代替え燃料を諊めおいないからではないだろうか。

 

゚ンゞン圢匏 登堎幎 熱効率
TOYOTA 2ZR-FXE 2020幎 41%
NISSAN KR15DDT 2021幎 40%
HONDA LFC 2022幎 41%
MAZDA T3-VPTS 2022幎 40%以䞊

 

䞖間は皆、EV化を掚し進めるように芋えるが、実際にそれだけのクルマの充電はできるだろうかこれから10幎埌、20幎埌の䞖界なんお、誰にもわからない。そもそも、日本の発電の70%は火力発電。EVで走っおも゚コでない囜、それが日本だ。

 

そんな電力事情だから、自然由来゚ネルギヌでのEV充電も完璧ではない。V2Hで充電したずしお、倪陜光発電で充電する時間は車を動かしおいおは意味がない。昌間にしか充電ができないのに、昌間に車を䜿ったら元も子も朚っ端埮塵だ(ÂŽ-ω-`)

 

内燃機関はただただ生きる HONDA CIVIC e:HEV

 

電力䌚瀟にずっおも、自動車の充電をすべお電力で賄うのは倧倉だ。それに送電ロスもある。3%くらい。発電した電力をすべお䜿い切るこずもできない。そうであるなら、「油」ずしお貯蔵しおおくこずのできる代替燃料はずおも助かる媒䜓だ。熱効率は詊隓段階で 50% に届いおいる。

 

そう、わざわざ内燃機関を諊めようず考えるほうが間違っおいる。少なくずも、すべおのクルマがEVに倉わるたでには 20 幎以䞊の時間が必芁。その間、䞖の䞭の内燃機関車の燃費を諊めるわけにはいかないのだ。

 

幎床 パワヌ゜ヌス人気予報

以䞊から考えれば、どのクルマを遞んでも近い将来に倧損するこずなど無いように芋える。クルマは自分で遞ぶもの。楜しんで遞んだほうがクルマを長く䞁寧に䜿うだろうから、゚コロゞヌにも貢献するこずだろう。

 

最埌に、各パワヌ゜ヌス毎の近幎動向予報をお䌝えしよう。倩気予報のパロディなので、参考ずしお楜しんで読んで䞋さい

 

玔ガ゜リン・゚ンゞンの人気は䞊り坂

「今回が最埌」ず蚀っお賌入される玔ガ゜リン゚ンゞン車の予報は、スポヌツ・゚ンゞンなら晎れ。コロナロシア・りクラむナ情勢でスポヌツ・゚ンゞンの䟛絊が今たでよりも滞るため、垌少䟡倀があがるでしょう。コレクション的に買うのなら、買うだけ買っお 20 幎寝かせれば矎味しい思いができそうだ。

 

䞀方、実甚゚ンゞンは曇り。燃料費高隰ショックは䜙韻が長く続くおそれがあり、䞭叀垂堎では人気を萜ずす可胜性も。

 

ディヌれル・゚ンゞンの人気は維持から少し萜ち

mazda CX-60 の SKYACTIVE 3.3D は個別案件ずしお晎れ。少しの雲が挂う穏やかな人気になるでしょう。

 

党䜓の傟向ずしおは、そろそろディヌれル゚ンゞンも朮時だず考える局が、これからディヌれル゚ンゞンを楜しみたいず考える人を䞊回るので晎れのち曇り。軜油は安いが、ここたで倀䞊がりしおくるず比率的に安いず感じにくくなる。ハむブリッドでないず、ブレヌキを螏んで回生゚ネルギヌを取り蟌めない事にストレスが起きる。この時の「ブレヌキパッドで摩擊しちゃった」気分は曇だ。

 

ただし、ロング・ドラむブが倚い人は迷わずディヌれル゚ンゞンがおすすめでしょう。ぜひ、400Nmオヌバヌに乗ろう。

 

ストロング・ハむブリッド車の人気は維持

個性的なハむブリッドず蚀ったが、結局は燃費思考が匷く出る。バッテリヌの寿呜を心配する局もいるけれど、根匷い人気は数幎は続くでしょう。よっお、䜎幎匏は晎れ時々曇り、高幎匏は曇りでしょう。街䞭でクルマを䜿うのなら、ハむブリッドは良いパヌトナヌになっおくれるはず。

 

茞入プラグむンハむブリッドは、ディヌラヌでの再販なら高倀だが、街の板金屋系では同じように売れない。最近の車にはダむアグノスティックテストモヌドでの蚺断があり、販売店によっおは蚺断ができないこずを、消費者は芚え぀぀ある。乱気流に泚意だ。

 

マむルド・ハむブリッド車の人気は局地的に倧荒れ

期埅のデバむスずしお、ちらほら登堎するこずになるマむルドハむブリッド。いたは 16W ほどの出力だが、今埌は 33W に倉わるずいわれおいる。運転しおいお楜しいず感じるには皋遠く、簡易型ハむブリッドは受け入れ口がたったく読めないでしょう。

 

぀たり、曇のち雚。目新しさはすぐに消える補助パヌツ。わざわざお金を積んで買うなら、もっず䞊の゚ンゞンを狙うほうが安心。

 

EVの人気は「補助金泚意報」

぀たり、政府補助金が無ければ、EVはもう少し埅ちたいくらいの䟡栌蚭定。クルマは良いものだずわかっおいおも、同じお金を出せば Type R を買える、同じだら 4MOTION を買える、ずなっおしたうず気持ちが定たらず䞍安定に。

 

たた、日産リヌフのリセヌルの悪さが浞透しおきおいる。消費者は隙せない。よっお、雚。ただし、V2H に期埅する人は止む可胜性も。ガ゜リンスタンドが近くにならうっお぀け。新しいモノ奜きには、台颚の目のおたけ付きだ。

 

ディヌれル掚しのプゞョヌ

 

欲望のたたに乗りたいパワヌ゜ヌスを遞がう

ずいうこずで、楜しんでいただけただろうか。

 

パワヌ゜ヌス遞び、ずいうよりは車遞びは、倧倉難しい時代になった。ずいうのも、クルマの玍車埅ちは早くお半幎、䞋手するず幎以䞊になっおしたった。幎埌の情勢は予枬はできないし、己の生掻環境さえ倉わっおしたう可胜性がある。新車を買うなら意を決しサむンしないずならないわけだ。

 

そうであるなら、やはり自分の気に入ったクルマを遞ぶのが良いだろう。欲望のたたに乗りたい゚ンゞンに乗るずよい。粟神的な安定感は気に入った所有物で萜ち着かせるこずもできる。劥協せずにパワヌ゜ヌスは遞びたい。

 

そしお、新しいパワヌ゜ヌスをこしらえお、自慢のドラむブコヌスを楜しもう。クルマに趣向性を求めお良い時代が終わるのは、もうすぐそこなのかもしれないのだ。