Peugeot 308SW 山道・峠道でのドライブフィール

先日、高速道路のドライブめちゃめちゃ良いぞ!と褒めちぎりましたプジョー308SWですが、実は山道も体験してきました。神奈川県は箱根。富士山に近い、神奈川県自慢の温泉地帯。

 

鼻先が軽い、ボディが軽い、シートが良いと三拍子そろっている1.5Lディーゼルエンジン仕様の308SW。期待して有料道路 箱根スカイラインに臨みます。

 

正直に言います。先の三拍子、必ずしも山道の爽快さに直結するわけではないことがわかりました(^^;)

Peugeot 308SW 1.5L BlueHDi TECH PACK EDITIONで峠道にトライ。個人の主観たっぷりの記事です。ご注意ください。

 

プジョー308SWで芦ノ湖スカイラインへ

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Peugeot 308SW 山道でのドライブフィール

曲がりたくない 荒れた山岳道路

乙女峠から箱根スカイラインまでの道(県道401号)は、峠道。Rのキツイ急カーブが何度も迫り、ぐらりぐらりと車体が傾く。

 

ノーズの短い308SWは小径ステアリングの雰囲気どおり、(コーナーの)中ヘ中へと頭を入れる。身体にGがかかっても、デップレザーとアルカンターラでオシャレに着飾ったスポーツシートがサポートする。攻め込んでも苦ではないぞ。

 

しかし、どうしてもステアリングが重く感じる。曲げた分だけ曲がらない、小回りが効かない感たっぷりだ。

 

大人サイズの子供も乗せて、4人で走る峠道。そこにノーマルサスペンションに、205 55R16 タイヤとくれば、バウンドとコーナーの続く峠道はやはり辛い。すっごく良かったよ!って言ったら、嘘つきになってしまいます(笑)

 

ステアリングに対する反応は、タイヤをグニっとヒネる感触。ワンテンポ遅いと感じるのは、街なかでの俊敏さ峠道では現れない証拠。もしくは、期待していたほど反応しないことも手伝うか。トーションビームのリアサスペンションも、パノラミックサンルーフもクルマの揺れを助長した。

 

セリカスーパーストラットが懐かしい・・・そういう車があるのだから、山道の辛い車があるのは仕方がないのだ。プジョーで山道攻めるなら、208や308がお似合いだね。

プジョー308SWで芦ノ湖スカイラインへ

 

速度を上げるとカーブも気持ちいい

しかし、箱根スカイラインに入ってしまえば、ご機嫌ドライブ再熱だ。

 

ハイペースで進む程よいカーブは、チーター脚でステップを踏む。ナチュラルに姿勢を維持し、カーブの外側にはみ出そうとは全くしない安心感。

 

登りから下りに変わる左カーブが迫ったとして。

 

グリップの余裕を感じ、右前タイヤに意識を集めながらカーブに入る。フワッと浮き気味になる車体。悪い路面に「ぽん!ぽん!」と跳ねるような仕草を見せつつ、掴んだ道を離さない。

 

アンダーステア?それ美味しいの?

 

ぺろっと舌を出してみせる愛猫は、緑の中をくるりくるりと踊りゆく。楽しい!楽しい!

 

けれども、どう考えてもワゴンの308SWより、ハッチバックの308が得意なコース。今だけ背中のラゲッジを切り離したい!カーブを路面電車のように進む308SWとくらべれば、コーナー姿勢のもっと良いであろう308は、車線の中を最大限に生かした走りが楽しめるはず。

 

スポーツモデルが308GTiにしか無いわけである。納得だわ。

 

バカンスを楽しむ車 308SW

パノラミックサンルーフやで頭上を横切る木々を見ながら、明るい車内を楽しみながら、適度に飛ばして自然の中をツーリング。好きなところで停車して、ラゲッジから取り出すチェアをつかってその場の空気とひとつになる。

 

わざわざ家から遠いところを選び、ロングドライブを楽しんで、地元には無い雰囲気と戯れる。これが Peugeot 308SW の基本的な使い方。フランスのサマーバケーション用ワゴンは、日本でも休暇を楽しむクルマなんだ。

 

一人で乗って峠を攻めれば、また違った感想を抱くに違いないが、ファミリーで荷物満載でバカンスを楽しむ車だから、ちょっと悔しいけれどゆったりペースで走って行こう。

 

多少カーブがきつくても、それがワゴンの308SW。当たり前だと受け入れちゃおう。クルマでの遊び方は峠攻めだけではないからね!

 

プジョー308SW 乙女峠

 

プジョー308SW 乙女峠

 

プジョー308SW 乙女峠

快速ワゴン「GT」なら、もっと峠道を楽しめるのかなあ?なんて思いながら、ラゲッジスペースに横になって大自然に脚を晒す。こんなことできるの、やっぱりワゴンだけ。

 

撮影場所


神奈川県 箱根スカイライン(1枚目/2枚目)

神奈川県 乙女峠駐車場(3枚目〜5枚目)