私まこまちの所有したボルボV50・V40は、ボルボ生活合計13年間を大きなトラブルなく過ごしました。
これはディーラーにメンテナンスを任せていたおかげもあるし、丁寧に運転した自分のおかげでもある、と思います。
ただし!マイナートラブルもあったんだよ!( ´Д`)
9年間を我が家の愛車として働き続けてくれた、ボルボV50。そして3年ちょいのお付き合いだったV40。中古でこれから購入される方の為にも、ボルボが気になっているあなたへも、我が家で起きたマイナートラブルをご紹介。
※ この記事は、2018年にaboutVOLVOで公開していた記事の、再録・再編集版です。いただきましたコメントは移植できず申し訳ございません。
ボルボでおきたマイナートラブル
ラジオが鳴らない
ナビゲーションのついていなかった我が家のV50。渋滞情報を知るにはラジオが中心。最近はiPhoneなどのスマートフォンで簡単に調べるけれど、13年前にそんなハイテクは存在せず。
いつもはCDを鳴らして、時々ラジオを鳴らす、を繰り返していました。つまり、高速道路に乗って遠出をする時意外、ラジオを聴くことはなかったわけです。
そのラジオ、気づいたときには故障していて、CDやAUXは鳴るのに、完全にラジオだけ鳴らなくなった。このトラブルは新車購入2年目であった為、オーディオユニットの全交換を無料で実施いただきました。
iPhoneばかり聴いていて、ヘソを曲げたのかもね? その後手放すまでの 8 年間、オーディオの故障は特にありませんでした。
エンジンがかからない
ボルボ車は万が一衝突した場合を考え、車のキーはセンターコンソールの上についています。ここにキーを指すと、ハンドル周りのロックが解除され、エンジンの始動に備えます。(カシャっと音がなります。)
その日も「カシャ」っていう音を聞いた後、エンジンをかけようとキーを回すと‥かからない(。・_・。)
何度も試してもダメで、イモビライザーの故障かと思い一度車を降りて、鍵をしめて、もう一度開けてエンジンをかける。
・・・かかりません。
正直焦りました。当時はマンションの機械式立体駐車場を使っていて、順番にクルマの出し入れをしていたから。人が来たらどかないといけない。しかも、一度持ち上げたパレットを降ろさなければなりません。
直し方の正解は、鍵を抜いて5分ほど待つ、でした。
ディーラーに相談。
「キーを挿してすぐに回すと、このようになる事があるんです。」いやいや、キーをさしたら、普通すぐにキーを回すでしょ・・・この頃、ボルボディーラーの対応は最悪だった気がしなくもない・・・
しかし、確かにこの不具合の発生するタイミングは、キーを挿してすぐに回した時だけ。気をつけていれば問題ないけれど、結局何度もこのトラブルに悩まされました。基本的にクルマの中で仏像状態に陥るんだから。
そして、抜本的な解決はされず、V50は手放されました。(VOLVO V40 では発生しませんでした!)
ダッシュボード付近からのビビリ音
ダッシュボードの上、左、右から、ビビリ音が発生。季節によってなったり、鳴らなかったりしていました。何度か点検で言いましたが、改善されず。VOLVO V50 も VOLVO V40 も、基本的にビビリ音が発生します。
一応プレミアムカー、なんでしょ?と思うくらい、ボルボ車はビビリ音が発生します。プジョーよりも鳴る。間違いないです。ビビリ音は発生すると思って購入しましょう。改善しません(笑)
そもそも、冷涼なスウェーデンと湿気たっぷりの日本、部品の伸縮に関わる環境負荷が違いすぎんですよ・・・フォローするとすれば、ビビリ音を超える満足感が、ボルボにはあります。
パンク
釘を踏んで、パンクしたことがあります。
空気が抜けてきていると思い、ディーラーに行ったら、釘が刺さっていました。誰かの呪いか?
いやいや、会社のクルマでも4本くらい踏んでいる。いつもの事なのですよ。誰かの呪いか?(笑)
完全に空気が抜ける前でしたので、そのまま修理していただきました。
点検に出した後に まっすぐ走らなくなった
VOLVO V50 を点検に出した後に、まっすぐ走らない状態で帰ってきました。
ディーラーに聞いてみると、道路は多少斜めになっているから、まっすぐは走らないと言いう。そうじゃないでしょ!ハンドルを90度回してやっとまっすぐ走るんだぞ!と報告。
営業の方が来て、もう一度点検する、と持って行った。点検後に納車するとき、わかるでしょ?と聞いたら、サービスが運転していて解らなかったと。えぇー見ればわかるじゃん、90度にハンドル傾けないと走らなかったでしょ。
その後、東京の工場で修理をする、となり、2週間ほどかかって帰ってきました。安全性に命がけなボルボらしからぬ対応だったなぁー(世界一安全なファミリーカーがファミリーを捨てる時も合わせてお読みください。)
思えば、いまから V50 時代のボルボディーラーの営業担当さんは、毎年のように変わっておつきあいが大変でしたね。
エンジンチェックマークが点灯
何がおきているのか解らず、とりあえず止めて様子を見るが正常な様子。
ボルボディーラーへ電話すると、「本日クルマを持ってきてください。」これはピンチ。入院確定なのか?
と思いきや、センサーの清掃で治りましたって言うじゃない。どうしたの?と聞いてみれば、どうやらアジア圏で頻発しているディーゼル特有のトラブルのようで、O2センサーが異常動作をしてしまうとか。
そう、こいつは後日リコールになる、ボルボディーゼルの排ガス浄化ができなくなるという問題の影響でした。
もちろん、しっかり対応いただいたので文句はありませんが、リコールの届け出、随分時間がかかった印象だったねぇ。
小さな事でもディーラーに相談しよう
これらトラブルに対して、すべてディーラーで対応いただきましたが大きな出費もなく、無事故で車を引き渡すことができました。
中古でボルボ車を購入される予定の方もいらっしゃると思いますが、価格だけでなく、購入元が安心できるところかどうか、よく確認されるといいと思います。
我が家の近くで、V70専門店というのがあったけれども、廃業してしまったし。あそこで購入した車は、誰が面倒みてくれるのかな?
また、VOLVO V40はリコールとビビリ音意外、マイナートラブルは無し。あきらかに品質は良くなっていると考えられます。安心してボルボ買ってね(*^^*)
トラブルはゼロでは無いけれど、平穏に暮らせる。これがボルボでございます。
あとがき
夏休み期間をつかって、過去記事の移植を開始。約50記事をチョイスしたんだけど・・・about VOLVO をスタートして初期の頃の記事は流石に文章が幼くて恥ずかしい。加筆と写真の更新をして、monogress で公開します。
さて、2023年現在、プジョーからホンダに乗り換えた私としては、ボルボとプジョーどちらがトラブルが多いかと言われても、どちらも程々という答えしかでない。トヨタ車のように生涯ノートラブルとはならないのが輸入車ライフ。でも、それでもいいじゃない?致命的に動かなくなるわけではないんだし。
でも、昔のボルボとかジャガーとか、走行中にエンジンが停止するという事があったらしい。それに比べれば今は品質が高いです。
なにせ、中身は日本のパーツも多く使われているんだから。不安がってたら楽しいクルマに乗れなくなっちゃうよ!